🗨️「九十九里の「波乗り道路」が値上げって聞いたけど、いくらになるの?」
10月1日から普通車は現金600円(いまは420円)、キャッシュレスなら500円です。ただし真亀(まがめ)料金所か豊海(とようみ)料金所で割引券をもらって帰りに渡すと、復路は300円になります。往復で使う人は、現金でも合計900円=片道450円相当です。
[交通] この記事の要点
2026年9月11日 発表
- 一宮町・九十九里町・大網白里市・白子町など、九十九里有料道路を日常的に使っている人
- サーフィンや海水浴で九十九里へ車で通っている人
- 改定前の回数券を持っている人
10月1日から、料金はこう変わります
九十九里有料道路は、長生郡一宮町新地から山武郡九十九里町片貝までの17.2キロ。海沿いをまっすぐ走るので「波乗り道路」と呼ばれています。千葉県道路公社が管理していて、料金の改定には国土交通大臣の認可が要ります。その認可が下りたため、令和8年(2026年)10月1日から新しい料金になります。
| 区分 | 現料金(現金) | 新料金(現金) | 新料金(キャッシュレス) |
|---|---|---|---|
| 二輪 | 220円 | 300円 | 250円 |
| 軽・小型・普通 | 420円 | 600円 | 500円 |
| マイクロバス | 1,100円 | 1,200円 | 1,000円 |
| 大型 | 1,760円 | 1,800円 | 1,500円 |
表を縦に見ると、上がり方が車種でまったく違うことがわかります。普通車は420円から600円で1.43倍。ところがマイクロバスは1,100円から1,200円で1.09倍、大型は1,760円から1,800円で1.02倍しか上がりません。しかもキャッシュレスで払えば、マイクロバスは1,000円、大型は1,500円と、いまより安くなります。値上げなのに安くなる車種があるわけです。
使えるキャッシュレス決済は、クレジットカード・電子マネー・コード決済の3種類。どのブランドが使えるかは、千葉県道路公社のホームページに随時掲載されると発表資料に書かれています。ETCではありません。
渋滞と通行止めで動けなくなったときに要るもの
迂回路を調べるにも、その場で待つにも、要るのはトイレと電源の2つです。車に積みっぱなしにできる小さいものだけ挙げます。
渋滞と通行止めで動けなくなったとき、いちばん先に困るのがトイレです。高速道路上ではパーキングまで降りられないので、車に積んでおくものの中では優先度が高い1つです。
渋滞中はナビと地図と渋滞情報でスマホを使い続けるので、電池は思ったより早く減ります。迂回路を調べる段になって充電が無いと、動けるのに動けません。
災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。
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往復で使う人は、帰りが300円になります
同じ日に発表された、もうひとつの変更がこちらです。10月1日から「短距離区間復路割引」が始まります。真亀料金所~不動堂(ふどうどう)インターチェンジ間などの短い区間を使う人が対象で、行きに真亀料金所か豊海料金所で払うと割引券が出ます。これを帰りの料金所で渡すと、復路が割り引かれます。
| 区分 | 往路(現金) | 往路(キャッシュレス) | 復路の割引後料金 |
|---|---|---|---|
| 二輪 | 300円 | 250円 | 150円 |
| 軽・小型・普通 | 600円 | 500円 | 300円 |
| マイクロバス | 1,200円 | 1,000円 | 600円 |
| 大型 | 1,800円 | 1,500円 | 900円 |
復路の割引後料金は、現金でもキャッシュレスでも同じ額です。発表資料には普通車の支払い例が載っています。行きに真亀料金所、帰りに豊海料金所を使った場合で、現金なら600円+300円=900円(片道あたり450円相当)、キャッシュレスなら500円+300円=800円(片道あたり400円相当)。
つまり、往復で使う人にとっての実質的な値上げ幅は、現金で片道30円、キャッシュレスなら片道20円の値下げです。「420円が600円になる」という数字だけを見るのと、ずいぶん印象が変わります。
