🗨️「台風25号、シルバーウィークの新幹線と飛行機は動くの?」
19日昼の時点で、新幹線は東北・上越・北陸も東海道も運休の発表が出ていません。決まっているのは八丈島発着の20日全便欠航だけ。先に閉まるのは道路で、西湘バイパスと東名の富士〜清水は20日12時以降が対象です。
[災害] この記事の要点
2026年9月19日 発表
- 20日・21日に関東へ出かける、または関東から移動する人
- 成田空港・羽田空港・八丈島を発着する便を予約している人
- 20日・21日に車で高速道路や国道を使う予定の人
新幹線は、いまのところ運休の発表なし
JR東日本の新幹線運行情報は、19日昼の時点で「平常運転」と出ています。運休情報の欄も「現在、運休情報はありません」。東北・上越・北陸・山形・秋田の5路線とも同じ表示です。東海道新幹線を走らせるJR東海も、サイトに台風25号の運転計画を出していません。
いま出ている発表を、乗りものごとに並べるとこうなります。
| 乗りもの | 19日昼の時点で出ていること |
|---|---|
| 東北・上越・北陸・山形・秋田新幹線 | 平常運転。運休情報なし |
| 東海道新幹線 | 台風に関する告知なし |
| 首都圏のJR在来線 | 35の線区に「20日夕方から21日にかけて遅れや運休」 |
| 千葉県内のJR8区間 | 「21日終日にかけて運転を取りやめる可能性」 |
| 京成電鉄 | 平常運行。事前の告知なし |
| 飛行機(羽田・成田・八丈島) | 八丈島の20日だけ全便欠航が決定 |
| 高速道路・国道 | 34区間で通行止めの可能性。最も早いのは20日12時 |
ただし「平常運転」は、21日も走るという約束ではありません。計画運休は前々日から当日の朝にかけて段階的に決まるので、19日の昼はまだ何も決まらない段階、というのが正確な読み方です。
冠水した道で車が動けなくなったときに要るもの
JAFのテストでは、セダンが走れなくなる水深と、ドアが開かなくなる水深がほぼ同じでした。つまり止まった時点で、窓を割る以外に外へ出る方法がなくなります。車に置いておくものから挙げます。
水に浸かった車は、外からの水圧でドアが開かなくなります。割れるのは側面のガラスで、フロントガラスは合わせガラスなので割れません。グローブボックスの奥ではなく、座ったまま手が届く場所に置いてください。
119番も家族への連絡も、スマホが生きていることが前提です。水に落とすと沈んで探しようがなくなるので、浮く型かどうかがそのまま連絡手段の有無になります。入れたまま操作できます。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
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千葉の8区間だけ、JRの書き方が一段強い
在来線のほうは、すでに文章が出ています。関東エリアの運行情報を開くと、35の線区に一字一句おなじ文が並んでいます。

台風の影響により、20日夕方から21日にかけて遅れや運休が発生する場合があります。
山手線も、東海道線も、中央線も、常磐線も、京葉線もこの文です。同じ画面の中で、千葉県内の8区間だけ書き方が変わります。
台風の影響により、9月20日(日)夕方頃から21日(月・祝)終日にかけて運転を取りやめる可能性があります。
対象は、総武本線(佐倉〜銚子)、内房線(君津〜安房鴨川)、外房線(誉田〜安房鴨川)、成田線(成田〜銚子)、成田線(成田〜我孫子)、東金線(大網〜成東)、鹿島線(佐原〜鹿島神宮)、久留里線(木更津〜上総亀山)の8区間です。
「遅れや運休が発生する場合があります」と、何が違うんですか?
