🗨️「紺綬褒章って、寄付をした人がもらうんでしょ。いくらから?」
内閣府の説明では、個人は500万円以上、団体は1,000万円以上です。そして6種類ある褒章のうち、これだけが春と秋の発表を待ちません。
[暮らし] この記事の要点
2026年9月10日 発表
- ニュースやSNSで「紺綬褒章」を見て意味を調べた人
- 母校や自治体、公益法人へのまとまった寄付を考えている人
- 褒章と勲章の違いがあいまいなままの人
6つのうち、1つだけルールが違う
褒章は6種類あります。内閣府が公表している授与対象を、そのまま並べます。
| 褒章 | 授与対象 |
|---|---|
| 紅綬(こうじゅ)褒章 | 自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した方 |
| 緑綬(りょくじゅ)褒章 | 長年にわたり社会に奉仕する活動に従事し、顕著な実績を挙げた方 |
| 黄綬(おうじゅ)褒章 | 農業・商業・工業等の業務に精励し、他の模範となる技術や事績を有する方 |
| 紫綬(しじゅ)褒章 | 科学技術の発明・発見、学術・スポーツ・芸術文化で優れた業績を挙げた方 |
| 藍綬(らんじゅ)褒章 | 会社経営や団体活動で産業振興・社会福祉に業績、または公共事務に尽力した方 |
| 紺綬(こんじゅ)褒章 | 公益のため私財を寄附した方 |
上の5つを読んでから最後の行に来ると、性質が変わっているのが分かります。ほかの5つは「行い」や「業績」で決まりますが、紺綬褒章だけは金額の基準があります。
500万円と1,000万円
内閣府の「勲章・褒章制度の概要」に、はっきり書かれています。紺綬褒章の対象は、個人は500万円以上、団体は1,000万円以上の私財を寄附した者。
ここで気をつけたいのが「私財」と「公益のため」という2つの条件です。会社の経費で出したものは私財ではありませんし、寄附先も公益のためのものである必要があります。500万円を寄附しさえすれば自動的に付いてくる、という制度ではありません。寄附先が対象になるかどうかは、その団体に直接確かめるのが確実です。

春と秋を待たない
もうひとつ、紺綬褒章だけが違うところがあります。授与のタイミングです。
ニュースで「春の褒章」「秋の褒章」と聞くとおり、褒章は原則として毎年4月29日と11月3日に、春秋叙勲と同じ日付で授与されます。ところが内閣府の説明では、紺綬褒章は「表彰されるべき事績の生じた都度、各府省等の推薦に基づき審査をし、授与を行っています」となっています。
つまり随時です。春秋の名簿に載らないのはそのためで、名簿を探しても見つからないのは当然ということになります。
「褒章」と「勲章」は別のもの
最後にひとつだけ整理しておきます。褒章と勲章はよく混同されますが、別の制度です。褒章は6色のリボンで種類を分けた、円形の章。勲章は旭日章・瑞宝章などの体系です。
紺綬褒章という言葉を今日はじめて見た人にとって、いちばん覚えておく価値があるのは「金額の基準がある唯一の褒章で、春秋を待たずに渡される」という2点だと思います。
生活・仕事にどう効くか
- 金額の基準:個人は500万円以上、団体は1,000万円以上の私財を寄附した者が対象。
- 授与のタイミング:春秋褒章は4月29日と11月3日。紺綬褒章は事績が生じた都度、各府省等の推薦にもとづいて審査・授与される。
- 寄附先:対象は「公益のため」の寄附。どこへ寄附しても対象になるわけではない。
結局どうすればよいか
- 紺綬褒章は「寄附の額」で決まる唯一の褒章。ほかの5つは行いや業績で決まる
- 授与のタイミングは春秋の発令日と関係なく、都度
- 寄附先が対象になるかどうかは、その団体に直接確認する
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- 内閣府「勲章・褒章制度の概要」(2026年9月10日発表)
- 内閣府「褒章の種類及び授与対象」(2026年9月10日発表)
更新履歴
- 2026年9月10日 初版を公開
※本記事は2026年9月10日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する
災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。


コメント