🗨️「「似すぎている親友がDNA検査を受けたら、実の姉妹だった」というニュースは本当?」
本当です。インドの孤児院から別々の家庭へ養子に出された43歳と44歳の2人で、10代のころ冗談で「シス」と呼び合った仲でした。2026年4月、MyHeritageのDNA検査が100%の姉妹一致を示し、8月11日にオランダで再会しています。
[話題] この記事の要点
ロイターが2026年8月12日、インドの孤児院から約40年前に別々のオランダ人家庭へ養子に出された2人の女性(43歳と44歳)が、DNA検査で実の姉妹と判明したと配信した。2人は1996年に養子の集まりで偶然出会い、冗談で「シス」と呼び合う親友だった。8月11日にオランダで再会した。
2026年8月12日 発表 (2026年8月14日 更新)
- MyHeritageなど血縁マッチング付きDNA検査に興味がある人
- 養子縁組や出自さがしのニュースを追っている人
- 「そっくり」と言われる友人・知人がいる人
この記事でわかること
- 10代で偶然出会い「シス」と呼び合った2人が、実の姉妹と分かるまでの経緯(1996年→2026年)
- 判明のきっかけが、ソファで受け取ったスマホの通知1本だったこと
- ロイター配信に書かれていないこと3つと、ハワイの類似事例に付いた日本の読者の声
インドの孤児院から、40年前に別々のオランダ人家庭へ
ロイターが2026年8月12日に配信した記事の主役は2人です。オランダに住むミーナ・ヘルティンクさん(43歳)は、3人の子どもの母親。ミナル・タイセンさん(44歳)は、現在はフランスでパートナーと2人の息子と暮らしています。
2人はどちらも、生まれてまもなくインドの孤児院に預けられ、約40年前にそれぞれ別のオランダ人家庭へ養子として迎えられました。育ったのは2人ともオランダです。同じ国にいながら、互いの存在を知らないまま大人になりました。
海外のニュースを日本の目線で読み直した記事では、「海外の建物は地震に弱い?コロンビアM7.4から見る日本との構造の違い」もよく読まれています。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 約40年前 | インドの孤児院から、別々のオランダ人家庭へ養子に |
| 1996年 | 養子の集まりで偶然出会う。文通で冗談めかして「シス」と呼び合う |
| その後 | 連絡が15年間途絶える(理由は配信記事に書かれていない) |
| 2026年4月 | MyHeritageのDNA検査で「姉妹」100%一致の通知が届く |
| 2026年8月11日 | オランダのス・ヘルトーヘンボスで再会 |
1996年、養子の集まりで偶然出会う。周囲が驚くほど「そっくり」だった
転機は1996年です。10代になっていた2人は、養子として育った子どもたちの集まりで偶然出会います。当時、2人はオランダ国内でおよそ130km離れて暮らしていました。
周囲の反応は「そっくり」。あまりに似ていることに驚いた2人は住所を交換し、文通を始めました。手紙の中では、冗談めかして互いを「シス(sis)」と呼んでいます。英語で姉妹に呼びかける言葉です。
その後、2人の連絡は15年間途絶えました。何があったのかを、ロイターの配信記事は説明していません。
ソファに届いた通知は「姉妹」。MyHeritageの検査結果は100%一致
2026年4月のある日、ミナルさんはソファに座っていて、スマホに届いた通知に目をとめます。画面に出ていたのは「姉妹(Sister)」の表示でした。ミナルさんは「信じられませんでした」と話しています。
2人が受けていたのは、家系図サービスMyHeritage(マイヘリテージ)のDNA検査です。ロイターによると、結果は100%の姉妹一致。1996年に冗談で始まった「シス」は、30年後に検査結果の文字になって戻ってきました。
この種の血縁マッチングの通知は、相手も同じサービスで検査を受けていて、はじめて届きます。つまり2人は、互いに知らないまま、それぞれの場所で検査を受けていたことになります。人生が変わる知らせは、ドラマチックな場面ではなく、ソファでスマホを見る日常のまん中に来ました。
8月11日、オランダで再会。「あなたを見ると、家に帰ってきたみたい」
対面は2026年8月11日、オランダの都市ス・ヘルトーヘンボスで実現しました。再会は涙と抱擁と笑いに包まれ、2人は初めて一緒に自撮りをしたとロイターは伝えています。
