「パスワードを変更してください」「予約を取り消してください」。こんなメールがスマートEX(スマートイーエックス)やエクスプレス予約の名前で届いたら、まず疑ってください。公式はメールで、カードの情報やパスワードを入れさせることはないと案内しています。
10月26日には、JR東海・JR西日本・JR九州が、メールの配信を任せていた会社から会員のメールアドレスと会員ID、カタカナの氏名が漏れたと発表しました。名前とIDが入った、本物らしい偽メールが作りやすくなっています。
先に結論
- ✓ 公式は、メールで添付ファイルを開かせたり、返信させたりしない
- ✓ メールのリンク先で、カード情報やパスワードを入れさせることもない
- ✓ 見た目はそっくりなので、文面ではなく「何を求めているか」で見分ける
- ✓ 確かめたいときは、メールのリンクではなく、ブックマークやアプリから自分で入る
公式がメールで求めないこと
スマートEXの公式サイトは、エクスプレス予約やスマートEXから届くメールで、次のことを求めることはないとしています。
| 公式が求めないこと | 偽メールでよくある形 |
|---|---|
| 添付ファイルを開かせる | 「予約の明細はこちら」とファイルが付いている |
| リンク先でカードの情報を入れさせる | 「お支払い方法を確認してください」 |
| リンク先でパスワードを入れさせる(変更のページも含む) | 「パスワードの再設定をお願いします」 |
| メールに返信させる | 「このメールに返信して確認してください」 |
出典:スマートEX公式サイト「EXのメールサービスを装った偽メールやパスワード管理について」(2025年7月25日更新)。右の列は、この案内をもとにした例です。

よく届く偽メール4つ
公式サイトが例に挙げている偽メールは、次の4つです。
- 会員IDやログインパスワードを変えるよう求める
- 登録のメールアドレスに送れないので、登録情報を直すよう求める
- 別の端末からアクセスがあったので、パスワードを登録し直すよう求める
- 予約が完了したが本人でなければ取り消すよう求める
どれも、メールの「URL」や「こちら」のボタンから、予約サイトにそっくりな偽のサイトへ連れて行き、会員情報を入れさせる手口です。公式は、デザインまで似せてあるので見た目では見分けにくいとしています。
読者
本当に予約に問題があったらどうしよう、って焦っちゃう。
焦らせるのが手口なの。メールのリンクは押さずに、いつも使っているアプリやブックマークからログインしてみて。本当に何かあれば、そこに出ているわ。
押してしまった・入れてしまったとき
| やってしまったこと | すること |
|---|---|
| リンクを押しただけ | 開いたページには何も入れずに閉じる |
| 会員IDやパスワードなどを入れた | 本物のサイトにログインし、自分で初期化か退会の手続きをする(あとで入会し直せる) |
| 使う予定の予約がある・退会できない | エクスプレス予約会員向けコールセンターか、スマートEXカスタマーセンターに問い合わせる |
| カードの情報を入れた | カード会社に電話して、カードを止める手続きをする |
出典:スマートEX公式サイトの同じ案内。ほかの不審なメールでも、押したところで対処が変わります。不審なメールを開いてしまったときにまとめています。
パスワードの決め方
公式は、エクスプレス予約やスマートEXのパスワードについて、2つのことをお願いしています。
- ほかのサービスと同じパスワードを使い回さない
- 会員IDと同じ文字、誕生日、電話番号、名前やメールアドレスの一部など、当てられやすいものにしない
変えるときは、サイトにログインして、メニューの「パスワード変更」から手続きします。漏れたと知らされたとき以外にいつ変えればいいかは、パスワードを変えるタイミングで紹介しています。
フリーメールのアドレスを登録している人は、そのメールのサービスが出している安全の案内も確かめておくよう、公式は呼びかけています。自分のアドレスがどこかで漏れていないかは、メールアドレスの流出チェックで調べ方をまとめています。
アイキャッチ写真の出典
品川駅を出るN700S(2023年8月)。撮影 N509FZ/クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0(ウィキメディア・コモンズ)。
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