🗨️「南九州道はもう通れるようになったの?」
八代南ICから田浦ICまでは8月18日6時頃に開きました。ただし八代JCT〜八代南ICは通行止めのままで、時期の見込みも出ていません。
[交通] この記事の要点
NEXCO西日本と国土交通省九州地方整備局が2026年8月17日14時、令和8年熊本地震で通行止めが続いていたE3A南九州自動車道について、八代南IC〜田浦IC(上下線)を8月18日(火)6時00分頃に解除する見込みだと発表した。八代JCT〜八代南ICは妙見第一橋の甚大な損傷のため通行止めが続く。
2026年8月18日 発表
- 八代・日奈久・水俣方面を車で行き来する人
- 熊本方面と鹿児島方面を南九州道で通り抜ける人
- 国道3号・県道42号を生活道路にしている八代市内の人
- 八代から南へ配送・営業で走る人
この記事でわかること
- 8月18日6時に開いたのはどこからどこまでか
- 残る八代JCT〜八代南ICのう回路が、南向きと北向きで別ルートになっていること
- 降りて乗り継いだときに高速代がいくら調整されるか
8月18日6時に開いたのは、八代南ICから田浦ICまで
「南九州道は、もう全部つながったんですよね」と聞かれそうですが、そうではありません。NEXCO西日本と国土交通省九州地方整備局は2026年8月17日14時、E3A南九州自動車道の八代南IC〜田浦IC(上下線)について、8月18日(火)6時00分頃に通行止めを解除する見込みだと発表しました。このうち日奈久IC〜田浦ICは国土交通省が管理する区間です。
この区間が通れなくなったのは、令和8年熊本地震が起きた7月28日16時27分でした。緊急車両にはすでに開けられていて、日奈久IC〜田浦ICが7月30日15時、八代南IC〜日奈久ICが8月1日15時から。一般車両が通れるようになるまでには、そこからさらに2週間以上かかったことになります。
八代のまわりの道がどこまでつながったのかは、横江大橋が開いた時点で整理した記事にまとめています。う回に使われている国道3号の所要時間がどこまで戻ったかは、松橋〜八代のピークが170分から74分になった話のほうが早いです。
| 日付 | 南九州道 八代南IC〜日奈久ICで起きたこと |
|---|---|
| 7月28日 | 地震が発生。16時27分に八代JCT〜田浦ICが通行止め。同日中に変状を確認 |
| 7月31日 | 段差の修正 |
| 8月1日 | 15時から緊急車両が通行可能に(発災から4日後) |
| 8月18日 | 6時頃から一般車両が通行可能に(発災から21日後) |
| この先 | 本復旧工事 |
この表は、NEXCO西日本が発表資料に載せた復旧工程(舗装・ジョイント部)をそのまま並べたものです。日付だけ見ると順調に見えますが、いちばん下の行が残っている点はあとで触れます。
残る通行止めは八代JCT〜八代南IC。う回路は行きと帰りで別の道です
今回の解除でも、八代JCT〜八代南ICは通行止めのままです。ここには妙見第一橋があり、断層のずれで橋脚が隆起・沈下したうえ水平にも動いたため、NEXCO西日本は復旧の方法を決めるための検討委員会を設けて検討を続けています。開通の時期は今も出ていません。橋そのものの状態については妙見第一橋はいつ直るのかをまとめた記事で扱っています。
ここで見落とされやすいのが、う回路の引き方です。発表資料の別紙2にある案内図では、高速道路を使う人向けのう回路が方向ごとに別のルートになっています。
- 八代IC → 八代南IC(南へ向かうとき):県道336号 → 県道250号 → 県道42号
- 八代南IC → 八代IC(北へ向かうとき):国道3号
「行きに通った道を、そのまま戻ればいい」とは限りません。逆方向のう回路として指定されているのは別の道で、そのまま戻ると現地の看板と食い違います。往路と復路で通る川の渡り方が変わるので、ナビの案内より看板を優先したほうが確実です。
高速に乗らず一般道だけで動く人には、国道3号ではなく県道42号が案内されています。資料には「国道3号の交通量が非常に多くなっているため」と理由が書かれています。国道3号は九州道が止まっていた間の主要なう回路で、地震前の混み方には戻っていません。日奈久方面と八代方面を行き来するなら、最初から県道42号を選んだほうが早い場面があります。
降りて乗り継いだ分、高速代はいくら調整されるか
