震度4では照明が大きく揺れ、震度5弱では棚の本や食器が落ちることがあります。震度6弱になると、立っていること自体が難しくなります。
天井の照明、棚の食器、固定していない本棚。部屋にある同じ物を目印に、震度0から7までの全10段階を見ていきます。
震度0〜3の揺れ
震度0は、人には感じられなくても地震計に揺れが記録される段階です。震度1になると、ソファや椅子に座って静かにしている人の中に、かすかな揺れに気づく人がいます。

震度2では、静かにしている人の多くが揺れに気づき、つり下げ照明が少し揺れます。震度3では室内のほとんどの人が揺れを感じ、食器棚から食器が当たる音が聞こえることもあります。
震度4・5弱・5強の違い
違いを思い浮かべるなら、見る順番は「置物 → 棚の中身 → 家具そのもの」です。震度4では照明が大きく揺れ、座りの悪い置物が倒れることがあります。

震度5弱では、つかまる物が欲しくなるほどの揺れで、棚の本や食器が落ちることがあります。固定していない家具が動くこともあります。震度5強では、何かにつかまらないと歩きにくくなり、固定していない家具が倒れることがあります。
震度6弱・6強・7の違い
震度6弱では立ち続けるのが難しくなり、固定していない家具の多くがずれたり、一部が倒れたりします。開かなくなるドアもあります。普段はすぐそこにある玄関でも、揺れの最中に歩いて向かえるとは限りません。

震度6強では立っていられず、はわなければ移動が難しいほどです。震度7では固定していない家具のほとんどが移動したり倒れたりし、飛ぶこともあります。家の被害は耐震性などで変わるため、震度の数字だけで個々の家が倒壊するかは判断できません。
震度とマグニチュード
震度は「ある地点でどれほど揺れたか」、マグニチュードは「地震そのものがどれほど大きいか」です。同じ地震の情報に「最大震度5強」と出ていても、全地域が5強だったという意味ではありません。自分の地域の揺れを知りたいときは、最大値だけでなく、近くの観測点を確認します。
さらに、観測点の震度と自宅での体感が同じとは限りません。地盤や建物の違いに加え、同じ建物でも階によって揺れ方は変わります。高層階では、ゆっくりした大きな揺れが続き、家具が移動することもあります。
揺れたときの行動と備え
揺れや緊急地震速報に気づいたら、震度を調べる前に身を守ります。家の中なら姿勢を低くして頭を守り、手近に丈夫な机があれば下へ。大きな家具のそばを横切ったり、揺れている間に無理に火を消しに行ったりしないでください。

海岸付近で強い揺れを感じたときや、弱くても長い揺れが続いたときは、津波警報を待たず、速やかに高台などの安全な場所へ避難してください。
揺れていない今なら、まず寝室を見回せます。ベッドに向かって倒れそうな家具や、枕元の上に置いた物はないでしょうか。寝る位置や家具の向きを変え、重い物は棚の下段に。背の高い家具は、壁の下地や家具の形に合った方法で固定します。食器棚は扉が開いて中身が出ない工夫も役に立ちます。
家の中の家具を固定する用品
ポール式を使う場合は、天井の強度と家具の形状を先に確認し、足元のマットなどを組み合わせます。製品の対応寸法も確かめてください。
東京消防庁の実験では、L型金具で壁に直接ネジ止めするのが最も効果が高いとされています。賃貸で壁に穴を開けられない部屋での代わりがこれです。家具の両端の側板部を、できるだけ奥で突っ張ります。天井側にも強度が要ります。
突っ張り棒だけだと効きが落ちます。同じ資料が、ポール式にはストッパー式や粘着マット式の併用をすすめています。マット単独でも効果は小さいので、上の棒と2つで1組と考えてください。
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