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エアコン 廃棄 フロン/回収率は4割弱です

🗨️「エアコンを捨てるとき、中のガスはどうなるんですか」

冷媒のフロン類は、機器を壊す前に抜いて回収することが法律で決められています。ところが環境省によると、業務用の機器を廃棄するときの回収率は10年以上にわたって4割弱で止まっていました。改善のため令和2年4月から、管理者が回収をしないと直接罰の対象になっています。9月16日は、そのきっかけになったモントリオール議定書が採択された日です。

[暮らし] この記事の要点

発表日・更新日

2026年9月16日 発表

影響を受ける人
  • 店舗・事務所のエアコンや冷凍冷蔵ショーケースを持っている人
  • 家を建て替える・取り壊す予定がある人
  • 古いエアコンや冷蔵庫の買い替えを考えている人
目次

9月16日は、議定書が採択された日

1987年9月16日にモントリオール議定書が採択されました。オゾン層を壊す物質を減らしていくための国際的な取り決めで、日本もこれに合わせて国内法を整えてきました。

時期できごと
1987年9月16日モントリオール議定書が採択される
平成13年フロン回収・破壊法が制定される
平成25年6月法改正で「フロン排出抑制法」に名称が変わる
平成27年4月1日フロン排出抑制法が施行される
令和元年6月抜本的な改正(直接罰の導入など)
令和2年4月1日改正法が施行される

南極のオゾンホールは1980年代以降に急激に広がりましたが、環境省は今世紀末には元の状態に回復すると予想されているとしています。40年かけて、いま折り返しのあたりにいる話です。

いまのフロンは、オゾン層ではなく温暖化の問題になっている

オゾン層を壊すCFC・HCFCは減りましたが、その代わりに使われるようになったHFC(代替フロン)には別の性質があります。

HFC(代替フロン)の温室効果は二酸化炭素の100倍から10,000倍以上(環境省 フロン排出抑制法ポータルサイト)

同じ量が空気中に出たとき、二酸化炭素の100倍から1万倍以上の効き方をします。だから「オゾン層は回復に向かっているのに、法律はむしろ厳しくなった」という順番になっています。

回収率は10年以上、4割弱で止まっていた

環境省が課題として挙げているのが、廃棄時の回収率です。

10年以上4割弱で低迷していた廃棄時回収率(環境省 フロン排出抑制法ポータルサイト)

フロンを抜かずに機器ごと壊せば、中のガスはそのまま空気中に出ます。これを止めるため、令和元年6月の改正で機器の管理者が回収をしないこと自体に罰を科す「直接罰」が入り、令和2年4月1日から施行されています。

家庭のエアコンと、店舗のエアコンでは通る法律が違う

同じエアコンでも、家庭用と業務用では制度の入口が別です。

家庭用のエアコン・冷蔵庫業務用の冷凍空調機器
主な法律家電リサイクル法フロン排出抑制法
出し方販売店・指定引取場所へ充塡回収業者に依頼
費用リサイクル料金+収集運搬料回収・処理の費用
自治体の粗大ごみ対象外対象外

どちらも粗大ごみとして出すことはできません。家を片づけるときに「大きいものだから粗大ごみ」と考えると、その場で断られます。

解体の見積もりで見ておく1行

家や店舗を壊すとき、建物に付いたままのエアコンや冷凍設備は、壊す前にガスを抜く必要があります。工事の見積もりで、フロン回収が誰の担当で、費用に入っているかを確認しておくと後から増えません。

店舗を借りて営業している場合、機器の「管理者」は原則として所有者ではなく、その機器を管理している側になります。退去のときに自分の責任になるのか、貸主の責任になるのかは、契約書を先に見ておくところです。

生活・仕事にどう効くか

  • 住まい:解体や買い替えのときに、機器ごと壊すとガスが空気中へ出る。抜いてから壊す手順が法律で決まっている。
  • お金:家庭用のエアコン・冷蔵庫は家電リサイクル法の対象で、処分にはリサイクル料金と収集運搬料がかかる。

結局どうすればよいか

  • 店舗や事務所の機器なら、廃棄の前に充塡回収業者へ依頼する
  • 家庭のエアコン・冷蔵庫は、販売店か自治体の案内する方法で引き取ってもらう
  • 解体工事を頼むときは、フロン回収を誰がやるのかを見積もりの段階で確認する

公式出典

更新履歴

  • 2026年9月16日 初版を公開。

※本記事は2026年9月16日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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