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箕面市の冠水|どこが危ない?具体的な場所と地図

箕面市の冠水|どこが危ない?具体的な場所と地図の記事アイキャッチ。雨の日の街並みのイメージで、当該地域の被害写真ではありません。

箕面市の防災マップの浸水害(危険度1〜3)は、川が氾濫したときの図です。道路や側溝からあふれる冠水の想定は別の「浸水深マップ」にあり、防災マップのページは、内水氾濫ハザードマップ情報を「水防整備指針のページへ」と案内しています。

市役所前交差点のある西小路4丁目と、瀬川3丁目の西南小学校南側は、市の水防整備指針(平成28年度策定)が浸水対策の対象に挙げた地点です。ただ、これは過去に挙げられた対象で、今も対策されていないという意味ではありません。対策の進み具合は、市のページに書かれていません。

まず、下の一覧の2か所から確認してください。地図画像と公式マップで、自宅と通る道を照合します。

箕面市の土砂災害も確認する

この記事の結論

  • ✓ 内水の浸水深マップが想定する雨は、時間雨量85.5mm(100年に1度)と107.0mm(1997年8月7日の既往最大)の2つ。洪水の図の「1000年に1度」とは別の想定
  • ✓ 指針の対策地区は50地区(追加版で52地区)。西小路4丁目の市役所前交差点は浸水面積19,632㎡で7番、瀬川3丁目の西南小学校南側は9,930㎡で43番
  • ✓ 指針の目標は、85.5mmの雨で浸水深1cm未満、107.0mmの雨で10cm未満(土のうや止水板で自衛できる水深)

先に確認したい具体的な場所

1. 西小路4丁目(市役所前交差点)

確認する危険:内水(側溝の流下能力不足)

市の水防整備指針(平成28年度)で、浸水面積19,632㎡の対策地区の7番に挙がっています。現在の対策状況は、市のページに書かれていません。

2. 瀬川3丁目(西南小学校南側)

確認する危険:内水(側溝の流下能力不足)

同じ指針の43番で、浸水面積は9,930㎡です。住所ごとの避難所一覧で、瀬川は全域が西南小学校です。

町名・施設名は位置を探す手掛かりです。地区全体が同じ危険度という意味ではありません。掲載地図は想定区域で、現在の冠水・崩落・通行止めの発生一覧ではありません。

地図の色(想定される浸水の深さ)

0.3m未満0.3〜0.5m0.5〜1m1〜3m3〜5m5〜10m10〜20m20m以上

青い丸は位置の目印です。危険な地点を示す印ではありません。

1. 西小路4丁目(市役所前交差点)

西小路4丁目・市役所前交差点周辺の洪水浸水想定区域を重ねた地図
国土地理院の地図に、ハザードマップポータルサイトの洪水浸水想定区域(想定最大規模)を重ねて作成(2026年9月28日に利用)。青い丸は町丁目の目印(西小路4丁目)で、特定の危険地点を示すものではありません。この画像の着色は河川洪水の参考表示で、本文で扱う内水の浸水深ではありません。内水は箕面市のリンク先で確認してください。ハザードマップポータルサイト

この場所を公式マップで確認

2. 瀬川3丁目(西南小学校南側)

瀬川3丁目の低い道周辺の洪水浸水想定区域を重ねた地図
国土地理院の地図に、ハザードマップポータルサイトの洪水浸水想定区域(想定最大規模)を重ねて作成(2026年9月28日に利用)。青い丸は町丁目の目印(瀬川3丁目)で、特定の危険地点を示すものではありません。この画像の着色は河川洪水の参考表示で、本文で扱う内水の浸水深ではありません。内水は箕面市のリンク先で確認してください。ハザードマップポータルサイト

この場所を公式マップで確認

川沿いの低地・くぼんだ道路が危ない理由

川沿いの低い住宅地への浸水と、くぼんだ道路や地下入口に雨水が流れ込む位置関係を示した模式イラスト
AI生成の一般的な模式イラスト。現地の被害写真や指定区域図ではありません。実際の範囲は公式マップで確認してください。

上段は川から水が広がる低地、下段は雨水が集まるくぼんだ道と地下入口です。水をかぶった道では深さや側溝を見分けにくくなるため、車でも徒歩でも入らないでください。

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読者

地図で白い道なら、通れますか?

