🗨️「給湯器が壊れました。窓の断熱リフォームも考えています。今から使える補助金はありますか?」
あります。エコキュートなど給湯器の交換は1台最大14万円(給湯省エネ2026事業)、内窓設置・窓交換は最大100万円/戸(先進的窓リノベ2026事業)です。ただし給湯器の補助は予算の36%まで埋まっているのに対し、窓の補助はまだ17%。今からなら、窓の方が枠に余裕があります。
[税制・補助金] この記事の要点
経済産業省の給湯省エネ2026事業(エコキュート等の高効率給湯器に1台最大14万円を補助)は、2026年8月10日午前0時時点で予算執行率36%、既存給湯器の撤去加算は18%。環境省の先進的窓リノベ2026事業(内窓設置・窓交換で最大100万円/戸)は17%。国土交通省のみらいエコ住宅2026事業(新築)はGX志向型住宅(予算750億円)が48%、長期優良住宅・ZEH水準住宅(予算1,450億円)が22%、リフォーム枠が3%。いずれも予算の上限に達し次第、交付申請の受付を終了し、執行率は毎日午前中に更新される。
2026年8月10日 発表
- 給湯器が故障した、または買い替えを検討している人
- 窓の断熱・結露に悩んでいて、内窓設置や窓交換を考えている人
- 新築を検討していて、どの補助金が使えるか迷っている人
- リフォーム会社・工務店・不動産仲介など、施主に補助金を案内する実務者
この記事でわかること
- 3つの住宅省エネ補助金のうち、今いちばん枠が残っているのはどれか
- 給湯器・窓・新築でもらえる補助額の目安
- 同じ制度の中でも本体と撤去加算で執行率が違う理由
先に結論
- いちばん枠が残っているのは窓の補助金(先進的窓リノベ2026事業、執行率17%)
- 給湯器の補助(給湯省エネ2026事業)は執行率36%、既存機の撤去加算は18%
- 新築はGX志向型住宅が48%消化、長期優良・ZEH水準住宅は22%、リフォーム枠は3%
- 3制度とも予算の上限に達し次第、受付を終了する。数字は毎日午前中に更新される
給湯器・窓・新築、どれが一番枠が残っているか
今から申請するなら、どの補助金がまだ間に合うのか。答えは制度によって大きく違います。給湯器・窓・新築という3つの住宅省エネ補助金を、2026年8月10日午前0時時点の予算執行率で並べました。
| 制度(所管) | 対象 | 補助の上限 | 執行率(8/10時点) |
|---|---|---|---|
| 給湯省エネ2026事業(経産省) | エコキュート等の設置 | 1台最大14万円+撤去加算 | 36%(撤去加算18%) |
| 先進的窓リノベ2026事業(環境省) | 内窓設置・窓交換 | 最大100万円/戸 | 17% |
| みらいエコ住宅2026・GX志向型住宅(国交省) | 新築(予算750億円) | 住宅ごとに算定 | 48% |
| みらいエコ住宅2026・長期優良/ZEH水準(国交省) | 新築(予算1,450億円) | 住宅ごとに算定 | 22% |
| みらいエコ住宅2026・リフォーム枠(国交省) | リフォーム工事 | 工事内容ごとに算定 | 3% |
3制度の中でいちばん枠が残っているのは、窓の補助金です。同じ「住宅省エネ」でも、給湯器は36%、新築のGX志向型住宅は48%まで埋まっているのに対し、窓リノベはまだ17%です。
給湯器が壊れたなら|給湯省エネ2026事業(1台最大14万円)
エコキュートなど高効率給湯器へ交換すると、1台につき最大14万円が補助されます。故障してすぐ交換したい人にとっては、いちばん急ぎで確認したい制度です。8月10日午前0時時点の執行率は36%で、3制度の中では2番目に埋まっています。
見落としやすいのが、既存の給湯器を撤去して交換する場合に上乗せされる撤去加算です。本体の補助が36%まで進んでいるのに対し、撤去加算はまだ18%しか埋まっていません。撤去加算の対象になるかどうかは工事の見積り時点で登録事業者に確認しておくと、あとから「加算分は対象外だった」と気づく事態を避けられます。