前者は列車が減るかもしれないという話、後者はその区間を1日まるごと走らせないかもしれないという話です。千葉の8区間は、いま出ている案内の中でいちばん強い書かれ方をしています。
水郡線と水戸線は、始まりが半日遅れて「20日夜から21日にかけて」。同じ台風でも、海から遠い路線のほうが猶予を長くとっています。
飛行機で決まっているのは、八丈島の20日だけ
ANA(全日空)は18日19時45分の時点で、台風25号の影響が心配される空港を先に公表しています。20日は午後の東京成田と東京羽田、それに終日の八丈島。21日は午前の東京羽田と、終日の八丈島です。

このうち欠航が決まっているのは八丈島だけで、20日は発着の全便が飛びません。ほかの空港は「対象空港」に入っているだけで、欠航は決まっていません。
JAL(日本航空)は19日10時00分の案内で、21日午前の東京羽田だけを挙げています。2社で対象の広さが違って見えるのは発表の時刻が半日以上ずれているためで、どちらかが甘く見ているという話ではありません。
21日の羽田が飛ぶかどうか、いつ分かりますか?
ANAは対象空港を運航日の2日前18時ごろに決める、と自社サイトに書いています。21日ぶんは19日の夕方には出そろう計算です。
伊豆諸島へ渡る船は、先に止まりはじめました。東海汽船は18日17時の時点で、19日の高速ジェット船を終日全便欠航にしています。
いちばん早く閉まる道路は、20日の昼
「山は21日でしょ、20日のうちに動けばいい」と考えている人が多いところです。道路の予定表は、そうなっていません。

国土交通省関東地方整備局・関東運輸局・北陸信越運輸局・東京管区気象台と、NEXCO(ネクスコ)東日本関東支社、NEXCO中日本東京支社、首都高速道路の連名で、18日に「高速道路と国道の事前通行規制の可能性」が発表されました。番号を振って名指しされた区間は34あります。
| 始まる時刻 | おもな区間 |
|---|---|
| 20日12時以降 | 西湘バイパス 大磯東〜小田原西・石橋/東名 富士〜清水JCT(ジャンクション) |
| 20日17時以降 | 国道20号の大垂水・相模湖・梁川・初鹿野/国道127号の元名・小浦/国道18号の横川など9か所 |
| 20日18時以降 | 東京湾アクアライン連絡道 浮島〜木更津JCT/東京外環の2区間/館山自動車道/新東名 伊勢原JCT〜新秦野/小田原厚木道路 |
| 21日0時以降 | 新空港自動車道 成田〜新空港/東関東道 千葉北〜成田/常磐道 日立南太田〜日立北/横浜横須賀道路 朝比奈〜馬堀海岸ほか |
| 21日6時以降 | 常磐道 谷和原〜谷田部/東関東道 成田〜潮来 |
連休の中日にあたる20日の昼には、もう閉まりはじめる区間があります。しかも成田空港へ向かう新空港自動車道は21日0時以降が対象で、同じ時間帯に成田線の2区間も終日運休の候補に入っています。空港まで行けるかどうかは、飛ぶかどうかとは別に確かめる話になります。
NEXCO中日本はその後18日22時10分に、東名の東名川崎IC(インターチェンジ)〜厚木ICと中央道の八王子IC〜勝沼ICも21日朝に閉める可能性がある、と対象を広げました。リストは時間とともに増えています。
猛烈な風が吹くのは、海の上と島のほう
「関東甲信で最大瞬間風速50メートル」という数字が出回っています。これは地方予報区の中でいちばん強いところの値で、住んでいる場所の予想ではありません。気象庁が19日6時08分に出した関東甲信地方気象解説情報を、場所ごとに開くとこうなります。
| 21日の予想 | 最大風速 | 最大瞬間風速 |
|---|---|---|
| 伊豆諸島 | 35メートル | 50メートル |
| 関東地方の海上 | 35メートル | 50メートル |
| 関東地方の陸上 | 25メートル | 35メートル |
| 東京地方 | 20メートル | 35メートル |
| 神奈川県の陸上 | 18メートル | 30メートル |
50メートルは海の上と伊豆諸島の数字で、関東の陸上は35メートルです。気象台が「一部の電柱が倒壊したり、建物の一部が広範囲に飛散するおそれもある猛烈な風」と書いたのは、伊豆諸島についてです。