おかあさん

「地図で白い道なら安全」とは限りません。河川の洪水図には道路の排水を含まない場合があります。実際の通行規制と気象情報を確認してください。

目次

洪水の図と内水の図は別

市の防災マップの「浸水害・洪水の想定区域」は、千里川、箕面鍋田川、芋川、箕面川、石澄川、余野川とその支流が対象です。市は「河川から氾濫した場合」に浸水する範囲と深さを示すとしていて、想定する雨は、従来の「200年に1度」から「1000年に1度」の規模へ見直されました。

危険度1は床下浸水程度の0.5mで、家にいれば安全です。危険度2は床上浸水程度の0.5〜3.0mで、2階建て以上なら2階で安全を確保でき、平屋は危険です。危険度3は3.0m以上、または木造家屋が流出するおそれがあり、家にいるのは危険です。

道路の冠水は、この図とは別の地図で見ます。市の水防整備指針のページ(2026年4月3日更新)にある浸水深マップは、「下水道、側溝などを流れる雨水」の氾濫を示しています。

図 想定する雨 示すもの
防災マップの浸水害・洪水 1000年に1度の想定しうる最大規模 河川から氾濫した場合の範囲と深さ
水防整備指針の浸水深マップ 100年に1度の時間雨量85.5mm、既往最大の107.0mm 下水道、側溝などを流れる雨水の氾濫

市は浸水深マップの注意点も書いています。局地的な豪雨では「想定以上の浸水や想定箇所以外での浸水」が起こりうること、平均地盤高を基準にしているため局地的に低い地域は想定以上に浸水するおそれがあること、浸水範囲は建築物側に約10m(建物1戸分)膨らませていることです。

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読者

防災マップの浸水の図を見れば、道路の冠水もわかりますか?

おかあさん

防災マップの浸水害は、川が氾濫したときの図です。道路や側溝からあふれる冠水は、水防整備指針のページにある浸水深マップで見ます。

西小路4丁目と瀬川3丁目

水防整備指針(平成28年度、平成29年度に追加版)の「対策概要一覧表」に、2地点は次のとおり載っています。

番号 場所 浸水原因 対策前の浸水面積 概算工事費
7 西小路4丁目 府道豊中亀岡線(市役所前交差点) 側溝の流下能力不足 19,632㎡ 4.8百万円
14 西小路4丁目 市道中央線北側 側溝の流下能力不足 4,381㎡ 0.3百万円
43 瀬川3丁目 西南小学校南側 側溝の流下能力不足 9,930㎡ 12.7百万円

瀬川には、1丁目にも2地点(28番の第一荘園橋北側1,917㎡、49番の市道昭和住宅4号線5,411㎡)があります。

表は浸水面積1万㎡(1ヘクタール)を境に「以上」と「未満」に分かれます。市役所前交差点は「以上」に入る1〜9番の1つで、西南小学校南側は、境の1万㎡にわずかに届きません。

7番の案は、上流側で既設の管をやめて南側の側溝へつなぎ替え、下流側で雨水管渠に接続するものです。43番は、側溝を断面の大きなものに改修する案です。どちらも指針が挙げる浸水原因は「側溝の流下能力不足」で、川の氾濫ではありません。

指針は、整備を「浸水規模の大きい箇所から順に」進め、費用対効果を考えて効率的に整備できる箇所も並行して進めるとしています。表は「現実の浸水状況にあわせて随時見直す」とされ、計画期間は概ね10年です。

私は、この2地点を「今も冠水する場所」の一覧ではなく、「平成28年度の指針で市が対策の対象とした場所」として読むのが正確だと見ています。市のページに、進捗や完了の記述が見当たらないからです。

2014年8月24日の雨と目標水深

指針は、2014年8月24日の降雨(18時〜19時で時間雨量70mm)で多数の床上・床下浸水が出たことを、検討の出発点に置いています。指針が対象にした雨は、85.5mmが70mmの約1.2倍、107.0mmが約1.5倍です。