窓の断熱をどうにかしたいなら|先進的窓リノベ2026事業(最大100万円/戸)
内窓の設置や窓ガラスの交換で、1戸あたり最大100万円が補助されます。執行率は17%で、給湯器(36%)や新築のGX志向型住宅(48%)と比べると、まだ大きく枠が残っています。冬場の結露や夏場の暑さに悩んでいて、工事の予定をまだ決めていない人は、この制度から検討するのが合理的です。
新築で迷っているなら|みらいエコ住宅2026事業の3つの枠
新築を検討している人向けの補助金は、国土交通省のみらいエコ住宅2026事業に3つの枠があります。GX志向型住宅(予算750億円)は執行率48%、長期優良住宅・ZEH水準住宅(予算1,450億円)は22%、リフォーム枠は3%です。GX志向型住宅は3制度・5区分の中でもっとも執行率が高く、予算の半分近くまで埋まっています。
どの枠に当たるかは住宅の性能次第で、あとから選び直せるものではありません。ハウスメーカーや工務店に、自分が建てる家がどの枠の対象になるかを先に確認してください。
なぜ枠の減り方にこれだけ差が出ているのか
私はこの数字を見て、「人気の高い制度から埋まっている」と単純化しない方がいいと考えています。根拠は予算総額の違いです。GX志向型住宅の予算は750億円、長期優良・ZEH水準住宅の予算はその約1.9倍にあたる1,450億円です。同じペースで申請が積み上がっても、予算枠が小さいGX志向型住宅の方が執行率の数字としては高く出ます。48%という数字だけを見て「新築の補助金はもうすぐ終わる」と決めつけず、自分が検討している住宅がどちらの枠に当たるのかを先に確認したほうが安全です。
生活・仕事にどう効くか
- 給湯器:給湯省エネ2026事業はエコキュート等への交換で1台最大14万円。8月10日時点の執行率は36%。既存機の撤去加算は18%と本体より進み方が遅く、対象になるかは工事前に登録事業者へ確認する必要がある。
- 窓:先進的窓リノベ2026事業は内窓設置・窓交換で最大100万円/戸。執行率17%で、3制度の中でいちばん枠が残っている。
- 新築:みらいエコ住宅2026事業のGX志向型住宅(予算750億円)は48%消化、長期優良・ZEH水準住宅(予算1,450億円)は22%消化。どちらの枠に当たるかで、締切までの余裕が大きく変わる。
- リフォーム:みらいエコ住宅2026事業のリフォーム枠は執行率3%で、3制度・5区分の中でもっとも枠が残っている。
結局どうすればよいか
- 窓の断熱で悩んでいるなら、先進的窓リノベ2026事業(最大100万円/戸、執行率17%)をまず調べる。5区分の中でいちばん枠が残っている
- 給湯器が壊れた・買い替えたいなら、給湯省エネ2026事業(1台最大14万円)の対象機種と、既存機の撤去加算(執行率18%)の条件を登録事業者に確認する
- 新築を検討しているなら、GX志向型住宅(48%消化)と長期優良・ZEH水準住宅(22%消化)のどちらの枠に当たるかを先に確認する。GX志向型住宅の方が締切が近い可能性がある
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
自分の場合を調べる(無料ツール)
- 住宅ローン借入可能額シミュレーター — 年収から借入可能額と返済額の目安を出す
- 不動産相場検索 — 市区町村ごとの土地・戸建て・マンション相場を見る
- 土地相場・査定 — エリアの取引データから土地価格の目安を見る
公式出典
- 経済産業省 給湯省エネ2026事業(2026年8月10日発表)
- 環境省 先進的窓リノベ2026事業(2026年8月10日発表)
- 国土交通省 みらいエコ住宅2026事業(2026年8月10日発表)
更新履歴
- 2026年8月10日 初版を公開
※本記事は2026年8月10日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。


コメント