🗨️「外房線、18日から動くって聞きました。いつもどおり通勤できますか?」
できません。動くのは大網〜本納までで、誉田〜大網は8月24日の再開を目指す段階です。しかも千葉〜誉田は通常の4割程度の本数しかなく、千葉から大網へ行くには総武本線・東金線で成東まで大回りすることになります。
[交通] この記事の要点
JR東日本 千葉事業本部が2026年8月17日13時10分に「大雨に伴う8月18日(火)以降の運行計画について」を発表した。外房線の大網〜本納駅間は8月18日の始発から運転を再開し、同区間の代行バスは終了する。誉田〜大網駅間は8月24日の運転再開を目指す。あわせて8月18日〜23日の外房線時刻表2枚(千葉〜誉田駅間、大網〜安房鴨川駅間)が公開された。運行情報には千葉〜誉田駅間が通常の4割程度、本納〜安房鴨川駅間が通常の6割程度の本数で運転すると書かれている。
2026年8月17日 発表
- 大網駅・土気駅から外房線で千葉・東京方面へ通勤通学している人
- 茂原・本納から千葉方面へ出る人
- 18日以降に外房線沿線へ出かける予定がある人
- 東金線で大網から東金・成東方面へ帰る人
この記事でわかること
- 18日に動く区間と、まだ動かない区間の境目がどこか
- 再開しても通常ダイヤに戻らない理由と、その具体的な本数
- 千葉から大網へ行くのに、JR東日本が案内している経路と所要時間
先に結論(2026年8月17日夜時点)
- 大網〜本納駅間は8月18日の始発から運転を再開します(JR東日本 8月17日13時10分発表)
- 誉田〜大網駅間は8月24日の運転再開を目指す段階で、まだ決まっていません
- 再開しても通常ダイヤではありません。千葉〜誉田は通常の4割程度、本納〜安房鴨川は6割程度の本数です
- 千葉から大網へは外房線では行けません。JR東日本の案内は総武本線・東金線の成東まわりで、朝は片道1時間5分〜1時間25分です
- 代行バスは3区間から2区間に減ります。大網〜本納の代行バスは8月17日で終了します
大網〜本納は「18日の始発から再開します」に変わった
JR東日本 千葉事業本部は2026年8月17日13時10分、「大雨に伴う8月18日(火)以降の運行計画について」を発表しました。区間ごとに書き方が違うので、そこがそのまま今の状況です。
| 区間 | JR東日本の書き方 | 今の状態 |
|---|---|---|
| 大網〜本納 | 8月18日(火)の始発から運転を再開します | 代行バスは8月17日で終了 |
| 誉田〜大網 | 8月24日(月)の運転再開を目指します | 代行バスは誉田〜土気のみ |
| 千葉〜誉田 | 通常の4割程度の本数で運転 | 電車は動いている |
| 本納〜安房鴨川 | 通常の6割程度の本数で運転 | 電車は動いている |
同じ日の朝の時点では、まだ表現が違いました。内閣府がまとめた被害状況(鉄道は国土交通省の8月17日8時30分時点)には、大網〜本納も「8月18日の運転再開を目指す」と書かれています。それが13時10分の発表で「再開します」に変わりました。大網〜本納だけが、目指す段階を抜けたということです。
一方の誉田〜大網は、8月24日の再開を「目指します」のままです。しかも発表資料には「運転再開後も、一部列車で運休が発生します」という注記が付いています。24日に元どおりになる、という話ではありません。運休している区間で何が壊れたのかは、外房線の代行バスは3区間、走らないのは土気〜大網だけ?で、土気駅構内と土気トンネルの道床流出まで整理しています。道床は線路の下に敷かれた砕石の層で、線路そのものではなく、線路を支える土台のほうが流されている状態です。
再開しても通常ダイヤではない。千葉〜誉田は通常の4割程度
「18日から動くなら、いつもどおりの時間に乗れますね」と受け取りたくなりますが、そうではありません。JR東日本の運行情報(8月17日23時01分現在)には、動いている区間の本数がはっきり書かれています。
千葉〜誉田駅間は通常の4割程度、本納〜安房鴨川駅間は通常の6割程度です。電車が動いていることと、いつもの時刻に来ることは別だ、ということです。この数字を知らずに普段どおりの時間に駅へ行くと、待ち時間が無駄になります。
