🗨️「磐越西線、8月末まで動かないと聞いていたけど、もう乗れるの?」
猪苗代〜会津若松は今日8月21日の始発から動いています。ただし特急あかべぇだけは25日まで走りません。代行バスは昨日20日で終わりました。
[交通] この記事の要点
JR東日本は8月17日、7月31日の大雨で盛土が崩壊して運転を見合わせていた磐越西線の猪苗代駅〜会津若松駅間について、8月21日(金)の始発列車から運転を再開すると発表した。8月7日から走っていた代行バスは8月20日(木)で終了した。
2026年8月21日 発表
- 会津若松・磐梯町・猪苗代の各駅を使って通勤・通学している人
- 8月21日以降に会津・磐梯エリアへ旅行や帰省をする人
- 指定席を取り直す必要がある人(発売は8月17日13時に再開済み)
- 沿線に家や土地を持っている人
この記事でわかること
- 猪苗代〜会津若松がいつから動くのか、代行バスはいつ終わったのか
- 定期列車は21日から動くのに、特急あかべぇだけ25日からになる理由
- JR東日本が使う「◯月末頃の見込み」と「相当の期間を要する見込み」の差
先に結論
- 猪苗代〜会津若松は8月21日(金)の始発から運転再開。代行バスは8月20日で終了しました
- 当初の見込みは「8月末ごろ」。発表より10日ほど早く戻りました
- ただし特急あかべぇ(郡山〜喜多方)が走り出すのは8月25日からです
- 快速あいづSATONOは21日から。指定席の発売は8月17日13時に再開しています
- 同じ大雨で止まった北上線は、いまも再開日が決まっていません
8月21日の始発から、猪苗代〜会津若松が動きます
7月31日の大雨で盛土が崩れ、磐越西線の猪苗代駅〜会津若松駅間は3週間止まっていました。JR東日本は8月17日に再開日を発表し、今日8月21日(金)の始発から列車が走っています。崩れたのは磐梯町駅から郡山方面へ約1.5kmの山あいで、長さ約25メートル・幅約18メートル・高さ約7メートルの範囲でした(福島民友新聞 2026年8月18日)。
会津若松市が8月7日に出した案内には「列車での運転再開時期は8月末頃を見込んでいます」と書かれていました。その「8月末ごろ」より10日ほど早く戻ったことになります。盛土を戻す工事が終わり、線路に砂利を敷いて車両が安全に走れるかを確認したうえでの再開です。
代行バスが走っていたのは、21日間のうち14日だけでした
「代行バスがあったから、そこまで困らなかったのでは」と思う人もいると思います。日付を並べると、そうでもありません。
| 期間 | 日数 | 猪苗代〜会津若松の移動手段 |
|---|---|---|
| 7月31日〜8月6日 | 7日 | 列車も代行バスも無し |
| 8月7日〜8月20日 | 14日 | 代行バス(上り15本・下り17本) |
| 8月21日〜 | — | 列車(再開) |
代行バスは快速を除いて区間内のすべての駅に停まり、運賃は列車と同じでした(会津若松市・福島テレビ 2026年8月7日)。それでも、崩落から代わりの足が出るまでに1週間かかっています。猪苗代から会津若松の高校へ通っている生徒にとっては、7月31日から8月6日までの7日間、列車も代行バスも使えない状態でした。
「再開」でも、戻らない列車があります
ここが今日いちばん間違えやすいところです。21日から動くのは定期列車で、臨時列車は列車ごとに再開日が違います。
| 列車 | 区間 | いつから走るか |
|---|---|---|
| 定期列車(普通・快速) | 猪苗代〜会津若松 | 8月21日(金)始発から |
| 快速 あいづSATONO | 郡山〜喜多方 | 8月21日(金)から |
| 特急 あかべぇ | 郡山〜喜多方 | 8月25日(火)から |
「線路が直ったのだから全部動くだろう」と思って8月22日の切符を探すと、特急あかべぇだけが見つからない、という形になります。指定席そのものは8月17日13時から発売を再開しているので、運休中に払い戻した人は取り直してください。
止まっていたのは、会津若松へ出るための区間でした
この区間が3週間止まる意味は、沿線の数字を並べるとわかりやすくなります。国土交通省の地価公示(令和8年・国土数値情報L01)から、運休区間の最寄り駅ごとに住宅地の坪単価を集計しました。
| 最寄り駅 | 住宅地の地点数 | 坪単価の中央値 | 前年比(地点の平均) |