目標 対象の雨 浸水深 市の考え方
1 100年に1度(時間雨量85.5mm) 1cm未満 通常の降雨で生じる道路表面水で、浸水とは見なさない程度
2 既往最大の1997年8月7日(時間雨量107mm) 10cm未満 土のうや止水板などの設置で、市民が自衛できる水深

同じ雨で、箕面3丁目から5丁目一帯でも浸水被害が出ました。市の説明では、才ヶ原川源流の水が大量の土砂と木の枝・葉を押し流し、巨大雨水バイパス管の流入口を詰まらせて、道路が川のようになりました。市は対策として、流入口を2倍に広げ、監視カメラで詰まり始めを見張るとしています。

側溝のつまりは、家の周りでも起こります。市の情報面(令和6年3月版)は、「1カ所の詰まりが周囲の冠水を引き起こし」、自分の家の周りだけでなく地域全体に被害が及ぶと書き、雨が降り出してからでは手遅れだとしています。

\住所を入れるだけ・1分で確認できます/

自宅の住所のリスクを調べてみる ›

避難所と気象情報の見方

住所ごとの避難所一覧(PDF)では、瀬川は全域が西南小学校、西小路の2丁目と4丁目以降が箕面小学校です。市の「大雨に関する緊急情報」で、2校が開いたかを見ると、次のとおりでした。

市の記録 開設数 西南小学校(瀬川) 箕面小学校(西小路4丁目)
2023年6月2日 8か所 開設 一覧にない
2024年5月28日 5か所 一覧にない 一覧にない
2026年9月8日 6か所 一覧にない 一覧にない

2023年6月2日の8か所は市が「土砂災害及び浸水害ハザードエリア対象」と書き、2024年5月28日の5か所は「土砂災害ハザードエリア対象」と書いています。市のページには、開けなかった理由は書かれていません。

2026年5月から、気象の警報の名前が変わりました。市の案内(2026年3月27日更新)によると、「洪水警報」「洪水注意報」は廃止され、洪水予報河川では「レベル3氾濫警報」、それ以外の河川では「レベル3大雨警報」が出ます。大雨で危険度が高まった地域は「キキクル」で確認できます。市の2023年6月2日の記録は旧名称の注意報、2026年9月9日の記録は「レベル3大雨警報」で書かれています。

自宅で確かめる3つの手順

  1. 市の水防整備指針のページから、浸水深の地図(みのおマップ)を開き、自宅と通る道の水深を見る(指針のページ/みのおマップ)
  2. 市の防災マップで、自宅の浸水害の危険度(1〜3)を見る。大阪府の洪水浸水想定区域図でも、箕面川・茶長阪川・石澄川などの想定最大規模の浸水深を確かめられる(市/府)
  3. 市の避難所のページで、自宅の町丁目の避難所を確かめる。住所ごとの一覧表(PDF)が付いている(公式ページを開く)

問い合わせ先は、水防整備指針が箕面市の都市整備部河川水防課(072-724-6767)、防災マップと避難所が総務部市民安全政策課(072-724-6750)です。

雨が強まる前に確認すること

  • 住所の着色・指定線と、危険箇所を通らない避難経路を確認。
  • 避難先が洪水・土砂災害に対応しているか、当日開設されているかを確認。
  • 自治体の避難情報、気象庁の危険度、道路管理者の通行規制を確認。

現在の危険度は気象庁キキクルで確認できます。市の避難情報が出ている場合はその内容に従い、川・沢・斜面を見に近づかないでください。

\避難先を決める前に、自宅の想定を/

住所でハザードを見てみる ›

自宅の住所で、公的データを確認

洪水・土砂災害などのリスクを確認できます。指定範囲は県の公式マップと照合してください。

同じ地域の冠水・土砂災害

箕面市の土砂災害の確認箇所 / 全国の道路冠水マップ一覧

出典・資料の時点

資料確認:地図と場所の一覧は2026年9月28日、本文の追加部分は2026年10月11日(公開日時は各市・府・気象庁のページの更新日による)。地図画像は国の公開データを重ねたもので、危険区域の線を描き足していません。市・府の資料の図は転載していません。区域の線は、必ず市のウェブ版か県・府の地図で見てください。町丁目全体が危険という意味ではありません。アイキャッチは雨の日の街並みのイメージ(Unsplash)で、当地の被害写真ではありません。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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