🗨️「岐阜はどこでいちばん降っているんですか」
16日午後10時までの24時間で、中津川市の付知が101ミリ、下呂市の宮地が98ミリ。この2地点が全国のアメダスで1位と2位です。下呂市の宮地は直前の1時間にも16ミリ降っていて、まだ止んでいません。
[災害] この記事の要点
2026年9月16日 発表
- 中津川市・下呂市・白川町で車を使って移動する人
- 岐阜県の山あいの国道を通る予定の人
- この連休に飛騨・東濃方面へ出かける予定の人
全国の1位と2位が、どちらも岐阜県
16日午後10時の時点で、アメダスの24時間降水量を多い順に並べます。上位が岐阜県の山側に固まりました。
| 観測所 | 市町村 | 24時間 | 直前3時間 | 直前1時間 |
|---|---|---|---|---|
| 付知 | 中津川市 | 101.0ミリ | 17.0ミリ | 4.0ミリ |
| 宮地 | 下呂市 | 98.0ミリ | 34.5ミリ | 16.0ミリ |
| 金山 | 下呂市 | 88.0ミリ | 13.5ミリ | 0.5ミリ |
| 黒川 | 白川町 | 78.5ミリ | 21.5ミリ | 1.0ミリ |
| 萩原 | 下呂市 | 70.0ミリ | 21.0ミリ | 2.0ミリ |
| 伽藍 | 八百津町 | 69.5ミリ | 34.5ミリ | 0.0ミリ |
| 多治見 | 多治見市 | 63.5ミリ | 6.5ミリ | 0.5ミリ |
付知の101.0ミリと宮地の98.0ミリは、この時点で全国のアメダスの1位と2位です。上位7地点のうち3つが下呂市で、市内の別々の観測所がそろって高い値を出しています。
住まいのリスクに対する備え
土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
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止んだ場所と、まだ降っている場所が混ざっている
この表で見るところは、いちばん右の2列です。
24時間の合計だけを見ると、どこも「降り終わった」ように読めます。そうではありません。付知・金山・黒川はほぼ止まっている一方で、下呂市の宮地は直前1時間に16.0ミリ、3時間で34.5ミリ。いま強く降っているのはここです。
気象庁の目安では、1時間10ミリから20ミリが「やや強い雨」です。地面をたたく音がして、傘をさしていても足元が濡れる程度の降り方にあたります。

中津川から木曽へ抜ける国道は280ミリで閉まる
この数字が気になるのは、岐阜には雨で閉まる国道の区間が多いからです。
国土交通省が定める事前通行規制区間には、区間ごとに「連続雨量が何ミリに達したら通行止めにする」という数字が先に決まっています。岐阜県内の直轄国道では、いちばん低いのが国道41号の飛騨市神岡町船津〜東茂住で120ミリ、いちばん高いのが下呂市東上田の350ミリです。
いま101ミリを記録した付知は中津川市にあります。中津川市山口から長野県南木曽町へ抜ける国道19号の区間は、基準が280ミリです。101ミリはその4割弱で、まだ距離があります。
ただし規制の判断に使われるのは、その区間に設置された雨量計の値で、アメダスの数字とは別のものです。「あと179ミリある」と読み替えることはできません。読めるのは、規制の基準がどのくらいの高さに置かれているか、というところまでです。
山あいの国道を通る予定があるなら、出発前に規制の状況そのものを見るのが確実です。
この住所は浸水しやすい場所ですか?
住所を入れるだけ。ハザードマップの指定(浸水・土砂・津波)と地盤の強さが5秒で出ます。会員登録も電話番号も要りません。
雨がやんでから崩れることがある
24時間で100ミリという量は、大きな川をあふれさせる規模ではありません。それでも山あいで警戒が続くのは、水が地面の中に残るからです。
斜面にしみ込んだ水は、雨がやんでもすぐには抜けません。土の重さが増した状態が1日か2日続き、空が晴れてから崩れる、ということが実際に起きます。「雨がやんだ=終わった」ではないのがこの災害の性質です。
今回降っているのは中津川・下呂・白川町といった、家のすぐ裏が斜面という地形の多い地域です。裏山のある家では、雨上がりのほうを警戒します。
自分の土地がどうなっているかは、住所で分かる
いま降っている量が自分の家にとって危ないのかどうかは、雨量の数字だけでは決まりません。効いてくるのは、その土地が斜面のそばかどうか、周りより低いかどうかです。
住所を入れれば、浸水・土砂・地盤の想定をまとめて見られます。降っているうちに調べておくと、次に同じ雨が来たときの判断が変わります。
生活・仕事にどう効くか
- 移動:県内の規制の基準は120〜350ミリ。中津川から木曽へ抜ける国道19号の区間は280ミリで、いまの101ミリはその4割弱。
- 住まい:山あいでは斜面に水が残る。雨がやんでから1日か2日は崩れる恐れが続く。
生活・仕事にどう効くか
- 移動:岐阜の直轄国道には連続雨量で閉まる区間が9つあり、基準は120〜350ミリ。中津川から木曽へ抜ける国道19号の区間は280ミリで、いま降っている101ミリはその4割弱にあたる。
- 住まい:24時間で100ミリは河川をあふれさせる量ではないが、山あいでは斜面に水がしみ込んだ状態が数日残る。雨がやんでから崩れることがある。
結局どうすればよいか
- 山あいの国道を通る予定なら、出発前に通行規制の状況そのものを見る
- 自宅や通勤路が土砂災害警戒区域に入っているかを住所で確認する
- 雨がやんでも、斜面のそばでは1日か2日は様子を見る
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- 気象庁 アメダス実況(2026年9月16日22時00分)(2026年9月16日発表)
- 気象庁 気象警報・注意報(2026年9月16日発表)
- 国土交通省 道路防災情報 事前通行規制区間(2026年9月16日発表)
更新履歴
- 2026年9月16日 初版を公開。16日22時00分時点のアメダス実況を記載。
※本記事は2026年9月16日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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