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最大瞬間風速30m/屋根瓦が飛ぶ強さ

天気予報で「最大瞬間風速30メートル」と聞いても、どれくらいの風なのかは想像しにくいものです。気象庁は、風の強さごとに人や家に何が起きるかを「風の強さと吹き方」という表にまとめています。2026年11月7日には、秋田県にかほ市で最大瞬間風速31.0メートルを観測しました(にかほ市の暴風の記事)。この表で、その強さを読み解きます。

目次

瞬間風速30mは「非常に強い風」

気象庁の表では、瞬間風速30メートルは平均風速20メートルの線にあたります。平均風速20〜30メートルの風を、気象庁は「非常に強い風」と呼びます。

  • 人:何かにつかまっていないと立っていられない。飛んできた物でけがをするおそれがある
  • 木や看板:細い木の幹が折れたり、根の張っていない木が倒れはじめる。看板が落ちたり飛んだりする
  • 車:ふつうの速さで走るのがむずかしい
  • 家:屋根瓦が飛ぶものがある。固定していないプレハブ小屋が動いたり倒れたりする
気象庁「風の強さと吹き方」の表。平均風速と、おおよその瞬間風速ごとに、人への影響、屋外・樹木の様子、走行中の車、建造物の被害の目安が並ぶ。瞬間風速30メートル前後では、何かにつかまっていないと立っていられず、屋根瓦が飛散し、細い木の幹が折れはじめる
風の強さと吹き方(右端が、おおよその瞬間風速)。出典:気象庁

台風シーズンが始まる前に、家へ置いておくもの

風で割れるのは窓、家に入ってくるのは水です。この2つは、進路が決まってから買いに走っても店の棚から消えています。

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平均風速と瞬間風速の違い

ニュースには2つの風速が出てきます。気象庁の表の注には、次のように書かれています。

呼び名 測り方
風速(平均風速) 10分間の平均
瞬間風速 3秒間の平均

風はいつも強くなったり弱くなったりしています。そのため瞬間風速は、平均風速の1.5倍くらいになることが多いそうです。大気の状態が不安定なときは、3倍以上になることもあります。11月7日のにかほ市は、最大風速が18.6メートル、最大瞬間風速が31.0メートルでした。1.7倍ほどで、表の説明どおりの吹き方です。

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読者

予報の「風速20メートル」と「瞬間風速30メートル」って、同じくらいの強さってこと?

おかあさん

そう、だいたい同じ風を別の物差しで言っているの。平均で20メートル吹くと、ときどき30メートルの突風が来ると思っておけば近いわね。

10m・20m・40mで何が起きる

気象庁の表を、平均風速の区切りごとに短くまとめました。

平均風速 呼び名 人 家・まわり
10〜15m やや強い風 風に向かって歩きにくい。傘がさせない 木全体がゆれる。樋(とい)がゆれはじめる
15〜20m 強い風 風に向かって歩けない。転ぶ人も出る 看板やトタン板が外れはじめる。屋根瓦がはがれるものがある
20〜30m 非常に強い風 何かにつかまらないと立っていられない 屋根瓦が飛ぶ。ビニールハウスのフィルムが広く破れる
30m以上 猛烈な風 外に出るのはきわめて危険 多くの木が倒れる。走っているトラックが横転する。40m以上で倒れる家もある

平均風速25〜30メートルでは、留め方の弱い金属の屋根材がめくれたり、工事の足場が崩れたりすることもあります。どの段も、家の造りや風の当たり方で被害は変わります。気象庁も、同じ風速でも表より大きな被害が出ることがあると注意しています。

家の近くの風は観測所と違う

ニュースの風速は、アメダスなどの観測所で測った値です。気象庁の表の注にも、その場所の風は近くの観測所と大きく違うことがあると書かれています。海や川に面した家、高台、ビルのすき間では、発表より強い風が吹くこともあります。

強風注意報・暴風警報が出る基準も、地域ごとに違います。警報の種類の違いは暴風雪警報とは、台風の記録は台風 歴代 最強の記事にまとめています。

30mの予報が出たら家でやること

  • 植木鉢、物干しざお、自転車など、飛ぶものを家の中へ入れる
  • 雨戸やシャッターを閉める。ない窓はカーテンを引いておく
  • 停電にそなえて、スマホの充電と懐中電灯を用意する
  • 車は、木や看板の近くに止めない

瞬間風速30メートルは、ふつうに外を歩ける風ではありません。予報で見たら、前の日のうちに外の物を片づけておきましょう。

アイキャッチ写真の出典

強い風で根元から倒れた木(2015年7月撮影・日本国外)。撮影 Annatsach(アナツァク)/クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0(ウィキメディア・コモンズ)。イメージ写真です。切り抜き・文字合成。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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