🗨️「鳥取県の「別班」って何をしているの?」
ドラマにちなんだ鳥取県の広報企画です。9月12日の朝7時から行われた鳥取砂丘の早朝ボランティア除草は、「特別除草班・通称別班」という名前で募集されました。県の公式Xは作中の言い回しをなぞって投稿していて、公式サイトには砂丘の撮影スポット5か所を地図で示したページもあります。担当は政策戦略局の広報課です。
県のサイトに「ごっこ」のページがある
鳥取県の公式サイトに、「砂丘でVIVANT(ヴィヴァン)ごっこできますよ!」というページがあります。作っているのは政策戦略局の広報課です。
| やっていること | 中身 |
|---|---|
| 公式サイトのページ | 「砂丘でVIVANTごっこできますよ!」。撮影スポット5か所を地図で表示 |
| 担当 | 令和の改新戦略本部 政策戦略局 広報課 |
| ボランティア募集 | 9月12日 午前7時からの砂丘早朝ボランティア除草を「特別除草班・通称別班」として募集 |
| 公式Xの投稿 | 2026年9月1日。ハッシュタグは「VIVANT」「VIVANT考察」「VIVANT鳥取」 |
| 期間 | 区切っていない(イベントではなく常設の呼びかけ) |
中身は、鳥取砂丘のなかで名場面を再現しやすい撮影スポットを5か所、地図で示したもの。期間を区切ったイベントではなく、「来たらやってみてください」という置き方です。
旅行カバンに足しておくもの
防災セットを丸ごと持って行く話ではありません。宿には水も食料も寝具もあるので、足りなくなるのは電源と灯りと薬です。
災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
汗で失われるのは水分と塩分の両方です。水だけ飲み続けると体内の塩分が薄まってかえって具合が悪くなります。停電で冷蔵が使えない前提でも常温で置いておけます。
車中泊のエコノミークラス症候群対策として、厚生労働省や日本循環器学会が弾性ストッキングの使用を挙げています。歩く・水を飲むことが基本で、これはその補助です。
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公式Xも作中の口調で書いている
県の公式アカウント「【公式】鳥取県広報」は、9月1日にこんな投稿をしています。
野崎が身を置いている「π」のような世界。
— 【公式】鳥取県広報 (@tottori_kouhou) 2026年9月1日
分かったぞ。鳥取県のことだな。#VIVANT #VIVANT考察 #VIVANT鳥取 pic.twitter.com/iyJT346O5p
自治体のアカウントが考察のハッシュタグを付けて投稿する、というのはなかなか見ません。
除草ボランティアが「別班」になった
いちばん話題になったのが、9月12日の午前7時から行われた鳥取砂丘の早朝ボランティア除草です。募集の名前が「特別除草班・通称別班」でした。
自治体がここまでやって、怒られないんですか
作品名やロゴをそのまま商品にすると話が別ですが、ここでやっているのは「ドラマに出てきた場所はうちです」と言うことと、募集の名前に言葉を借りることです。砂丘は県のものですし、除草も前からある行事です。借りているのは熱だけ、という組み立てになっています
やることは草引きです。草を抜きに行くだけなのに、行く前から任務の気分になります。
県職員の募集で180万表示
鳥取県は以前から、世の中で話題になっているものをきっかけに県政の情報へ人を運ぶ広報をしています。県のプレスリリースによると、県職員募集の投稿は180万表示、「いいね」は約2万5000件でした。
ロケ地になった土地は、放送が終わると静かになります。終わる前に来てもらうための手を、県が自分で打っているところです。
砂丘の除草は、もともと真面目な作業
ふざけた名前が付いていますが、砂丘の除草そのものは以前から続いている作業です。草が根を張ると砂が動かなくなり、風紋のできる砂の丘ではなくなってしまうため、県はボランティアを募って草を抜いています。
早朝に集合するのは、日中の砂の上が暑くなりすぎるからです。9月でも砂の表面はかなり温まります。つまり「別班」は、いつもやっている作業に名前を付け替えただけで、内容も集合時間も変えていません。
広報として見ると、ここが上手いところだと思います。新しい予算をかけて何かを作ったのではなく、もともと人手が足りない作業のほうに、ドラマの熱を流し込んでいます。
この種の便乗は、賞味期限がはっきりしています。放送が終われば「別班」と言われてもぴんと来なくなります。
県のページも、期間を区切ったイベントにはしていません。砂丘に来た人が勝手に再現して写真を撮る、という形にしてあるので、話題が続くかぎり効き続けます。
ロケ地に人が来るかどうかは、放送が終わったあとに何が残っているかで決まります。砂丘そのものは動かせませんが、「ここで同じ写真が撮れる」という置き土産は、番組が終わったあとも検索され続けます。県のページが期間を切っていないのは、たぶんそのためです。
鳥取砂丘は、南北約2.4キロ、東西約16キロの広さがあります。撮影スポットが5か所に絞ってあるのは、広すぎて「どこで撮ればいいのか」が分からないからでしょう。地図があるだけで、行ってから迷う時間が消えます。
企画の内容は鳥取県の公式サイトおよび同県のプレスリリース(2026年9月時点)にもとづきます。砂丘の撮影スポットの場所は県のページをご確認ください。
公式出典
- 鳥取県「砂丘でVIVANTごっこできますよ!」(政策戦略局 広報課)(2026-09発表)
- 鳥取県 プレスリリース「鳥取県×IP×県職員 “世の中の話題”を、県政情報への入口に」(2026-09発表)
更新履歴
- 2026年9月14日 初版を公開。
※本記事は2026年9月14日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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