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有料老人ホーム 登録制/いまはまだ届出制です

🗨️「有料老人ホームが登録制になると聞きましたが、もう変わったんですか」

まだです。2026年9月15日時点の老人福祉法29条は「届け出なければならない」のままで、条文は届出制です。登録制にする改正法は6月25日に公布されましたが、その部分がいつ動き出すかは政令で決まる仕組みになっていて、日付はまだ出ていません。いま入居先を探している人に関係するのは、そこから先の話です。

[暮らし] この記事の要点

発表日・更新日

2026年9月15日 発表

影響を受ける人
  • 親や自分の入居先として有料老人ホームを探している人
  • 実家をどうするかと介護施設の費用を同時に考えている人
  • 住宅型有料老人ホームを運営している事業者
目次

いまの条文は「届け出なければならない」

e-Gov法令検索で老人福祉法を開くと、第4章の2「有料老人ホーム」の先頭にある第29条の見出しは(届出等)です。中身はこうなっています。

有料老人ホーム(中略)を設置しようとする者は、あらかじめ、その施設を設置しようとする地の都道府県知事に、次の各号に掲げる事項を届け出なければならない。(老人福祉法29条1項)

届け出る中身は、施設の名称と設置予定地、設置者の氏名・住所(または名称・所在地)、そのほか厚生労働省令で定める事項の3つ。変更があれば1か月以内に届け出る(2項)、廃止・休止は1か月前までに届け出る(3項)という決まりです。

知事は届出を受けたら、遅滞なく市町村長に通知しなければならない(4項)。つまり行政は「開いた」ことを知る仕組みであって、「開いていいか」を審査する仕組みではありません

登録制にすると、どこが変わるのか

2026年6月25日に公布された「社会福祉法等の一部を改正する法律」(令和8年法律第51号)は、この手続きを登録制へ改める内容を含んでいます。届出と登録の違いは、行政が関わる順番です。

届出制(いま)登録制(改正後)
行政の関与事後に知る開く前に見る
拒めるか届出を拒む仕組みはない基準を満たさなければ登録されない
期限なし(届けたまま続く)更新の仕組みが設けられる

厚生労働省の検討会では、登録の基準をどう置くか、すでに開いているホームにどれだけの猶予を置くかが、いま議論されている段階です。

ねらいは「囲い込み」

この改正の背景にあるのは、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅で起きている、いわゆる囲い込みの問題です。

入居した人が、同じ運営会社の訪問介護やデイサービスだけを使う形になり、ケアプランが実質的に選べなくなる。必要以上のサービスが組み込まれても気づきにくい。ここに手を入れるために、開設の段階で行政が中身を見る形へ変えよう、というのが今回の筋です。

だから見学のときに効く質問は、設備の話よりも「介護サービスはどこから受けることになりますか」「別の事業者を選べますか」のほうです。制度が変わる前でも、この2つは聞けます。

いつから、は「まだ決まっていない」

ネット上には「2027年4月から登録制」と書かれた記事が並んでいますが、9月15日時点でその日付を定めた政令は出ていません。公布から一定の期間内に施行する、という形で法律に書かれているだけです。

探している側にとって大事なのは、制度が変わるのを待つ必要はないということです。重要事項説明書の開示はいまも義務づけられていて、都道府県のサイトで各ホームの情報を見られます。使える材料はもうあります。

条文は2026年9月15日時点のe-Gov法令検索で確認したものです。施行日や登録の基準は今後の政令・省令で決まります

生活・仕事にどう効くか

  • 住まい:届出制は「開いてから届ける」形。登録制になると、開く前に都道府県が中身を見る形に変わる。
  • お金:登録の基準が上がれば、基準を満たせない小規模なホームが閉じる可能性がある。選択肢と料金の両方が動きうる。

結局どうすればよいか

  • いま探しているなら、制度の切り替えを待たずに現行の情報公開制度(重要事項説明書)で見る
  • 見学のときに「介護サービスをどこから受けるか」を必ず聞く。ここが今回の改正の芯になっている
  • 施行日はまだ政令で決まっていない。「2027年から」と書いてある記事は見込みの話

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公式出典

更新履歴

  • 2026年9月15日 初版を公開。

※本記事は2026年9月15日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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