もう1つ、8月18日〜23日の時刻表には見落としやすい注記があります。千葉〜誉田の時刻表は上下とも「※平日のみ運転」と書かれていて、期間に含まれる22日(土)と23日(日)の列車がこの紙には載っていません。大網〜安房鴨川の時刻表のほうには平日限定の注記がなく、逆に土休日の乗り継ぎが書かれています。土日に千葉〜誉田を使う予定がある人は、この時刻表だけで判断せず、JR東日本の運行情報を見たほうが確実です。
千葉から大網へは、新しい時刻表でも外房線を通らない
ここが今回いちばん大きな変化です。JR東日本が公開した「8月18日〜23日 外房線時刻表(大網駅〜安房鴨川駅間)」を開くと、見出しにこう書かれています。「※千葉方面からは総武本線、東金線経由でご利用ください。」
そして表の先頭2段が、外房線ではなく総武本線(千葉→成東)と東金線(成東→大網)になっています。上り側も末尾2段が東金線と総武本線です。つまりJR東日本は、千葉と大網の間の移動を、外房線ではなく成東まわりの大回りとして時刻表そのものに刷り込みました。発表資料にも「千葉〜大網駅間は総武本線・東金線経由のご利用をお願いいたします。外房線経由より時間がかかります」と書かれています。
では実際どれくらいかかるのか。時刻表に並んでいる乗り継ぎを拾うと、こうなります。
| 大網発 | 成東着 | 成東発 | 千葉着 | 所要 |
|---|---|---|---|---|
| 5:25 | 5:42 | 5:43 | 6:30 | 65分 |
| 6:09 | 6:26 | 6:31 | 7:29 | 80分 |
| 6:30 | 6:49 | 6:59 | 7:47 | 77分 |
| 7:00 | 7:24 | 7:29 | 8:18 | 78分 |
| 7:40 | 7:58 | 8:11 | 9:00 | 80分 |
逆向き(千葉→大網)も同じくらいです。千葉7時15分発が大網8時22分着で67分、千葉6時30分発は大網7時56分着で86分かかります。朝の時間帯で、片道おおむね1時間5分から1時間25分です。比較になるのが同じ時刻表の千葉〜誉田で、こちらは千葉5時21分発→誉田5時35分着の14分。誉田から先がつながっていないぶんを、成東まで回って埋めている形です。
時刻表を読むときの注意も1つ。総武本線の欄には「すべての列車を記載していません」という注記があります。空欄になっている列を見て「乗り継ぎがない」と読まないほうがよい、ということです。
代行バスは3区間から2区間へ。大網〜本納は17日で終了
8月17日は誉田〜土気・大網〜本納・蘇我〜茂原の3区間で代行バスが走りました。18日からは大網〜本納が電車に戻るため、この区間の代行バスは終了し、残るのは2区間です。
- 誉田〜土気駅間 始発6時00分発/最終21時00分発
- 蘇我〜茂原駅間 始発6時00分発/最終21時00分発(直通運転のため他の駅には停車しません)
- 土気〜大網駅間は、道路通行に影響が出ているため代行バスを運転しません
JR東日本は、代行バスの台数と定員に限りがあるため混雑時は待つ場合があること、交通状況によって所要時間が大幅に変わることを注記しています。時刻表として当てにできる乗り物ではありません。なお代行バスは「運転再開までの運行を予定」とされているので、誉田〜大網が再開すれば役目を終えます。
もう1つ、夜遅い人だけに効く変更があります。復旧作業の影響で、東金線の大網23時10分発 東金行が運休します。これにより東金線の下り最終は大網22時28分発 成東行になります。45分ほど早い最終に変わるので、大網から東金方面へ帰る人は確認しておくと助かります。
高速道路は全線で通行可能。ただし大型土のうと車線規制が残る
車のほうは先に動いています。NEXCO東日本 関東支社は8月17日1時30分、E82千葉東金道路(山田IC〜東金JCT)と圏央道(松尾横芝IC〜東金JCT、東金JCT〜茂原長南IC)の通行止めを解除しました。これで千葉東金道路と圏央道は全線で通行可能になっています。
ただし「解除された」と「元どおりになった」は同じではありません。発表資料には、被災箇所周辺で路肩に大型土のうを設置している箇所があること、一部区間ではしばらくの間、復旧工事に伴う走行車線規制を実施することが明記されています。復旧作業が続いているのは千葉東金道路の14.6キロポスト付近と、圏央道の233.5・233.8キロポスト付近です。
電車が動かないぶんが道路に出てくる点については、千葉東金道路も圏央道も今朝開いたのに、国が「一層の渋滞」と名指しした4本に千葉東金道路が入っていますで、国土交通省関東地方整備局が挙げた4本の道路を整理しています。
