
応急工事の区間は、雨にもう一度弱くなっています
ここがいちばん覚えておいてほしいところです。
崩れた斜面を応急的に押さえた区間は、本復旧が終わるまでのあいだ、まとまった雨で再び規制がかかる可能性が残ります。一度崩れた場所は、その地形と地質が雨に弱いことを実際に証明してしまっているからです。
山あいの国道には、もともと「雨量がここまで達したら止める」という決まりを持つ区間があります。国が管理する関東の国道で数えたところ、規制の基準となる雨量を公表しているのは27区間のうち10区間だけで、残る17区間は「予防的通行規制区間」として数値を出していませんでした。基準が公表されていない区間のほうが多い、というのが実態です。
だから、再開後の運転で頼りになるのは基準値ではなく、出発する前にその日の規制情報を見ることになります。
山の1本道に生活を預けている家は、何を備えるか
今回の22日間は、住まいの選び方にそのまま効く話でもあります。
家を探すときに「駅から何分」「学校まで何分」は誰でも見ます。見落とされるのは、その家からの出口が何本あるかです。谷沿いや半島の付け根のように、通れる道が1本しかない場所は、その1本が崩れた瞬間に生活の全部が遠回りになります。
確認の方法は難しくありません。地図で自宅の位置から、最寄りの幹線道路へ出る経路を2本描けるかどうかを見るだけです。1本しか描けないなら、その1本の過去の通行止めを調べておく価値があります。
もう住んでいる場合はどうすればいいですか。
迂回路を1本、実際に走っておくことです。地図で知っているのと、走ったことがあるのとでは、止まった日の判断が変わります。
自分の家のまわりが、どれだけ土砂に近いか
崩れたのは山の斜面ですが、同じ地形は住宅地のすぐ裏にもあります。
art-pi.comの災害リスク診断は、住所を入れると、その地点が土砂災害警戒区域に入っているか、浸水が想定されているかを地図で返します。国道415号のように「1本が止まると困る道」を使っている地域の方は、あわせて見てみてください。
生活・仕事にどう効くか
- 通行止めは8月27日から9月18日まで22日間続きました。3週間ちょうど、この道が使えなかったことになります。
- 再開するのは片側交互通行です。「直った」ではなく「片側だけ開けた」で、本復旧の時期は発表されていません。
- 応急工事で開けた区間は、まとまった雨が降れば再び閉まる可能性が残ります。再開後も規制情報を見る必要がある区間です。
結局どうすればよいか
- 再開は18日午後4時から。午前中に通ろうとしても、まだ閉まっている
- 片側交互通行なので、待ち時間を見込んで出る。対向を待つ区間ができる
- 雨の予報が出ている日は、出発前にもう一度規制情報を見る。応急工事の区間は雨に弱い
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- MRO北陸放送 国道415号 18日夕方から片側交互通行で再開(報道)(2026年9月17日発表)
- 国土交通省 道路情報提供システム(事前通行規制区間の考え方)(2026年9月17日発表)
更新履歴
- 2026年9月17日 初版を公開。再開日時と区間は報道に基づく。崩落地点の詳しい位置と本復旧の時期は発表されていないため書いていない。
※本記事は2026年9月17日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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