🗨️「四国の国道は、雨が何ミリ降ったら通行止めになるんですか」
連続雨量250ミリから300ミリです。関東の国道20号(大垂水峠)が150ミリ、兵庫の六甲山が時間30ミリで閉まるのと比べると、倍前後の高さになります。雨が多い土地なので基準も高く設定されていて、四国で「通行止めが出た」と聞いたときは、すでにかなり降ったあとだと考えてください。
[交通] この記事の要点
2026年9月15日 発表
- 国道32号で徳島から高知へ抜ける人
- 国道33号で松山と高知を往復する人
- 国道55号で徳島から室戸方面へ向かう人
関東は150ミリ、四国は250ミリから
同じ「雨で閉まる国道」でも、地域で数字がまったく違います。当サイトで今日までに見た範囲を並べると、こうなります。
| 場所 | 路線 | 規制条件 |
|---|---|---|
| 兵庫・六甲山 | 県道など | 時間雨量30mm |
| 東京・大垂水峠 | 国道20号 | 連続雨量150mm |
| 千葉・内房 | 国道127号 | 連続雨量200mm |
| 高知・大豊町 | 国道32号 | 連続雨量250mm |
| 愛媛・西条〜東温 | 国道11号 | 連続雨量300mm |
四国の基準は、関東の2倍近い。これは四国の道が丈夫だからではなく、もともと雨が多い土地なので、150ミリで閉めていたら道が使えなくなるからです。裏を返すと、四国で通行止めのニュースが流れたときは、その地域はすでに250ミリ以上の雨を受けたあとだということになります。
渋滞と通行止めで動けなくなったときに要るもの
迂回路を調べるにも、その場で待つにも、要るのはトイレと電源の2つです。車に積みっぱなしにできる小さいものだけ挙げます。
渋滞と通行止めで動けなくなったとき、いちばん先に困るのがトイレです。高速道路上ではパーキングまで降りられないので、車に積んでおくものの中では優先度が高い1つです。
渋滞中はナビと地図と渋滞情報でスマホを使い続けるので、電池は思ったより早く減ります。迂回路を調べる段になって充電が無いと、動けるのに動けません。
災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。
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いま、どこまで積まれているか
15日23時時点の記録では、四国山地を越える国道32号に雨量が積まれ始めていました。
| 区間 | 規制条件 | 15日23時の連続雨量 |
|---|---|---|
| 高知県大豊町小川〜角茂谷 | 250mm | 23mm |
| 徳島県三好市山城町〜高知県大豊町高須 | 250mm | 14mm |
| 徳島県三好市池田町白地〜山城町西宇 | 250mm、または160mmかつ時間50mm | 0mm |
250ミリまではまだ遠い数字です。ただし連続雨量は、一定時間雨がやまないかぎり戻りません。降り続けば、そのまま足されていきます。
三好市だけ条件が二段構えになっている
国道32号の徳島県三好市池田町白地〜山城町西宇の区間には、他とちがう書き方がされています。
連続雨量250mm 又は連続雨量160mmかつ時間雨量50mm 又はパトロールにより危険と思われる時
つまり250ミリに届かなくても、160ミリまで降ったところに1時間50ミリの激しい雨が重なれば、その時点で閉まります。同じ条件は国道33号の愛媛県松山市久谷町〜砥部町千足(300ミリ、または170ミリかつ時間50ミリ)にもあります。
「合計はまだ半分くらいだから大丈夫」と考えていると、短時間の強い雨で一気に条件を満たすことがある、ということです。
数字が書かれていない「パトロール判断」の区間
四国の一覧で目につくのは、理由の欄に「又はパトロールにより危険と思われる時」がほぼ全区間に付いていることです。雨量が基準に届く前でも、現地を回った職員が危ないと判断すれば閉まります。
さらに、雨量そのものが公表されていない「予防的通行規制区間」も多くあります。国道56号は5区間すべてがこの扱いで、愛媛県宇和島市高串〜吉田町立間尻、西予市宇和町信里〜大洲市北只、伊予市中山町〜大平などが並びます。国道192号の愛媛県四国中央市川滝町〜徳島県三好市池田町白地、国道11号の西条市丹原町志川〜東温市河之内も同じです。
路線ごとの主な区間
| 路線 | 主な区間 | 規制条件 |
|---|---|---|
| 国道11号 | 愛媛県西条市丹原町志川〜東温市河之内 | 300mm |
| 国道32号 | 徳島県三好市〜高知県大豊町(3区間) | 250mm |
| 国道33号 | 高知県越知町〜愛媛県久万高原町(4区間) | 250mm |
| 国道33号 | 愛媛県松山市久谷町〜砥部町千足 | 300mm |
| 国道55号 | 徳島県阿南市福井町〜美波町北河内 | 300mm |
| 国道55号 | 高知県東洋町野根〜室戸市佐喜浜町 | 250mm |
国道55号の徳島側が300ミリ、高知側が250ミリと分かれているのが目を引きます。室戸に近づくほど基準が下がる形です。
出発前に見る場所
国土交通省の道路情報提供システムは、路線ごとに区間・規制条件・いま何ミリ積まれているかを同じ画面に出します。四国山地を越えるルートは迂回路が限られるので、閉まってから考えるのではなく、出る前に数字を見ておくほうが確実です。
高松から高知へ向かうなら国道32号、松山から高知なら国道33号、徳島から室戸方面なら国道55号のページが対象になります。
生活・仕事にどう効くか
- 移動:四国山地を越える国道は迂回路が少ない。閉まると、高速道路へ回るか大きく遠回りするしかない区間が多い。
- 判断:四国の基準は250〜300ミリと高い。ニュースで通行止めが流れた時点で、その地域はすでに相当量の雨を受けている。
結局どうすればよいか
- 国土交通省の道路情報提供システムで、通る国道の連続雨量が今いくつかを見る
- 国道32号・33号を使うなら、250ミリまでどれだけ余裕があるかを出発前に確認する
- 四国山地を越える予定なら、高速道路に振り替えられる時間で家を出る
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- 国土交通省 道路情報提供システム 事前通行規制区間(国道32号・四国地方整備局)(2026年9月15日発表)
- 国土交通省 道路情報提供システム 事前通行規制区間(国道33号)(2026年9月15日発表)
- 国土交通省 道路情報提供システム 事前通行規制区間(国道55号)(2026年9月15日発表)
更新履歴
- 2026年9月15日 初版を公開。
※本記事は2026年9月15日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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