停電が長引いたときに手元に要るもの
暴風域の中では、電力会社は巡視にすら出られません。復旧を待つ側が数日ぶんの電気と情報を自分で持つ、という前提で選んでいます。
停電下で扇風機とスマホを動かせるかどうかが、夏の避難生活の体感を大きく変えます。大型より、避難所や車まで持ち運べる重さのほうが実際に使えます。
災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。
手回しは常用の充電手段にはなりません。電源が尽きたあとに情報を得る最後の一手として、そしてスマホの電池を情報収集で使い切らないための道具として持ちます。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
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4時間、1軒も減っていない
同じデータを朝と昼で比べます。
| 時刻 | 木更津市 | 千葉県全体 |
|---|---|---|
| 22日8時29分 | 6,820軒 | 47,140軒/28市区町村 |
| 22日12時19分 | 6,820軒 | 46,760軒/26市区町村 |
県全体は4時間で380軒減りましたが、木更津市はその中に1軒も入っていません。同じ時間に市原市も7,470軒のまま動いていません。館山市・匝瑳市・横芝光町は一覧から消えました。数字が大きく減る市と、まったく減らない市に分かれている状態です。

駅の周りは消えて、丘の上が残っている
39の町丁を地図の上に置くと、場所がはっきり偏ります。JR木更津駅の周りにある中心市街地の町丁は、1つも一覧に出てきません。残っているのは、市の東側に広がる丘陵と、その丘を切り開いた新しい住宅地です。
- 丘陵・山あい…真里谷、矢那、茅野、伊豆島、上烏田、下烏田、中烏田
- 丘の上の住宅地…真舟、ほたる野、羽鳥野、請西南、請西東
電線が切れる原因は、雨そのものより倒木と飛来物です。木が多い場所と、その木のそばを通る配電線が長い場所ほど、切れる箇所が増えて1本ずつ直すことになります。市街地より新しくきれいな住宅地のほうが遅い、という順番も起こります。
27時間を超えたら、冷蔵庫は「守る」から「仕分ける」へ
東京電力パワーグリッドの地域詳細情報には、こう書かれています。
9月21日9:30頃より、以下の地域で停電が発生しております。複数箇所で停電が発生しており、順次復旧に向けて作業を進めておりますので、今しばらくお待ち下さい。
復旧の見込み時刻は書かれていません。開始から27時間ということは、冷蔵庫の中の保冷が切れている時間帯にあたります。ここから先は「開けずに守る」段階ではなく、何を捨てて何を先に食べるかを決める段階です。冷凍庫は詰まっているほど長持ちするので、隙間が多い家ほど早く進みます。
あわせて、井戸ポンプや受水槽のポンプで水を上げている家は、停電がそのまま断水になります。蛇口をひねって出なければ、水の備えは断水と同じ扱いに切り替えてください。
生活・仕事にどう効くか
- 止まっている時間:東京電力パワーグリッドが出している開始時刻は21日9時30分ごろ。22日12時19分までで27時間になる。
- この4時間の動き:朝8時29分も6,820軒で、昼12時19分も6,820軒。千葉県全体は47,140軒から46,760軒へ380軒減っているが、木更津市はその中に入っていない。
- 残っている場所の偏り:39の町丁のうち、いちばん多いのは真里谷の1,010軒。JR木更津駅の周りの町丁は一覧に出てこない。
結局どうすればよいか
- 東京電力パワーグリッドの停電情報で、自分の町丁が39の一覧に入っているかを確かめる
- 27時間を超えているので、冷蔵庫の中身は傷んでいる前提で仕分けする
- 井戸ポンプ・受水槽ポンプの家は、断水と同じ備えに切り替える
公式出典
- 東京電力パワーグリッド 停電情報(木更津市・2026年9月22日12時19分更新)(2026年9月22日発表)
- 木更津市 防災・災害情報(2026年9月22日発表)
更新履歴
- 2026年9月22日 初版を公開
※本記事は2026年9月22日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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