雨も同じ読み方をします。21日6時から22日6時までの24時間で関東地方南部300ミリという予想ですが、県別に落とすと千葉県は北西部・北東部・南部とも300ミリ、いっぽう神奈川県は東部も西部も150ミリ。同じ「関東南部」でも倍ちがいます。
車で動くなら、アンダーパスと地下駐車場
連名の発表には、通行止めの一覧とは別に、本文だけに書かれている注意が2つあります。直轄国道の地下駐車場(国道20号など)では閉鎖を行う可能性があること。そしてアンダーパスでは事前の通行規制を実施する可能性があることです。名前まで出ているのは、国道16号の村田町アンダーパスと、国道357号の千葉市役所前アンダーパスの2か所です。
同じ資料の末尾には、内閣府・警察庁・消防庁・国土交通省・気象庁が連名で作った運転の注意が付いています。車は30センチ程度の浸水でも走行不能になること。水深がドアの高さの半分を超えると、外からの水圧で内側からほぼ開けられなくなること。備えとして脱出用ハンマーをすぐ使える位置に置くこと。
その説明には、ひとつ但し書きが付いています。合わせガラスは割れない、という一文です。フロントガラスは合わせガラスなので、ハンマーで割るなら側面か後ろの窓になります。
次に情報が動くのは、きょうの夕方
気象庁の関東甲信地方気象解説情報は、次を19日16時30分ごろに出す予定と書いています。東京都・千葉県・神奈川県の県別の解説情報は、いずれも17時ごろ。ANAの台風の案内は13時ごろで、対象空港そのものは18時ごろに決まります。20日の予定を決め直すなら、19日の夕方がその材料のそろう時刻です。
関東運輸局は同じ資料で、旅客だけでなく物流・宅配便についても集配の遅延や取りやめが起きる可能性を挙げています。20日と21日に届く予定の荷物は、動かないものとして考えておくほうが安全です。
台風25号は19日9時に父島の西南西約250キロ、中心気圧975ヘクトパスカルの大型の台風で、20日には「強い」勢力になる見込みです。21日9時の予報円の半径は100キロ、翌朝は185キロ。関東のどこに最も近づくかは、この幅の中でまだ動きます。
生活・仕事にどう効くか
- 鉄道:新幹線は19日昼の時点で平常運転・運休情報なし。在来線は首都圏35線区に「20日夕方から21日にかけて遅れや運休」、千葉県内の8区間だけ「21日終日にかけて運転を取りやめる可能性」と書かれている。
- 航空と船:欠航が決まっているのは八丈島発着の20日全便のみ。羽田・成田は「対象空港」に入っているだけで欠航は未定。ANAは対象空港を運航日の2日前18時ごろに決めるため、21日ぶんは19日夕方に出そろう。
- 道路:34区間が事前通行規制の候補。最も早いのは20日12時以降の西湘バイパスと東名 富士〜清水で、20日17時以降には国道20号や国道16号村田町アンダーパスなど9か所が続く。
結局どうすればよいか
- 20日・21日の移動は、19日夕方に出る気象庁と各社の発表を見てから決め直す
- 車で動くなら、アンダーパスと地下駐車場を通らない経路にあらかじめ替えておく
- 20日・21日に届く予定の宅配便は、動かないものとして予定を組む
公式出典
- 国土交通省関東地方整備局ほか6機関「高速道路と国道の事前通行規制の可能性」(令和8年9月18日)(2026年9月18日発表)
- 気象庁「関東甲信地方気象解説情報(台風第25号)」(2026年9月19日6時08分発表)(2026年9月19日発表)
- JR東日本 関東エリアの運行情報・運休情報/新幹線の運行情報・運休情報(2026年9月19日閲覧)(2026年9月19日発表)
- ANA 国内線運航状況のご案内「台風25号による運航への影響について」(2026年9月18日19時45分現在)(2026年9月18日発表)
- JAL 運航状況のご案内(国内線)(2026年9月19日10時00分現在)(2026年9月19日発表)
- NEXCO東日本「台風25号の影響により関東地方・東北地方では大雨の予報が出ております」(9月18日17時00分発表)(2026年9月18日発表)
更新履歴
- 2026年9月19日 初版を公開(19日昼時点の発表にもとづく)
※本記事は2026年9月19日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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