🗨️「善福寺川(ぜんぷくじがわ)に氾濫の警報が出ていると聞いたけど、いまどうなっているの?」
レベル4氾濫危険警報が続いています。対象は杉並区と中野区。発表時点の松見橋(まつみばし)はすでに氾濫危険水位を超えていて、堤防から水があふれる高さまではあと1.31メートルでした。気象庁が住民に求めているのは避難所へ歩くことではなく、建物の二階へ移ることと、地下に水が入るのを警戒することです。
[災害] この記事の要点
2026年9月21日 発表
- 杉並区・中野区で善福寺川の近くに住んでいる人
- 半地下の部屋・地下駐車場・地下の店舗を使っている人
- これから杉並区・中野区で家を探す人
発表は20日夜、21日朝もまだ続いている
まず時間の並びだけ先に置きます。この警報は一晩をまたいで生きています。
| 時刻 | 出たもの |
|---|---|
| 20日 21時50分 | 善福寺川レベル4氾濫危険警報(第1号)を発表 |
| 21日 5時55分 | 東京都気象警報・注意報の見出しに「善福寺川では、河川の氾濫に厳重に警戒してください」が残る |
指定河川洪水予報は、川ごとに東京都と気象庁が連名で出すものです。見出しは「善福寺川 今後氾濫するおそれ」。番号が第1号なので、この台風でこの川に警報が出たのはこれが最初でした。そこから8時間たっても解除されていません。
住まいのリスクに対する備え
土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
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氾濫発生水位まで、あと1.31メートル
洪水予報の本文には、2つの水位観測所の実況と予測が数字で書かれています。発表時点(20日21時35分の実況、22時30分までの予測最大値)の中身です。
| 観測所 | 場所 | 氾濫危険水位に達したか | 氾濫発生水位まで |
|---|---|---|---|
| 松見橋(まつみばし) | 杉並区 | 達した | あと1.31メートル |
| 白山前橋(はくさんまえばし) | 杉並区 | まだ達していない | あと1.64メートル |
水位そのものの数値は観測所ごとに基準の高さが違うので、並べても意味が伝わりません。ここに載せたのは気象庁が本文に書いている「氾濫発生水位まであと何メートル」のほうです。これは基準の高さに関係なく比べられます。
氾濫発生水位というのは、堤防から水があふれるか、あふれ始めていると見なす高さです。松見橋の1.31メートルは、その手前にまだ余裕があることを意味しますが、すでに氾濫危険水位(避難指示の目安)は越えています。
気象庁が書いているのは「二階へ」と「地下に注意」
この洪水予報には、住民向けの文章がそのまま入っています。要約せずに引きます。
【警戒レベル4相当】これは、避難指示の発令の目安です。
流域の住民は、建物の二階に避難するなど浸水に警戒してください。
特に、地下施設は水が流れ込むおそれがありますので、十分警戒してください。
「建物の二階に避難する」と書いてあるところが大事だと思います。避難所まで歩けという話ではありません。すでに道路に水が出ている状況で外に出るほうが危ないため、屋内の上階へ移る行動が先に挙げられています。
もうひとつ名指しされているのが地下です。善福寺川の流域は住宅が密集していて、半地下の居室や地下の駐車場が珍しくありません。道路の水はいちばん低いところへ集まるので、地上がくるぶしの深さでも地下は満水になります。
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