🗨️「17日から代行バスが出るなら、いつもどおり通えますか?」
3区間で走りますが、土気〜大網だけは走りません。この区間は電車の再開目標が8月24日で、それまで公共交通で直接は越えられません。
[交通] この記事の要点
JR東日本 千葉事業本部が2026年8月16日16時10分に発表した。8月13日から14日の大雨で外房線の誉田〜本納駅間が運転見合わせとなり、8月17日(月)から誉田〜土気駅間・大網〜本納駅間・蘇我〜茂原駅間(直通)の3区間で代行バスを運転する。土気〜大網駅間は道路通行に影響が出ているため代行バスを運転しない。運転再開は大網〜本納が8月18日、誉田〜大網が8月24日を目指す。
2026年8月17日 発表
- 土気駅・大網駅から外房線で千葉・東京方面へ通勤通学している人
- 茂原・本納から千葉方面へ出る人
- 東京から特急わかしおで勝浦・安房鴨川へ行く予定だった人
この記事でわかること
- 代行バスが走る3区間と、走らない1区間はどこか
- 蘇我〜茂原の代行バスが土気・大網で使えない理由
- 特急わかしおが、水の出ていない区間でも運休する期間
先に結論
- 8月17日から代行バスが走るのは、誉田〜土気・大網〜本納・蘇我〜茂原の3区間
- 土気〜大網駅間だけは、道路が通れないため代行バスも走らない
- 蘇我〜茂原の代行バスは直通で、途中の駅には停まらない。土気・大網では乗り降りできない
- 電車の再開目標は大網〜本納が8月18日、誉田〜大網が8月24日
- 全線が再開するまで、特急「わかしお」「新宿わかしお」は全列車・全区間が運休
代行バスが走る3区間と、走らない1区間
JR東日本 千葉事業本部が2026年8月16日16時10分に発表しました。8月13日から14日にかけての大雨で、外房線は誉田〜本納駅間で運転を見合わせています。点検の結果、特に土気〜大網駅間の被害が大きく、運転再開まで相当な時間を要することが判明したと書かれています。
代行バスは8月17日(月)から動きます。ただし運休区間の全部をつなぐわけではありません。
| 区間 | 移動の手段 | 始発・最終 |
|---|---|---|
| 蘇我〜誉田 | 電車(運転中) | 通常ダイヤ |
| 誉田〜土気 | 代行バス | 6時00分発/21時00分発 |
| 土気〜大網 | なし(代行バスも走らない) | — |
| 大網〜本納 | 代行バス | 6時00分発/21時00分発 |
| 本納〜茂原 | 電車(運転中) | 通常ダイヤ |
| 蘇我〜茂原 | 代行バス(直通・途中の駅は通過) | 6時00分発/21時00分発 |
JR東日本は土気〜大網を走らせない理由を「道路通行に影響が出ているため」と書いています。どの道路が通れないのかは書かれていません。国土交通省が8月16日7時時点でまとめた通行止めにも、千葉県管理の道路が7区間(法面崩落3、冠水4)とあるだけで、区間名までは公表されていません。
土気から大網へは、乗り継いでも直接には行けません
「蘇我〜茂原の直通バスがあるなら、それに乗れば土気も大網も越えられる」——ここが誤解の起きやすいところです。この直通バスは他の駅に停車しません。乗れるのは蘇我と茂原だけで、土気駅や大網駅では乗り降りできません。
そのため、JR東日本が用意した手段だけで土気駅から大網駅まで行こうとすると、外側を大回りすることになります。土気からバスで誉田へ出て、電車で蘇我まで戻り、直通バスで茂原まで飛ばし、電車で本納へ、そこからバスで大網。乗り換えは5回です。JR東日本はこの経路を案内していません。案内できる形になっていない、というのが今の状態です。
Yahoo!知恵袋には、代行バスの区間を「誉田から大網まで1本でつながる」と受け取った人からの質問が投稿されています。実際の代行バスは誉田〜土気と大網〜本納の2本に割れていて、真ん中は空いています。区間を1本続きだと思って予定を立てると、当日に足が止まります。
壊れたのは土気駅構内と土気トンネル
発表資料の別紙には、被害の場所が2つ書かれています。土気駅構内の道床流出と、土気〜大網駅間にある土気トンネルの道床流出です。道床は線路の下に敷かれた砕石の層で、これが流されるとレールを支えるものがなくなります。
| 区間 | 運転再開の目標 | 今の状態 |
|---|---|---|
| 大網〜本納 | 8月18日(火) | 代行バスあり |
| 誉田〜大網 | 8月24日(月) | 誉田〜土気のみ代行バスあり |
