🗨️「兵庫県のどこに、いま何が出ているの?」
神戸地方気象台は2026年9月14日20時13分、姫路市と多可町にレベル4土砂災害危険警報(旧・土砂災害警戒情報)を発表しました。同じ20時30分の発表で、レベル4大雨危険警報が出ているのは姫路市・たつの市・多可町の3市町です。姫路は20時40分までの1時間に37.0ミリを観測し、この時刻の全国1,284地点で最も多い雨でした。電文には「14日20時から22時まで、警戒レベル4相当」と終わりの時刻まで書かれています。
[災害] この記事の要点
2026年9月14日 発表
- 姫路市・たつの市・多可町で、崖のそばや低い土地に住んでいる人
- 14日夜のうちに播磨・北播丹波を車で移動する予定の人
- 市川町・相生市・赤穂市・太子町など、レベル3大雨警報の出ている市町の人
20時13分に姫路市と多可町、20時30分にたつの市が加わった
神戸地方気象台が2026年9月14日20時13分に出したのは、レベル4土砂災害危険警報です。2026年5月29日に名前が変わる前は「土砂災害警戒情報」と呼ばれていたもので、対象は姫路市と多可町の2市町でした。
その17分後、20時30分の気象警報・注意報で、雨のほうの警報が出そろいます。市町ごとに並べるとこうなります。
| レベル | 大雨(浸水) | 土砂災害 |
|---|---|---|
| レベル4 危険警報 | 姫路市・たつの市・多可町 | 姫路市・多可町 |
| レベル3 警報 | 市川町・相生市・赤穂市・太子町 | — |
| レベル2 注意報 | 西脇市・加西市・丹波市・朝来市・宍粟市・福崎町・神河町 | 相生市・赤穂市・丹波市・朝来市・宍粟市・たつの市・市川町・福崎町・神河町・丹波篠山市ほか |
気象台は20時26分の兵庫県気象解説情報で、こう書いています。
南部では、局地的に雨雲が発達し、レベル4大雨危険警報とレベル4土砂災害危険警報を発表しました。浸水害や洪水災害、土砂災害の危険度が急激に高まっており、重大な災害がいつ発生してもおかしくない危険な状況となっています。
神戸地方気象台「兵庫県気象解説情報(大雨・落雷・突風)」2026年9月14日20時26分発表
住まいのリスクに対する備え
土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。
姫路の1時間37.0ミリは、この時刻の全国1位だった
アメダスの20時40分の実況を全国1,284地点で並べると、いちばん降っていたのは兵庫県でした。

