🗨️「ガソリンの補助金、いくらになるんですか」
9月16日に公表された支給単価は1リットルあたり51.0円です。適用は9月17日から9月30日まで。直前の単価は36.0円だったので、15円ちょうど上がります。政府のグラフに注記されている過去の最大値は41.4円なので、それを約10円上回る水準です。
[経済] この記事の要点
2026年9月16日 発表
- 車を使う人(連休に長距離を走る人を含む)
- 灯油を使う地域の世帯
- 配送・運送のコストが価格に乗る商品を買う人
9月17日から30日までの単価
| 油種 | 支給単価 | 全国平均小売価格(9月14日時点) | 補助が無い場合の想定価格 |
|---|---|---|---|
| ガソリン | 51.0円/L | 169.9円/L | 205.9円/L |
| 軽油 | 51.0円/L | 159.3円/L | 195.3円/L |
| 灯油 | 51.0円/L | 140.8円/L | 172.8円/L |
| 重油 | 51.0円/L | — | — |
| 航空機燃料 | 40.8円/L | — | — |
ガソリンは169.9円で売られていますが、補助が無ければ205.9円という計算になっています。差の約36円が、いま店頭で見えなくなっている金額です。
渋滞と通行止めで動けなくなったときに要るもの
迂回路を調べるにも、その場で待つにも、要るのはトイレと電源の2つです。車に積みっぱなしにできる小さいものだけ挙げます。
渋滞と通行止めで動けなくなったとき、いちばん先に困るのがトイレです。高速道路上ではパーキングまで降りられないので、車に積んでおくものの中では優先度が高い1つです。
渋滞中はナビと地図と渋滞情報でスマホを使い続けるので、電池は思ったより早く減ります。迂回路を調べる段になって充電が無いと、動けるのに動けません。
災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。
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36.0円から51.0円へ、上がった15円の中身
直前の支給単価は36.0円でした。今回の51.0円との差は15.0円です。この数字は勘で決まったものではなく、計算式が公表されています。
支給単価=翌週の想定ガソリン小売価格(今週の価格169.9円 + 前週の支給額36.0円 + 原油価格の変動分15.1円)-基準価格170.0円
出典:資源エネルギー庁「燃料油価格の定額引き下げ」支給単価のグラフ
169.9 + 36.0 + 15.1 - 170.0 = 51.0。上がった15.0円は、原油価格の変動分15.1円がほぼそのまま乗った結果です。国内の判断で増額したというより、原油の値動きが自動的に反映された形になります。
「過去最高」と書く前に、比べる相手を確認する
資源エネルギー庁のグラフには、過去の補助額の最大値として41.4円/Lが注記されています。今回の51.0円はこれを約10円上回ります。
ただし、資源エネルギー庁自身は「過去最高」という言葉を使っていません。この記事でも断定はしません。書けるのは「政府のグラフに載っている過去の最大値41.4円を上回った」ところまでです。
いまの制度は3月に始まった別ものです
この補助は、2022年から続いてきた燃料油の激変緩和措置とは別枠で、2026年3月に始まったものです。
- 正式には「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」
- 開始は2026年3月19日の出荷分から
- ガソリンの全国平均小売価格が170円程度を超える見込みのとき、その超過分を全額(10分の10)補助する
- 軽油・重油・灯油はガソリンと同額、航空機燃料は9月3日から8割相当
単価が毎週のように動くのは、この「170円との差額を埋める」という設計だからです。170円に近づけば補助は小さくなり、原油が上がれば補助も自動で大きくなります。
暫定税率のほうは、もう終わっている
「暫定税率はいつ廃止されるのか」という話とは別です。こちらは決着しています。
| 税 | 廃止の時期 | 税率の変化 | 1リットルあたり |
|---|---|---|---|
| 揮発油税・地方揮発油税の特例税率 | 令和7年12月31日 | 53,800円/kL → 28,700円/kL | 25.1円 |
| 軽油引取税の当分の間税率 | 令和8年4月1日 | 32,100円/kL → 15,000円/kL | 17.1円 |
つまりいまの169.9円は、税が25.1円ぶん下がったあとの価格に、さらに補助が乗っている状態です。それでも170円近くにいるのは、原油そのものが高いためです。
連休に長距離を走るなら、17日以降に入れる
単価が切り替わるのは9月17日の出荷分からです。店頭の価格は仕入れの在庫が入れ替わってから動くので、その日のうちに全部の店が下がるわけではありません。
連休は19日から23日です。17日か18日の平日に満タンにしておくと、単価の切り替わりと、連休の混雑の両方を外せます。高速道路のサービスエリアで入れるより、出発前に地元で入れるほうが落ち着いて給油できます。
生活・仕事にどう効くか
- 給油:9月17日以降の出荷分から単価が51.0円になる。店頭価格に反映されるまでには在庫の入れ替わりぶんの時間差がある。
- 灯油:灯油も同じ51.0円。全国平均は140.8円で、補助が無ければ172.8円という計算になる。
結局どうすればよいか
- 満タンにするなら、単価が切り替わる9月17日以降の給油を検討する
- レシートの価格が下がらない場合、在庫の入れ替わり待ちの可能性がある
- 灯油を買いだめするなら、暖房シーズン前のいまの単価を控えておく
公式出典
- 燃料油価格の定額引き下げ(資源エネルギー庁)(2026年9月16日発表)
- 同 支給単価・全国平均価格のグラフ(2026年9月16日発表)
- 国税庁「租税特別措置法関係通達等の一部改正」(揮発油税の特例税率の廃止)(2026年9月16日発表)
更新履歴
- 2026年9月16日 初版を公開。2026年9月16日公表の支給単価にもとづく。
※本記事は2026年9月16日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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