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鉄道 廃止 届出/1年前までに国へ出す決まり

地元の鉄道が「来年でなくなる」と聞くと、いつ、誰が決めたのかが気になります。2026年10月には、JR東日本が千葉県の久留里線(くるりせん)の久留里〜上総亀山(かずさかめやま)について、台風の被害から鉄道で直すのをあきらめると発表しました(久留里線 復旧断念/上総亀山まで列車は戻らない)。この区間は、もともと2027年4月1日に廃止すると国に届け出ていた区間です。

鉄道の廃止の手続きは、鉄道事業法という法律で決まっています。条文からまとめました。

先に結論

  • ✓ 人を運ぶ鉄道をやめるときは、廃止する日の1年前までに国土交通大臣へ届け出る
  • ✓ 国の「許可」ではなく「届出」。届け出から1年たてば廃止できる
  • ✓ 国は自治体などの意見を聞き、困る人がいないと認めれば廃止の日を早めてよいと知らせることができる
目次

条文には何と書いてある?

鉄道事業法 第28条の2 第1項(一部)

  • ✓ 鉄道事業者は、鉄道事業の全部又は一部を廃止しようとするとき(中略)は、廃止の日の一年前までに、その旨を国土交通大臣に届け出なければならない。

(中略)の部分は「貨物を運ぶ鉄道の場合を除く」という意味です。貨物の鉄道は、第6項で6か月前(条件によっては3か月前)までの届出と決まっています。

届け出たあとの流れ

順番 すること 条文
1 鉄道会社が、廃止する日の1年前までに国土交通大臣へ届け出る 第1項
2 国が、廃止したあとの「公衆の利便」をどう守るかについて、関係する自治体と利害関係人の意見を聞く 第2項
3 意見を聞いた結果、早く廃止しても困らないと認めたら、国が鉄道会社に知らせる 第3項
4 知らせを受けた鉄道会社は、廃止の日を繰り上げてもよい(前もって届け出る) 第4項・第5項

出典:鉄道事業法 第28条の2(e-Gov法令検索、2026年10月23日確認)。

?

読者

1年前に届けたら、そのまま必ずなくなるってこと?毎日使っている人は不安よね。

おかあさん

条文の上では、国の許可はいらないの。だから廃止の前に、鉄道会社と地元の市町村が話し合って、代わりのバスなどを決めておくのがふつうよ。久留里線も、届け出の前の2026年2月に、JR東日本と君津市(きみつし)が基本合意を結んでいるの。

久留里線の場合

JR久留里線の路線図。木更津から久留里を通って上総亀山まで
JR久留里線の路線図(作成者 Artyom Svetlov(アルチョム・スヴェトロフ)/OpenStreetMap(オープンストリートマップ)のデータ、クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 2.0、ウィキメディア・コモンズ)。久留里から下の区間が廃止予定
日付 できごと
2026年2月16日 JR東日本と君津市が基本合意書を結ぶ
2026年3月9日 久留里〜上総亀山の廃止を国土交通大臣に届け出る
2026年9月 台風25号で、上総松丘〜上総亀山に盛り土の大きな崩れが3か所
2026年10月23日 直すのに半年ほどかかるため、鉄道で直すのをあきらめると発表
2027年3月31日 バスなどの代行輸送の最終日
2027年4月1日 廃止の予定日(届け出から1年あまり)

出典:JR東日本千葉支社の発表(2026年10月23日)。JR東日本は廃止の日を早めず、2027年3月31日まではバスなどで代わりに運ぶとしています。列車が戻らないまま廃止の日を迎えることになりますが、手続きの上の廃止日は届け出たとおりです。

地元に住む人が確かめたいこと

  • 廃止の届け出が出たかどうかは、鉄道会社の発表と、国土交通省や地方運輸局の発表に出る
  • 廃止のあとの足(バスやデマンド交通)は、市町村が鉄道会社と話し合って決めることが多い。市町村のホームページの交通の欄を見る
  • 通学定期を使っている家庭は、代わりのバスの定期や時刻を早めに確かめる

台風で止まった内房線で高校生が登校できなくなった話は内房線不通/高校生770人が登校不能にまとめています。

アイキャッチ写真:2010年の久留里線の列車(ウィキメディア・コモンズ、CC0)。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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