|---|---|---|---|
| 会津若松 | 19 | 135,868円 | +0.15% |
| 猪苗代 | 2 | 56,198円 | −2.47% |
| 広田 | 2 | 54,876円 | −1.85% |
| 磐梯町 | 3 | 26,711円 | −1.13% |
会津若松市・猪苗代町・磐梯町の39地点が対象で、うち住宅地を中央値の対象にしています。中間の3駅はすべて前年比マイナスで、プラスなのは終点の会津若松だけでした。坪単価も会津若松と磐梯町で5倍の開きがあります。つまり止まっていたのは、値下がりが続く町から、仕事も学校も病院もある会津若松へ出るための足です。車を運転しない世帯にとっては、3週間ぶん生活圏が縮んでいたことになります。
JR東日本の言い回しで、復旧の長さはある程度読めます
私は、JR東日本が発表に使う言葉の違いは、そのまま復旧の長さの目安になると見ています。根拠は今年の2路線です。
磐越西線について同社が使ったのは「8月末頃を見込んでいます」でした。時期が月単位で示されていて、実際は21日間で戻りました。いっぽう、同じ大雨で盛土が流出した北上線(ほっとゆだ〜横手)に使われたのは「相当の期間を要する見込み」です。こちらは8月17日に代行バスが始まっただけで、いまも再開日が出ていません。9月5日・6日の快速「風っこ錦秋湖号」がほっとゆだ〜横手間で運休すること、8月29日・30日の大曲花火大会の臨時列車を取り止めることまで、すでに決まっています。
これは私の読み方であって、JR東日本が基準を公表しているわけではありません。ただ、旅行や帰省の予定を組むときに「見込み時期が数字で出ているか、出ていないか」を最初に見るだけで、待つべきか代替手段を押さえるべきかの判断は変わります。時期が数字で出ていれば数週間、「相当の期間」なら月単位、と考えて動くのが安全です。
磐越西線は今日から動きました。北上線の続報が出たら、またこの欄で追いかけます。
生活・仕事にどう効くか
- 通勤・通学:8月21日の始発から、猪苗代・翁島・磐梯町・東長原・広田・会津若松の各駅で列車が動く。代行バスは8月20日で終了しているので、21日以降にバス停へ行っても乗れない。
- 旅行・帰省の予定:郡山〜喜多方の快速あいづSATONOは8月21日から。特急あかべぇは8月25日からで、21日〜24日に郡山から喜多方へ抜ける予定の人は普通列車での移動になる。
- 指定席:指定席の発売は8月17日13時から再開している。運休期間中に払い戻した人は取り直しが必要。
- 沿線の住まい:運休した区間は、地価公示で前年比マイナスが続く磐梯町・猪苗代・広田から、唯一プラスだった会津若松へ出る区間だった。車を持たない世帯にとっては21日間、生活圏そのものが縮んでいた。
結局どうすればよいか
- 8月21日以降に乗る人は、代行バスではなく駅へ行く(バスは20日で終了)
- 郡山〜喜多方を特急あかべぇで移動する予定なら、8月25日より前は走っていないので普通列車か快速で組み直す
- 運休期間に払い戻した指定席は、8月17日13時から発売が再開しているので取り直す
- 同じ大雨で被災した北上線(ほっとゆだ〜横手)は再開日が決まっていないので、東北方面の予定は別に確認する
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
自分の場合を調べる(無料ツール)
公式出典
- JR東日本「東北エリアの運行情報」磐越西線の項(2026年8月21日発表)
- 磐梯町「磐越西線(猪苗代〜会津若松間)の運転の見通しについて」(2026年8月17日発表)
- 猪苗代町「磐越西線(猪苗代〜会津若松間)の運転の見通しについて」(2026年8月17日発表)
- 会津若松市「JR磐越西線の運休区間で代行バスが運行されます」(2026年8月7日発表)
- 福島民友新聞「磐越西線、21日運転再開 猪苗代-会津若松間、盛り土復旧作業完了」(崩落規模・臨時列車の再開日)(2026年8月18日発表)
- 国土交通省 国土数値情報 地価公示(L01)令和8年・福島県(2026年1月1日発表)
更新履歴
- 2026年8月21日 初版を公開
※本記事は2026年8月21日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。


コメント