🗨️「Copilotに社外秘の資料を貼ったら、AIに学習されて社外に漏れますよね」
会社のアカウントで使うCopilotなら、入力した内容はAIの学習に使われないとMicrosoft(マイクロソフト)が明記しています。気をつけるのは外ではなく社内です。Copilotは、あなたが開ける権限を持つ社内のファイルを全部答えの材料にします。
[AI] この記事の要点
2026年9月29日 発表
- 会社のアカウントでCopilotやCopilot Chat(コパイロット チャット)を使っている人
- Copilotに社外秘の資料や顧客情報を貼ったことがある人
- SharePoint(シェアポイント)やOneDrive(ワンドライブ)で社内にファイルを共有している人
職場のアカウントなら学習されない
「機密情報を入れるとAIが覚えて、ほかの会社の答えに出てくる」。Copilot(コパイロット)を止める理由として、いちばんよく聞く話です。職場のアカウントで使う場合、これはMicrosoft(マイクロソフト)の公式文書で否定されています。
管理者向けの文書集Microsoft Learn(マイクロソフト ラーン)では、社内のメールやファイルをつなぐ仕組みをMicrosoft Graph(マイクロソフト グラフ)、AIの本体をLLM(大規模言語モデル)と呼び、製品名はMicrosoft Copilot(マイクロソフト コパイロット)に変わりつつあります。そのうえで、こう書いています。
Microsoft Graph 経由でアクセスされるプロンプト、応答、データは、Microsoft Copilot で使用されているものを含め、基礎 LLM のトレーニングには使用されません。
Microsoft Learn「Microsoft Copilot のデータ、プライバシー、セキュリティ」より
同じ文書は、AIの提供元が不正利用を見張るために人が中身を確認する仕組みについても、Copilotでは使わない設定にしていると書いています。入力した社外秘が、学習や人の目を通って社外に出ていく道は、文書のうえでは閉じられています。
ただし、これは会社のメールアドレスでサインインしたときの話です。個人のMicrosoftアカウントで使うCopilotは別の扱いで、サポートページには、一部の地域では会話をAIの学習に使い、設定から止められると書かれています。
| サインインの種類 | AIの学習に使われるか | やり取りの保管 |
|---|---|---|
| 会社・学校のアカウント | 使われない | 会社の記録として保管。管理者が検索できる |
| 個人のMicrosoftアカウント | 地域によっては使われる。設定で止められる | 個人の履歴として保管 |
会社の記録として残る点は、以前の記事でくわしく書きました。履歴を消しても、会社が決めた保持期間が終わるまでは残ります。
AIを自分の側に置くなら、最初の1冊
3冊とも入口が違います。手が止まっている場所で選んでください。
最初の1円までがいちばん短い本です。第1章がLINEスタンプ作りから始まるので、何から触ればいいか分からずに止まっている段階なら、ここから手が動きます。巻末の20ジャンル一覧がそのままアイデア帳になります。
自分の経験や知識を有料記事にして売る型を、集客から書き方まで通しで扱っています。AIの章は8章のうち1章だけで、残りは「何を誰に売るか」の設計です。売る場所をnoteに決めた人向け。
AIの話は出てきません。2023年刊で、売るものを決める・商品にする・集客する・売る、という土台だけを会話形式で扱います。AIの手順書を読んでも手が止まる人は、たいていここが空いています。
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漏れる先は「見えてしまう社内」
学習の心配が消えたあとに残るのは、社内の話です。Copilotは、社内のメール・チャット・会議・ファイルを探して答えを作ります。その範囲について、文書はこう書いています。
Microsoft Copilot は、個々のユーザーが少なくとも表示アクセス許可を持っている組織データのみを表示します。
Microsoft Learn「Microsoft Copilot のデータ、プライバシー、セキュリティ」より
見られないはずのものは出さない、という約束に読めます。ところが裏返すと、自分に開ける権限があるものは、存在を知らなくても答えに出てくるということです。
たとえば人事部の誰かが評価資料を「組織内のすべてのユーザー」に共有したままにしていたとします。これまでは誰もそのファイルを探しに行かなかったので、問題になりませんでした。Copilotに「今期の評価基準を教えて」と聞くと、そのファイルが材料として拾われます。
Microsoftは、Copilotを入れる前の準備として、この「過剰共有」を減らす手順を別の文書にまとめています。そこには次の一文があります。
既定では、SharePoint は共有設定を最も寛容なオプションに設定します。
Microsoft Learn「SharePoint 高度な管理を使用した Microsoft Copilot の準備」より
同じ文書は、過去28日間に組織全体と共有された上位100サイトを一覧にするレポートを、最初に見るものとして挙げています。機密情報が漏れる経路として作り手自身が警戒しているのは、社外への学習ではなく、社内の共有設定のほうです。

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