八代JCT〜八代南ICが通れないので、熊本方面と水俣方面を車で行き来する人は、いったん高速を降りて乗り継ぐことになります。この場合、NEXCO西日本は通行料金を調整すると発表しています。普通車・通常料金での例が資料に載っていました。
| 区間 | 料金 |
|---|---|
| 熊本IC → 八代IC | 1,310円 |
| 八代南IC → 日奈久IC | 210円 |
| 2つの合計(調整前) | 1,520円 |
| 調整後 | 1,350円(▲170円) |
戻るのは170円です。金額としては大きくありません。ただ、一般道を10km以上走らされたうえに料金まで通しより高くなる、という形は避けられている、という理解でよいと思います。乗り継ぎの手間そのものが消えるわけではないので、時間には余裕をみておいたほうが安心です。
もうひとつ、あまり案内されていない点があります。八代南ICは本来ETC専用のICですが、通行止めに伴って高速から出る・入る場合は、ETCを積んでいない車もサポートレーンで利用できます。「ETCがないから八代南では降りられない」と思って手前まで乗ってしまうと、遠回りになります。
「開いたから、もう直った」ではありません
「開いたから、もう直った」ではありません。今回開いた区間について、発表資料は「応急復旧」と書いています。工程表のいちばん最後には本復旧工事が置かれていて、そこはまだ始まっていません。段差を直して舗装とジョイント部を通れる状態に戻した段階、ということです。
つまり、この先も工事にともなう規制が入る可能性は残ります。走るときは、段差の注意喚起や車線規制の案内に従ってください。地震から3週間で一般車両が通せるところまで来たのは早いほうですが、「元通り」とは別の話です。
八代JCT〜八代南ICについては、時期の見込みそのものが出ていません。仕事や通院で毎日この区間を使っていた人にとっては、当面う回が続く前提で予定を組む必要があります。面倒でも、走る前にその日の交通情報を見る習慣をつけておくと、現地でつまずく回数が減ります。
生活・仕事にどう効くか
- 毎日の移動:八代南IC〜田浦ICの約20分ぶんが高速に戻る一方、八代JCT〜八代南ICは一般道う回のまま。往路と復路でう回路が別に指定されている。
- 高速代:熊本IC→八代IC 1,310円と八代南IC→日奈久IC 210円の合計1,520円が、乗り継ぎの調整で1,350円になる(普通車・通常料金)。差は170円。
- 仕事:八代南ICはETC専用ICだが、通行止めの間はETC非搭載車もサポートレーンで出入りできる。社用車にETCが載っていなくても八代南で降りられる。
結局どうすればよいか
- 八代IC⇔八代南ICをう回するときは、南向き(県道336号→県道250号→県道42号)と北向き(国道3号)でルートが違うので、現地の看板に従う
- 一般道だけで日奈久方面と八代方面を行き来するなら、国道3号ではなく県道42号を先に検討する
- 熊本方面と水俣方面を乗り継ぐなら、料金調整の対象になるかを走る前に確認する(八代南ICはETCがなくてもサポートレーンで利用可)
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
- 「九州道が開いたから、もう終わり」ではありません。横江大橋が8月17日7時に開いても、八代から南は2つ残ります
- 南九州道「妙見第一橋」はいつ直る?松橋-えびの間は8月後半再開でも、こちらは開通時期未定です
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公式出典
- NEXCO西日本「令和8年熊本地震による通行止め及び通行止め解除見込み区間等について(第18報)」(2026年8月17日発表)
- 国土交通省九州地方整備局・NEXCO西日本「令和8年熊本地震による通行止め及び通行止め解除見込み区間等について」(別紙2 う回路のご案内・復旧工程を含む)(2026年8月17日発表)
- NEXCO西日本「南九州自動車道妙見第一橋復旧に関する検討委員会」(2026年8月7日発表)
更新履歴
- 2026年8月18日 初版を公開
※本記事は2026年8月18日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。


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