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基準地価 千葉/流山は加速、浦安は鈍化

🗨️「千葉県の基準地価、今年はどこが上がったんですか」

住宅地の伸びが一番大きいのは流山市で13.3%です。前の年の12.5%からさらに広がりました。反対に浦安市は4.8%から1.7%まで落ちています。ただし実際に売れている土地の坪単価は、浦安市のほうが流山市の2.3倍です。

[地価・住宅市場] この記事の要点

発表日・更新日

2026年9月16日 発表

影響を受ける人
  • 千葉県や茨城県南部で土地・戸建てを売ろうとしている人
  • 流山市・柏市・守谷市あたりで家を買おうとしている人
  • 相続した土地の値段の目安を知りたい人
目次

千葉県の住宅地は3.4%、流山市だけが13.3%

国土交通省が公表した令和8年の都道府県地価調査(基準地価)で、千葉県の住宅地は前の年より3.4%上がりました。前年の3.3%とほぼ同じ伸びです。ところが市ごとに並べると、同じ県とは思えないほど幅があります。

令和8年(今回)令和7年
流山市+13.3%+12.5%
松戸市+8.9%+8.1%
鎌ケ谷市+7.6%+6.6%
千葉市+5.7%+5.4%
柏市+4.7%+5.2%
船橋市+4.5%+5.3%
市川市+3.4%+3.9%
浦安市+1.7%+4.8%

流山市は市内19地点の平均で13.3%。県の平均の4倍近い数字で、しかも去年よりさらに伸びています。表の下半分は逆で、去年より伸びが小さくなりました。

住宅とマンションが混ざって並ぶ日本の住宅地
千葉県の住宅地は平均で3.4%の上昇。市によって伸びが大きく分かれた(写真はイメージ)

売る・継ぐ・片付ける、を決めるときに読むもの

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浦安市は4.8%から1.7%へ 国は「高価格帯」と書いた

いちばん大きく変わったのは浦安市です。上昇率が4.8%から1.7%になりました。下がったのではなく、上がり方がおよそ3分の1になったということです。

理由は国土交通省の資料に書いてあります。浦安市・市川市・船橋市・柏市の4市について、「高価格帯の住宅地を中心に需要がやや落ち着きを見せた」ため上昇幅が縮小した、という説明です。東京に近くて、もともと高い場所から順に止まりはじめた、と読めます。

この4市は千葉県のなかでも東京寄りの並びです。そこがそろって減速し、少し外側の流山市・松戸市・鎌ケ谷市が伸びを広げました。

上昇率が一番の流山市は、千葉でいちばん高い街ではない

ここを取り違えると、予算の組み方を間違えます。上昇率と、実際に払う金額は別の順番になっています。

国土交通省の不動産情報ライブラリに登録された実際の取引から、土地の坪単価の中央値を市ごとに出すと、こうなりました(2024年10〜12月期から2025年10〜12月期まで)。

実際に売れた土地の坪単価(中央値)件数今回の上昇率
浦安市152.1万円35件+1.7%
市川市82.6万円164件+3.4%
流山市66.1万円120件+13.3%
柏市43.0万円230件+4.7%
守谷市(茨城)28.3万円56件+8.7%

上昇率で最下位だった浦安市が、実際の坪単価では流山市の2.3倍です。上昇率2位の守谷市にいたっては、浦安市の5分の1ほどしかありません。

「流山が千葉で一番上がった」という見出しは、値段の順位の話ではありません。伸びの順位と、財布から出る金額の順位は、この5市では逆に近い並びになっています。

茨城側は守谷8.7%、つくばみらい4.6%

県境をまたいだ茨城側も同じ方向でした。守谷市は8.5%から8.7%、つくばみらい市は3.0%から4.6%、取手市は1.3%から2.0%です。国土交通省はつくばエクスプレスの駅周辺について、利便性と住環境に優れた地域を中心に住宅地の需要が堅調だ、と書いています。

全国で上昇率の高かった住宅地の上位10地点にも、この沿線から2つ入りました。

順位場所今回の価格上昇率
全国5位つくば市みどりの東9万円/㎡+19.0%
全国9位流山市東初石3丁目20万3,000円/㎡+18.7%

住宅地の上位10地点は、北海道富良野市や長野県白馬村のようなリゾート地が大半です。そこに、毎日通勤している人が住む住宅地が2つ混ざっています。

高層のマンションが並ぶ街並み
沿線の駅前では開発が続き、住宅地の需要が広がっている(写真はイメージ)

このエリアの相場はいくらですか?

住所を入れるだけ。全国175,666件の実際の成約(国土交通省)から、土地・戸建て・マンションの坪単価の目安が5秒で出ます。会員登録も電話番号も要りません。

3年前に「プチバブル」と言われた街の、その後

流山おおたかの森については、以前から高すぎるのではという声がありました。2021年12月のYahoo!知恵袋には、この一帯の中古マンションについて「さながらプチバブルですね」という回答が残っています。2023年1月の別の質問にも「ここ数年でかなり高騰していますよね」という回答があり、戸建てで6,500万〜8,000万円という相場観が語られていました。

そう言われたあとも、基準地価の上昇幅は縮まっていません。令和7年が12.5%、令和8年が13.3%で、むしろ広がりました。

いま検索窓に打たれている言葉も「流山 地価 高騰」「おおたかの森 地価 今後」です。3年前と同じ問いが、値段が上がったまま続いていることになります。

今日の数字は7月1日時点 地点ごとの値段は16日から

基準地価は毎年7月1日を価格時点として都道府県が調べ、国土交通省が全国分をまとめます。3月に発表される公示地価(1月1日時点)とは、調べる時点も担当する役所も違います。同じ市の話でも、数字が並んで出てくると混ざりやすいところです。

今回の調査は全国21,466地点が対象で、住宅地の全国平均は1.0%の上昇。5年続けて上がりました。

自分の土地に近い地点を1つずつ見たい場合は、国土交通省の不動産情報ライブラリに9月16日から掲載されます。国土交通省の資料には、当日はアクセスが集中してつながりにくい見込みだと書かれています。

生活・仕事にどう効くか

  • お金:上昇率が高い市が、実際に高い市とは限らない。実際の取引では浦安市が坪152.1万円、流山市が66.1万円で、上昇率の順位とは逆に近い並びになっている。
  • 売買:東京寄りの浦安市・市川市・船橋市・柏市は4市そろって上昇幅が縮小。国土交通省は「高価格帯の住宅地を中心に需要がやや落ち着きを見せた」と説明している。

結局どうすればよいか

  • 9月16日以降、不動産情報ライブラリで自分の土地に近い基準地を見る
  • 上昇率ではなく、その市で実際に売れている坪単価を別に調べる
  • 売却を考えているなら、公的価格と実際の成約価格を並べて見る

\動く前に地域の相場だけ見ておく/

不動産相場検索を使ってみる ›

市区町村ごとの土地・戸建て・マンション(無料)

公式出典

更新履歴

  • 2026年9月16日 初版を公開。千葉県と茨城県南部の市別データを記載。

※本記事は2026年9月16日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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