18日以降に動く人が、出発前に確認すること
最後に、明日から動く人が押さえておくことを並べます。
- 自分の区間がどちらかを先に見る。大網〜本納は18日から電車、誉田〜大網はまだ動かない
- 通常ダイヤではない。千葉〜誉田は通常の4割程度、本納〜安房鴨川は6割程度の本数
- 千葉〜大網は成東まわりで調べる。外房線経由では検索しても出てこない
- 22日(土)・23日(日)の千葉〜誉田は、公開されている時刻表に載っていない。当日の運行情報で確かめる
- 誉田〜大網の8月24日は「目指す」段階。変わる可能性があるので、旅行や出張の予定は確定として組まない
- 特急「わかしお」「新宿わかしお」は、外房線が全線で再開するまで全列車・全区間が運休
- 車で動くなら、高速は通れても車線規制が残ることを見込んでおく
雨が降りやんでから4日が過ぎましたが、交通は段階的にしか戻りません。18日に戻るのは大網までで、その先はまだ工事の途中です。予定を立てるときは、再開の日付ではなく「その日に自分が乗る電車が何時にあるか」を、出発の直前にもう一度見るのがいちばん確実です。
本記事は2026年8月17日夜時点で公表されている情報にもとづいています。運転再開の見通しや時刻は変更される場合があります。最新情報はJR東日本・NEXCO東日本など公式情報をご確認ください。
生活・仕事にどう効くか
- 朝の通勤(大網から千葉方面):外房線では行けない。総武本線・東金線経由で成東乗り換えになる。時刻表どおりで大網5時25分発→千葉6時30分着の65分が最短で、6〜7時台は77〜80分かかる。
- 朝の通勤(千葉から大網方面):同じく成東まわり。千葉7時15分発→大網8時22分着で67分、千葉6時30分発→大網7時56分着では86分。同じ時刻表の千葉〜誉田は14分。
- 土気駅の利用:土気は誉田〜大網の区間内で、18日以降も電車が止まったまま。代行バスは誉田〜土気駅間のみで、土気〜大網は道路通行に影響が出ているため走らない。
- 夜遅い帰宅(東金線):外房線内の復旧作業の影響で、東金線の大網23時10分発 東金行が運休する。下りの最終は大網22時28分発 成東行になる。
結局どうすればよいか
- 自分の乗る区間が「18日から動く大網〜本納」か「まだ動かない誉田〜大網」かを先に確認する
- 千葉〜大網を移動するなら、外房線ではなく総武本線・東金線経由で調べる。JR東日本も18日から迂回乗車を案内している
- 出発前にJR東日本の運行情報で当日の状況を見る。8月18日〜23日の時刻表はJR東日本のサイトでPDFが公開されている
- 車で動く人は、高速道路が全線で通行できるようになったあとも大型土のうと車線規制が残っていることを見込んでおく
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
自分の場合を調べる(無料ツール)
公式出典
- JR東日本 千葉事業本部「大雨に伴う8月18日(火)以降の運行計画について」(2026年8月17日13時10分発表)(2026年8月17日発表)
- JR東日本「8月18日〜23日 外房線時刻表(千葉駅〜誉田駅間)」(2026年8月17日発表)
- JR東日本「8月18日〜23日 外房線時刻表(大網駅〜安房鴨川駅間)」(2026年8月17日発表)
- JR東日本 関東エリアの運行情報・運休情報(2026年8月17日23時01分現在)(2026年8月17日発表)
- 内閣府防災「令和8年8月千葉豪雨による被害状況等について」(2026年8月17日10時時点/鉄道は国土交通省 8月17日8時30分時点)(2026年8月17日発表)
- NEXCO東日本 関東支社「令和8年8月千葉豪雨による通行止めの解除のお知らせ」(2026年8月17日1時30分発表)(2026年8月17日発表)
- 国土交通省「令和8年8月千葉豪雨による被害状況等について」(2026年8月17日発表)
更新履歴
- 2026年8月17日 初版を公開。8月18日〜23日の外房線時刻表2枚を読み取り、成東まわりの実所要時間を一覧にした
※本記事は2026年8月17日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。


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