京都大学は10月28日、英語能力試験「TOEIC(トーイック)」での替え玉受験に関わった大学院生1人を放学処分にしたと公表しました。処分は27日付です。新たに不正行為が見つかったという発表ではなく、有罪判決を受けた行為について、大学が決めた懲戒処分の公表です。
公表された処分
| 項目 | 京都大学の発表 |
|---|---|
| 対象 | 総合生存学館2回生の1人 |
| 処分 | 放学 |
| 処分日 | 2026年10月27日 |
| 公表日 | 2026年10月28日 |
| 対象となった行為 | 他人名義の予備受験票・解答用紙の偽造と行使 |
発表で使われている処分名は「放学」です。京都大学は大学の通則と学生懲戒規程を根拠として処分したと説明しています。本記事でも公式発表の用語に合わせて表記します。
対象となったのは総合生存学館に在籍する1人です。大学の公表には本人の氏名は記載されていません。ここでも氏名や顔写真を掲載せず、公表された行為と処分の内容に絞っています。

不正が行われた時期
大学が処分理由として示した行為の期間は、2024年8月から2025年4月までです。この間、計7回にわたり、英語能力試験で他人の署名を使い、他人名義の予備受験票や解答用紙を偽造したと説明しています。
さらに、これらの書類を正規に作られたもののように提示したり、提出したりして使ったとしています。大学の発表は、有印私文書偽造・同行使で逮捕・起訴され、有罪判決を受けたと記しています。
この期間と、今回の処分日、公表日は異なります。10月28日は大学が処分を公表した日で、不正受験が行われた日ではありません。ニュースの日付だけで行為の時期を読み替えないよう、上の表と分けて確認できます。
大学が示した理由
大学は、刑罰法令に触れる行為に当たるとともに、学生としての本分を守らない行為に当たると判断しました。事実関係を調べ、慎重に審議した上で処分を決定したという説明です。
理由として挙げたのは、英語能力試験が大学の中だけでなく社会の幅広い場面で使われていることと、不正の繰り返しによって試験の公平性や信頼性を損なったことです。大学は「生じた結果は軽くない」と説明し、教育研究活動への信用に関わる行為としても評価しています。
刑事事件での有罪判決と、大学が学内の規定に基づいて行う処分は、それぞれ別の判断です。今回の公式発表が伝えている新しい決定は、10月27日付の放学処分です。
発表にない情報
公表文には、判決の刑の詳細、他の関係者の処分、ほかの受験者の得点への対応などは示されていません。今回の1人についての処分から、別の学生や受験者の処遇まで広げて断定することはできません。
また、試験の実施方法や、一般の受験者の手続きが今回変わるという案内でもありません。受験予定がある場合は、受験票や本人確認に関する試験運営側の最新の案内を確認することになります。
今回の公表内容を確かめる際は、大学の発表日である10月28日、処分日である27日、対象行為の期間である2024年8月〜2025年4月を分けて読むと、過去の事件報道と今回の大学の決定を整理できます。
結局どうすればよいか
- 大学の公式公表文で処分日と対象行為の期間を確認する
公式出典
更新履歴
- 2026年10月29日 公式発表と原資料を確認し初版公開
※2026年10月29日午前に確認した公式情報です。資料の公表日と出来事が起きた日は本文に区別して記載しています。
Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する
災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。












コメント