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長野駅 エスカレーター/巻き添えは50件です

目次

転ぶ場所は、踏段の上から降り口へ移っている

協会は転倒を「踏段上」「乗り口部」「降り口部」に分けて数えています。第8回から第9回への変化を見ると、踏段の上が減って、乗り口と降り口が増えました。

転倒した場所第8回(2013〜2014年)第9回(2018〜2019年)
踏段上739件608件
乗り口部180件241件
降り口部104件114件

出典:同上。踏段上の転倒は全体1,550件の39%、乗降口を合わせると62%

協会は、公共交通機関での転倒についてこう書いています。

公共交通機関における転倒を分析したところ、踏段上での転倒は減少傾向にあるのに対し、乗降口での転倒が増加する傾向があった。

一般社団法人日本エレベーター協会「エスカレーターにおける利用者災害の調査報告(第9回)」2020年10月

手すりにつかまるキャンペーンで踏段上は減ったものの、乗り降りの瞬間は残っている、という形です。

被災者の46%が60歳以上

年齢別では、60歳以上が723人で全体の約46%、16〜59歳が22%でした。60歳以上が踏段上で転んだ件数は419件で、これだけで1,550件の27%を占めます。

原因の内訳も年齢で変わります。16〜59歳は乗り方不良が52%、キャリーバッグや歩行補助器の使用が6%。60歳以上では乗り方不良が40%に下がる代わりに、キャリーバッグ・歩行補助器が19%に上がります。荷物と補助具が、そのまま事故の原因側に回っているということです。

キャリーバッグの災害は駅に集中しています

第9回から新しく集計が始まったキャリーバッグ使用時の災害は、16〜59歳が19件、60歳以上が90件でした。中学生以下の子どもでの発生はありません。建物用途別では公共交通機関が顕著に多いとされています。

協会の指摘で興味深いのは、公共交通機関の保守契約台数が百貨店とほぼ同じ、ショッピングセンターの約半分しかないのに、キャリーバッグの災害件数は多いという点です。旅行かばんを持って階を移動する場面が、駅に集中しているためだと考えられます。

今日からできること

協会は全国の鉄道事業者・商業施設・空港施設と共同で「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーンを実施していて、第9回の調査ではその効果とみられる減少が交通機関で出ました。踏段上での転倒が減ったのは、この活動が届いた範囲だと考えられます。

消費者庁は、人を追い抜こうとして足を踏み外す、リュックサックの紐が引っかかる、非常停止したときにバランスを崩す、といった事例を挙げています。黄色い線の内側に立ち、手すりをつかみ、ベビーカーはエレベーターへ。地味ですが、1,550件の中身を見るかぎり、この3つで大半の型に当たります。

生活・仕事にどう効くか

  • 駅で乗るとき:エスカレーターの利用者災害は交通機関が最多で、2年間734件。全体1,550件の47%にあたる
  • 荷物が多いとき:キャリーバッグ使用時の災害は交通機関が顕著に多い。60歳以上が90件で、16〜59歳の19件より多い
  • 降り口に近づくとき:踏段上の転倒は減っているのに、乗降口での転倒は増えている。降り口が最後の関門になる

結局どうすればよいか

  • 手すりをつかんで立ち止まって乗る(歩いていて転ぶと後ろの人を巻き込む)
  • キャリーバッグは体の前に置き、片手で支えるのではなく足元で固定する
  • 非常停止ボタンの位置を、乗る前に一度確認しておく

公式出典

更新履歴

  •  

※本記事は2026年9月20日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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