同じ大雨で止まった路線でも、見通しが出ていないところがあります。小湊鉄道線の里見〜上総中野駅間は土砂が入り、再開時期は未定のままです(国土交通省 第5報)。外房線に8月18日と8月24日という日付が付いたのは、被害の場所が2か所に特定できたからだと読めます。ただしJR東日本は「目指します」と書いており、確定ではありません。
特急わかしおは、水の出ていない区間でも走りません
見落とされやすいのがここです。外房線が全線で運転再開するまで、特急「わかしお」「新宿わかしお」は全列車・全区間で運休します。止まっているのは誉田〜本納の一部ですが、特急はその先の勝浦・安房鴨川まで直通するため、途中が切れていると1本も走れません。
つまり、房総の南側で被害が出ていなくても、東京から特急で行く手段は8月24日の全線再開まで戻らないことになります。夏の後半に外房へ出かける予定を持っている人は、宿より先に足を確認したほうが早いです。
18日からは総武本線・東金線に回る案内が出ます
JR東日本は、千葉〜大網駅間について総武本線・東金線経由での迂回乗車を案内しています。ただし資料には「18日から」と注記があり、17日はその対象外です。外房線経由より時間がかかることも明記されています。
私は、今週の平日に土気・大網をまたいで通勤する人は、鉄道側の復旧を待つのではなく、最初から別のルートで組み直したほうがよいと考えます。根拠は3つです。1つめは、JR東日本が代行バスを走らせない理由を「道路通行に影響」と書いていること。鉄道の穴と道路の穴が同じ場所で重なっていて、バスを増やせば解決する状態ではありません。2つめは、誉田〜大網の再開目標が8月24日で、平日でいえば1週間分あること。3つめは、代替として用意された蘇我〜茂原の直通バスが、土気・大網の利用者を最初から乗せない設計になっていることです。
なお、大網のある大網白里市では、雨がやんだあとも水が引かない状態が続きました。理由は雨量だけでなく土地の傾きにあります。大網白里の水はなぜ引かないのかで、平野に出てからの9kmで土地が8mしか下がらないことを実測しています。
生活・仕事にどう効くか
- 朝の通勤:代行バスは3区間とも始発が6時00分発。JR東日本は台数と定員に限りがあるため混雑時は待つ場合があるとしている。所要時間も交通状況で大幅に変わるとしており、時刻表として当てにできない。
- 夜の帰宅:代行バスの最終は3区間とも21時00分発。21時以降に土気・大網へ戻る手段は代行バスでは用意されていない。
- 房総への旅行:特急「わかしお」「新宿わかしお」は外房線が全線再開するまで全列車・全区間が運休。浸水していない蘇我以南・茂原以南でも特急は走らない。全線再開の目標は8月24日。
結局どうすればよいか
- 土気・大網をまたぐ移動は、鉄道の復旧を待たずに別の手段で組む。蘇我〜茂原の代行バスは直通で途中の駅に停まらないため、土気駅・大網駅では乗り降りできない
- 8月18日からは千葉〜大網を総武本線・東金線経由で迂回乗車する案内が出る。外房線経由より時間がかかるとJR東日本が明記しているので、余裕を見て出る
- 代行バスは運転再開までの運行で、再開日は目標であって確定ではない。出発前にJR東日本アプリか運行情報で当日の状況を見る
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
- 「雨はやんだのに、まだ通れません」|千葉東金道路と圏央道が開かないのは、崩れた12か所です
- 電車を待つほうが遅くなりました。千葉の大雨、高速は9時30分に開いたのに外房線の鴨川側は見込みすら出ていません
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公式出典
- JR東日本 千葉事業本部「大雨に伴う8月17日(月)以降の外房線の運行計画および被害状況について」(2026年8月16日発表)
- 国土交通省「令和8年8月千葉豪雨による被害状況等について(第5報)」(2026年8月16日発表)
- 国土交通省 災害・防災情報「令和8年8月千葉豪雨による被害状況等について」(2026年8月16日発表)
更新履歴
- 2026年8月17日 初版を公開
※本記事は2026年8月17日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。


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