MENU
お役立ち記事
【近日公開】AIが物件資料からSUUMO・at homeの入稿文を作成「入稿メイト」|先行登録受付中(無料)

鶴岡市 河川氾濫/赤川と内川の浸水想定

鶴岡市で川の氾濫による洪水が深く想定されているのは、内川が流れる市街地の東側です。代表点では鳥居町・朝暘町などが深さ3〜5メートルで、2階まで浸水する想定です。

2024年7月25〜26日の大雨では、県が管理する京田川・藤島川・黒瀬川で水があふれました。市は26日朝、「京田川が氾濫したため」として三和3区・4区に緊急安全確保を出しています。

先に結論

  •  代表点で深さ3m以上は11。0.5m以上の浸水が1〜3日続く町・字は21
  •  赤川の熊出観測所は、避難判断4.30mから氾濫危険4.50mまで0.20m
  •  1940年7月、赤川の三河橋から鉄道橋の間で堤防が決壊し、浸水家屋750戸(市の計画)
目次

鶴岡市で川の氾濫・洪水が危ない場所

鶴岡市の洪水浸水想定区域(想定最大規模)の深さを色で示した地図
濃い色ほど深い想定です。隣の市町村も写っています

市内306の町・字のうち、代表点が浸水の範囲に入るのは161。深さ3メートル以上は11あります。

3〜5メートルの10のうち6つは、鳥居町・朝暘町など内川沿いの市街地の町です。温海地域でも、庄内小国川沿いの2つの字が3〜5メートルに入ります。

鶴岡市の町・字を想定される浸水の深さ別に数えたグラフ
市内306の町・字の代表点で数えました
町・字 近くの川(目安) 想定の深さ(代表点) 0.5m以上が続く時間
羽黒町手向 山あいの沢 5〜10m
鳥居町・朝暘町・切添町・昭和町・道形町・日出一丁目 内川・赤川 3〜5m 1〜3日
道形・苗津 内川・赤川 3〜5m 1〜3日
大岩川 庄内小国川 3〜5m 12時間〜1日
小国 庄内小国川 3〜5m 12時間未満
i
深さと時間は、国土交通省「位置参照情報」の町・字の代表点(およその中心)1点で、重ねるハザードマップの洪水浸水想定区域(想定最大規模)を読んだ値です。国と県が川ごとに作った想定を重ねた最大値なので、どの川の想定かは分けられません。「近くの川」は地図上の位置から添えた目安です。代表点が範囲の外でも、町・字の中の低い所は範囲に入っていることがあります(ハザードマップで色がない場所の意味)。

鳥居町(想定3〜5m・1〜3日)

点は町のおよその中心です。内川の西側の、住宅が並ぶ一角にあります。

鳥居町をGoogleマップで開く ›

台風シーズンが始まる前に、家へ置いておくもの

風で割れるのは窓、家に入ってくるのは水です。この2つは、進路が決まってから買いに走っても店の棚から消えています。

和気産業 ガラスの飛散防止フィルム 46cm×185cm(WF-005)

和気産業 ガラスの飛散防止フィルム 46cm×185cm(WF-005)

窓が割れるのを防ぐ道具ではありません。割れたあとの破片を膜で押さえるものです。飛散率を約1%まで落とせるのは防災安全合わせガラスですが、そちらは発注から施工まで日数がかかって台風の前には間に合いません。今日のうちに手を動かせるのはこちらです。貼るのは室内側です。

吸水式 土のう袋(水で膨らむ・逆流防止にも使える)

吸水式 土のう袋(水で膨らむ・逆流防止にも使える)

土のうは砂を詰める前提の道具ですが、住宅街ではその砂が手に入りません。水で膨らむ型なら平たいまま棚にしまえて、玄関の段差にも、下水が逆流してくる風呂・トイレの排水口の上にも置けます。

アイリスオーヤマ 防災リュック 1人用 33点セット(防災士監修)

アイリスオーヤマ 防災リュック 1人用 33点セット(防災士監修)

一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。

※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。

鶴岡市を流れる主な川と水位の基準

赤川の中流から下流は国(酒田河川国道事務所)が管理し、国と気象台が洪水予報を出します。市内の基準観測所は熊出と羽黒橋で、羽黒橋は内川の下流も受け持ちます。

大山川は県と気象台が洪水予報を出し、内川・青竜寺川・京田川・藤島川・黒瀬川などは県が水位を知らせる川です。市街地の洪水ハザードマップ(令和2年3月発行)は、赤川・内川・青龍寺川の想定を重ねています。

「危ないのは本流の赤川」とは言い切れません。2024年7月25日、赤川の洪水予報は氾濫注意情報まででしたが、大山川の洪水予報は16時30分、面野山観測所が氾濫危険水位5.60メートルに達したと伝えました。

観測所(川) 氾濫注意水位 避難判断水位 氾濫危険水位
熊出(赤川) 3.00m 4.30m 4.50m
羽黒橋(赤川) 3.00m 4.20m 4.60m
大山(大山川) 3.10m 3.90m 4.40m
面野山(大山川) 4.80m 5.20m 5.60m
内川(内川) 2.40m 2.60m 3.00m
三和(京田川) 2.90m 3.00m 3.30m
藤島(藤島川) 3.30m 3.50m 4.20m

