中古マンションをポータルへ入稿するとき、管理費と修繕積立金を合算したり、年額を月額欄へ入れたり、未確認の費用を0円にしたりすると、購入者の資金計画に影響する誤表示につながります。
管理費、修繕積立金、専用使用料などは項目ごとに月額を確認し、予定額ならその旨も確認することが基本です。資料同士で金額が違うときは、入力者が推測で選びません。

管理費と修繕積立金は別の費用
表示規約施行規則では、管理費をマンションの事務処理や設備・共用部分の維持管理に必要な費用とし、修繕積立金を含まないとしています。
管理費と修繕積立金は、それぞれ1戸当たりの月額を表示します。修繕積立金が予定額の場合は、その旨を表示することとされています。
- 管理費:日常的な管理・共用部分の維持など
- 修繕積立金:将来の大規模修繕などに備える積立
- その他使用料:駐車場、専用庭、ルーフバルコニー、トランクルーム等
ポータル入稿で確認したい費用項目
- 管理費の月額
- 修繕積立金の月額
- 駐車場・バイク置場・駐輪場の使用料
- 専用庭・ルーフバルコニー・トランクルームの使用料
- 組合費・自治会費・インターネット利用料
- 一時金や改定予定
ポータルによって入力欄の名称や分け方が異なります。共通の表示ルールを確認したうえで、最新の契約者向けマニュアルに従います。
費用を確認する主な資料

重要事項調査報告書
管理費、修繕積立金、滞納状況、管理形態などが記載されることがあります。発行日と対象住戸を確認します。
総会資料・管理規約・長期修繕計画
値上げや一時金、改定予定を確認する手掛かりになります。ただし、古い資料だけで現在額を確定しません。
管理会社・売主からの最新回答
駐車場の空きや使用料、直近の改定など、変動しやすい情報を確認します。確認日時と回答者を残します。
資料同士で金額が違うときの手順

- 資料名、記載金額、発行日を並べる
- 対象住戸、月額・年額、税込・非課税等を確認する
- 管理会社や売主など権限のある確認先へ照会する
- 最新額、改定予定、確認日時を記録する
- 公開ページの金額と項目名を確認する
よくある入力ミス
| ミス | 対策 |
|---|---|
| 管理費と修繕積立金を合算 | 項目別に月額を照合 |
| 年額を月額欄へ入力 | 単位を元資料と入力欄の両方で確認 |
| 未確認を0円で登録 | 保留・確認依頼として管理 |
| 改定前の金額を掲載 | 発行日と改定予定を確認 |
| 駐車場「空あり」と使用料を混同 | 空き状況と月額を別に確認 |
よくある質問
管理費等が不明なら空欄でよいですか?
必要表示事項やポータルの必須項目に該当する場合があります。推測や0円で埋めず、確認先へ照会してください。
販売図面と重要事項調査報告書の金額が違います
発行日と対象住戸を確認し、最新額を管理会社や売主等へ確認します。入力者が新しそうな方を選ぶだけでは不十分です。
値上げ予定は現在額だけ載せればよいですか?
予定額の表示方法や備考欄の扱いは、状況と媒体仕様によって確認が必要です。最新資料とポータル担当者、必要に応じて公取協へ確認してください。
まとめ
中古マンションの費用入力では、金額そのものだけでなく、費用の種類、単位、対象住戸、発行日、改定予定まで確認します。
中古マンション入稿全体の確認項目は、不動産ポータル入稿の必要項目一覧もご覧ください。
参考資料
※2026年7月23日時点の公開情報をもとに作成しています。個別物件の表示は最新資料、各ポータルのマニュアル、所属する公取協等をご確認ください。


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