| 順位 | 地点 | 1時間降水量 |
|---|---|---|
| 1位 | 姫路(兵庫) | 37.0ミリ |
| 2位 | 下松(山口) | 29.0ミリ |
| 3位 | 玖珂(山口) | 16.5ミリ |
| 4位 | 福崎(兵庫) | 16.0ミリ |
上位4地点のうち2つが兵庫県の播磨でした。1時間37ミリは、ワイパーを最速にしても前が見えにくくなる降り方です。
一方で24時間の合計に直すと、県内でいちばん多いのは朝来市の生野で95.0ミリ。次が宍粟市の一宮47.0ミリ、姫路37.0ミリと続きます。姫路の37.0ミリは、24時間ぶんがまるごとこの1時間に降ったという意味です。
24時間で37ミリなら、たいした雨ではないのでは
合計で見ると弱く見えますが、危険度を決めるのは降り方です。同じ37ミリでも、丸1日かけて降るぶんには土が吸います。1時間で落ちてくると吸いきれず、そのまま地表を流れて低いところへ集まります。気象台が「局地的に雨雲が発達し」と書いたのはこの状態です
たつの市は川ではなく「低い土地」のほうが危ない
レベル4大雨危険警報が出ている3市町のうち、たつの市だけ土砂災害の警報が出ていません。注意報どまりです。代わりに浸水のほうでレベル4に入っています。
川の水位を見ると、この差がはっきり出ます。国土交通省の川の防災情報で20時45分時点の兵庫県内を見ると、基準の水位に届いていたのは3地点でした。
| 観測所 | 市町 | 到達した水位 | 直前10分の変化 |
|---|---|---|---|
| 中町 | 多可町 | 水防団待機水位 | +0.51メートル |
| 神崎 | 神河町 | 水防団待機水位 | +0.10メートル |
| 護持 | 姫路市 | 水防団待機水位 | +0.10メートル |
たつの市の観測所は7か所ありますが、20時45分時点ではすべて基準の水位より下です。たつの市で警戒するのは、川があふれることではなく、降った雨が側溝や下水から逆に噴き出す内水氾濫のほうです。
多可町の中町は10分で0.51メートル上がりました。流域の狭い川ほど、雨が降り出してから跳ね上がるまでが短くなります。水位を見に行ってから逃げるのでは間に合わない速さです。
「22時まで」と電文に書いてある
「レベル4といっても、市から避難指示が出ていないなら、まだ動かなくていい」と受け取る人が少なくありません。順番が逆です。気象台が出すレベル4相当の情報は、市町が避難指示を出すかどうかを判断するための材料として、先に出ます。
報道は「夜遅くにかけて」としか書きませんが、気象庁が配信しているデータには終わりの時刻が入っています。姫路市と多可町の土砂災害の欄には、こうあります。
「14日20時から22時まで、警戒レベル4相当」
これは今の雨の予想にもとづく見込みなので、降り方が変われば書き換わります。ただし「いつまで我慢すればいいのか」の目安にはなります。22時を過ぎたら自動的に解除されるという意味ではなく、22時までは確実に危険な状態が続くと気象台が見ている、という読み方をします。
いま動くなら、この順番で見る
府県単位の「兵庫県に警報」では、自分の家が危ないかどうかは分かりません。見る順番は3つです。

- 1キロ四方の危険度分布——気象庁のページで、自分の家の位置に色が付いているかを見る
- 市町の避難情報——避難指示を出すのは気象台ではなく市町。警報とは別に確認する
- 家の中のどこにいるか——崖のそば、1階、地下は、同じ家の中でも危険度が違う
車で移動中なら、判断はもっと単純になります。兵庫県内の国道・県道には、国が公表している道路冠水注意箇所が162か所あります。多いのは西宮市21か所、たつの市18か所、姫路市16か所。今まさにレベル4が出ている2市が、県内で2位と3位です。アンダーパスと橋の手前で引き返す判断を、水が見えてからではなく手前で決めておくことになります。
生活・仕事にどう効くか
- レベル4が出ている市町:大雨(浸水)は姫路市・たつの市・多可町の3市町。土砂災害は姫路市・多可町の2市町。土砂と浸水で対象がずれている。
- いつまで続くか:電文には「14日20時から22時まで、警戒レベル4相当」と記載。気象解説情報は14日夜遅くまで危険な状況が続くとしている。
- 雨の実況:姫路が20時40分までの1時間に37.0ミリで全国1位。24時間では生野の95.0ミリが県内最多。
結局どうすればよいか
- レベル4が出ている姫路市・たつの市・多可町では、崖のそば・1階・地下にいる人が、より安全な場所へ移る
- 気象庁の「危険度分布」を1キロ四方の色で見る。府県単位の情報では自分の家が危ないかどうか分からない
- 車で移動中なら、アンダーパスと橋の手前で引き返す。兵庫県内の国道・県道には冠水注意箇所が162か所ある
公式出典
- 神戸地方気象台「兵庫県レベル4土砂災害危険警報」(2026年9月14日20時13分発表)(2026年9月14日発表)
- 神戸地方気象台「気象警報・注意報(大雨・土砂)」(2026年9月14日20時30分発表)(2026年9月14日発表)
- 気象庁「アメダス実況(2026年9月14日20時40分)」(2026年9月14日発表)
- 国土交通省「川の防災情報」(2026年9月14日20時45分時点)(2026年9月14日発表)
更新履歴
- 2026年9月14日 20時30分発表の警報と20時40分のアメダス実況にもとづき初版を公開。
※本記事は2026年9月14日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する
災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。










コメント