割引券が出ない料金所があります
ただし、この割引には受け取り方の決まりが3つあります。発表資料の注記に小さく書かれている部分です。
- 白子料金所と白里(海側)料金所では、割引券の発行はありません
- 割引券の有効期限は、料金所を利用した(割引券が発行された)日の翌日まで
- 令和9年以降の白里(山側)料金所(7月・8月のみ営業)でも、割引券は使えます
行きに白子料金所から入ると割引券が出ないので、帰りは通常料金になります。割引券が出るのは真亀と豊海の2か所だけ、と覚えておくのが確実です。
10月1日から、いまの回数券は使えません
回数券を持っている人は、こちらのほうが影響が大きいかもしれません。10月1日以降、料金改定前の回数券は利用できなくなります。新料金の回数券に買い替えるか、払い戻すことになります。
払戻しと新料金の回数券の販売は、令和8年9月1日(火)から次の2か所で始まっています。
- 千葉県道路公社 道路部業務管理課 043-227-9333
- 九十九里有料道路管理事務所 0475-78-3399
期限は発表資料に書かれていません。ただし10月1日をまたいで持っていても使えないので、早めに動いたほうが確実です。
なぜ50年ぶりの値上げなのか
千葉県道路公社は改定の背景を「近年の資材価格や労務費等の上昇により、今後も厳しい運営状況となる見込み」と説明しています。安全・安心な道路機能を継続的に確保するため、というのが理由です。
注目したいのは「消費税率引き上げに伴う改定を除けば、昭和51年4月以来、約50年ぶりの改定となります」という一文。昭和51年は1976年です。この50年、消費税の分以外は料金を触ってこなかったことになります。
料金徴収の時間は午前6時から午後10時まで(7月・8月は午前5時から午後11時まで)。この時間外は無料で通れます。海へ行く人にとっては、早朝と夜の行き来なら料金がかからない道です。
通る前に確かめること
10月1日以降に九十九里有料道路を使う予定があるなら、確かめることは3つだけです。①現金で払うかキャッシュレスで払うか(100円差)②往復で使うなら、行きに真亀か豊海を通るか(割引券が出るかどうか)③手元に古い回数券が残っていないか。この3つを押さえれば、実際に払う額は自分でコントロールできます。
生活・仕事にどう効くか
- 毎日の通勤で片道1回だけ通る:現金なら1回あたり180円の増。月20日なら3,600円、年間で43,200円の増になる。キャッシュレスにすれば1回80円の増(月1,600円)に抑えられる。
- 休日に往復で使う:割引券を使えば往路600円+復路300円=900円。片道450円相当なので、現行の420円から30円の増にとどまる。割引券を受け取らないと往復1,200円になる。
- 手持ちの回数券:10月1日以降は改定前の回数券が使えなくなる。払戻しと新料金の回数券の販売は9月1日から始まっている。
結局どうすればよいか
- 10月1日以降に通るなら、クレジットカード・電子マネー・コード決済のどれかを車に用意しておく(現金より100円安い)
- 往復で使う日は、真亀料金所か豊海料金所で割引券を必ず受け取る。白子・白里(海側)では発行されない
- 改定前の回数券が手元にあるなら、千葉県道路公社道路部業務管理課(043-227-9333)か九十九里有料道路管理事務所(0475-78-3399)で払い戻す
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公式出典
- 千葉県道路公社 報道資料「九十九里有料道路の通行料金改定について」(2026年7月17日発表)
- 千葉県道路公社「九十九里有料道路の通行料金改定及びキャッシュレス決済の導入について(お知らせ)」(2026年7月17日発表)
- 千葉県道路公社「通行料金案内」(改定前の料金)(2026年9月11日発表)
更新履歴
- 2026年9月11日 初版を公開
※本記事は2026年9月11日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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