熊出は、避難判断水位から氾濫危険水位までが0.20メートルです。国の表(1968〜2020年)では、羽黒橋のいちばん高い水位は1969年の4.63メートルで、2020年も4.57メートルまで上がっています。

0.5m以上の浸水が続く時間

鶴岡市の浸水継続時間(想定最大規模)を色で示した地図
深さ0.5メートル以上の浸水が続く時間です

0.5メートル以上の浸水が1〜3日続く町・字は21で、深さ3〜5メートルの鳥居町・朝暘町なども入ります。3日以上続くのは、羽黒地域の1つの字だけです。

代表点が家屋倒壊等氾濫想定区域に入る町・字は、氾濫流(堤防が壊れて流れ込む水の勢い)で0、河岸侵食(川岸が削られる)で6です。河岸侵食の区域について、県は「屋内での待機(垂直避難)ではなく、避難所等への立ち退き避難(水平避難)の必要性を判断することが求められる」としています。

鶴岡市の過去の洪水

鶴岡市の過去の主な洪水の年表
市・県・国の資料から作成

1940年の洪水について、国の資料は鶴岡市史を引いて、赤川の水が内川に逆流し、市街地の東北部が浸水したと書いています。市のハザードマップも、赤川の左岸に「S15.7.12 破堤」の印を付けています。

その後、荒沢ダムや月山ダム(2002年完成)が整いましたが、市の計画は「想定外の豪雨によっては、依然として外水、内水氾濫の危険性を有している」としています。

2024年7月の大雨で、鶴岡市の住家被害は113棟(半壊9・床上浸水6・床下浸水98)。県のまとめ(2026年2月12日現在)は、川の氾濫か内水かを分けていません。

逃げるタイミングと、水位を見る場所

川の水位の段階と市の避難情報の対応を示した図
基準の水位は観測所ごとに決まっています

赤川は熊出と羽黒橋、大山川は大山と面野山の水位で動きます。市の計画は赤川の避難判断水位を「氾濫危険水位に達する2時間前(情報伝達時間+避難時間)の水位として設定」しています。

2024年7月25日は、市が20時12分に「大山川の水位が氾濫のおそれのある水位に達したため」として、辻興屋地区などに避難指示を出しました。

市のハザードマップは、想定の深さ3メートル以上の区域と家屋倒壊のおそれのある区域を「早期の立退き避難が必要な区域」としています。この区域の家は、上の階で待たずに区域の外へ移ります。

国の資料には、1987年8月の洪水の写真に「内川(鶴岡市鶴岡駅地下道)」とあります。地下の部屋や半地下の車庫について、国土交通省は「閉じている扉の向こうに水がある程度溜まると、外開き扉も内開き扉も開けることができなくなる」としています。

洪水のときの避難先は、町内会ごとに決まっています。市の指定避難所【洪水】では、鳥居町・朝暘町などの避難先は「マリカ3F」で、ハザードマップはマリカの想定最大浸水深を0.76メートルとしています。

川ごとの水位は川の防災情報(国土交通省)で10分ごとに見られます。気象庁は「レベル3大雨警報やレベル4大雨危険警報が発表された場合には、自分の今いる場所の近くの河川の危険性が高まっていないかを洪水キキクルで確認」するよう呼びかけています(洪水キキクル)。

外水氾濫と内水氾濫

外水氾濫(河川氾濫)と内水氾濫の違いを並べた図
川の水が堤防を越える・壊すのが外水、雨を流しきれずに低い所にたまるのが内水です

この記事の洪水浸水想定区域は、川からあふれる外水氾濫の地図で、内水氾濫は含みません。道路の冠水の場所は「鶴岡市 冠水 どこが危ないの?」にまとめています。

自宅の洪水リスクを調べる

  • 市の洪水ハザードマップ(市街地の第一〜六学区版は令和2年3月発行。藤島・羽黒・櫛引・朝日・温海は地域ごとの版)で、自宅の深さと「早期の立退き避難が必要な区域」を見る
  • 重ねるハザードマップで住所を入れ、「洪水」の浸水継続時間と家屋倒壊等氾濫想定区域まで表示する。県は「必ず周辺にあるすべての河川の浸水想定区域図を確認する必要があります」としている
  • 市の「指定避難所【洪水】」で、町内会ごとの洪水の避難先を決めておく。分からないことは市の防災安全課へ
!
国の赤川の想定図は「支川の氾濫、シミュレーションの前提となる降雨を超える規模の降雨による氾濫、高潮及び内水による氾濫等を考慮していません」と書いています。色がないことは、浸からない証明ではありません。

\住所を入れるだけ 1分で公的データを確認できます/

災害リスク診断で自分の住所を調べてみる ›

登録不要・無料。土砂災害警戒区域・洪水の浸水想定・地盤の揺れやすさをまとめて出します

鶴岡市のほかの災害リスク・ほかの市

この記事のまとめ

鶴岡市の洪水で深い想定は、内川が流れる市街地の東側で、鳥居町・朝暘町などが3〜5メートルです。2024年7月は、赤川が氾濫注意にとどまるなか、大山川が氾濫危険水位に達し、京田川はあふれました。

自宅の番地で深さと近くの川を確かめ、町内会の洪水の避難先と、見る観測所を決めておいてください。

出典(すべて2026年9月23日に確認)

Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する

災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。

災害・防災の新着

もっと見る
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

コメント

コメントする

目次