ミーナさんの言葉です。「何年もずっと、心に穴が空いているようでした。失くしていたパズルのピースが見つかったみたいです」。ミナルさんに向かっては、「あなたを見ると、家に帰ってきたみたいな気持ちになる」とも話しました。
ミナルさんはこう言っています。「私たちは姉妹である前に友達でした。ずっと姉妹だったのに、知らなかっただけ」。そして、30年前の冗談の呼び名を踏まえて、ひとこと。「今度は本物です」
(引用はいずれもロイター配信の英語原文を当サイトで訳したものです)
ハワイでは、60年来の友人が実の兄弟だった
似た話は、以前にも日本で読まれています。CNN.co.jpは、米ハワイで60年来の親友どうしだった男性2人が、DNA検査で実の兄弟と判明した事例を報じました。この記事にははてなブックマークが91件付いています。付いたコメントから3つ引用します(本件への反応ではなく、ハワイの事例への日本の読者の反応です)。
- 「写真見るとDNAがめっちゃ仕事してるのわかるなあ」
- 「兄弟と知っていた場合より仲良しかもしれない。」
- 「これはいい話だ。が、知らなくて良い過去に出会う人もいるのでは。」
3つめの声のとおり、血縁の検索結果は良い知らせばかりではありません。今回はまっすぐに温かい結末でしたが、検査を受ければ、想定していなかった事実が届くこともあります。
MyHeritageの検査は日本からも受けられます。実際に受けた人の体験記(note・moniさん、2023年)には「ただただ、頬の裏側から取得したDNA情報だけで、これほど正確に先祖の出身地域を当ててきたのである」という一文があります。
ところで、きょうだいの縁は「見つかる話」ばかりではありません。長く一緒に育ったきょうだいが、実家をどうするかで割れることもあります。神戸で実家を残す側が用意する現金の目安は、「実家に住み続けたいのに兄弟が売りたがる。神戸で用意する現金は1,800万円が目安」にまとめています。
ロイター配信に書かれていないこと
配信記事を各国の転載版まで読み比べても、次の3つはどこにも書かれていません。
- インドのどの都市の、どの孤児院か(2人が同じ孤児院にいたのかどうかも、断定できる書き方になっていません)
- 15年間、連絡が途絶えた理由
- どちらが先にDNA検査を受けたか(書かれているのは、通知を受け取った場面がミナルさん側だったことだけです)
逆に言えば、これらを具体的に書いている日本語のまとめを見かけたら、配信記事にない情報なので、出典を確かめる価値があります。続報が出たら、この記事の更新履歴に追記します。
生活・仕事にどう効くか
- DNA検査を受けるとき:血縁マッチングの通知は、相手側も同じサービスで検査を受けていて初めて届く。今回の「姉妹」の通知も、2人がそれぞれ検査を受けていたから成立した。
- 通知の受け止め方:ハワイの類似事例に付いた日本の読者の声には「知らなくて良い過去に出会う人もいるのでは」という視点もある。届くのは良い知らせだけとは限らない。
- ルーツ調べ:日本からMyHeritageの検査を受けた体験記では、先祖の出身地域の判定精度に驚いたとある。家系図づくりの入り口として使われている。
結局どうすればよいか
- 血縁マッチング付きの検査は、「予想外の血縁者の通知が来たらどう受け止めるか」を先に決めてから申し込む
- 検査に出すのは遺伝情報そのもの。登録前に、データの保管方法と削除の手順を利用規約で確かめる
- 家族のルーツを調べる目的なら、結果を家族と共有するかどうかも先に話しておく
公式出典
- ロイター配信「Adopted Indian women find ‘missing piece’ when DNA test reveals they are sisters」(全文転載版で確認)(2026年8月12日発表)
- Yahoo!ニュース シンガポール版(同ロイター配信)(2026年8月12日発表)
- UNILAD(フランス在住・再会場所の補強)(2026年8月13日発表)
- CNN.co.jp「60年来の友人、DNA検査で実の兄弟と判明 米ハワイ」
- はてなブックマーク(上記CNN記事のコメント欄)
- note(moniさん・MyHeritage検査の日本人体験記)(2023年5月8日発表)
更新履歴
- 2026年8月14日 初版を公開
※本記事は2026年8月14日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。


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