実家じまい完全ガイド|相続した家をどうするか、順番に整理する
親の家を相続したとき、待っているのは「売る・貸す・解体する」という大きな判断だけではありません。名義変更、家財の片付け、税金、業者選び——数十年分の暮らしを畳む作業が一度に押し寄せます。
このページは、実家じまいの全体像を順番に整理したガイドです。自分がいまどの段階にいるのかを確認しながら読んでみてください。
全体の流れ
実家じまいの6ステップ
ステップ1:まず相場を知る
最初にやるべきは、専門家への相談でも片付けでもなく、その家がいくらくらいの価値なのかを知ることです。
金額の目安が分かると、「片付けにいくらまでかけてよいか」「解体費用を出す価値があるか」「きょうだいでどう分けるか」——後に続くすべての判断に基準ができます。
かんたん相場検索なら、エリアと条件を入力するだけで土地・住宅価格の目安が分かります。無料で、今すぐできます。
売った場合に手元にいくら残るのかは、売却手取りシミュレーターで仲介手数料や税金を差し引いた金額を確認できます。
ステップ2:相続人と遺産の全体像を確定する
誰が相続人なのか、何が遺産としてあるのかを一覧にします。ここが曖昧なまま進めると、あとで全部やり直しになります。
不動産は固定資産税の納税通知書、預貯金は通帳、負債はローン契約書などから確認します。実家に重要書類が残っていることが多いので、片付けを業者に頼む前に必ず自分で探しておいてください。
ステップ3:名義変更(相続登記)
2024年4月から相続登記は義務化されています。相続を知った日から3年以内、施行前に発生した相続については2027年3月31日が期限です。
そして実務上、故人名義のままでは家を売れません。売却するつもりなら必ず通る道です。
どの専門家に何を頼むべきかは、こちらで整理しています。
👉 実家じまいは誰に相談する?司法書士・税理士・不動産会社の役割分担と依頼する順番
ステップ4:売る・貸す・解体するを決める
3つの選択肢それぞれにメリットとデメリットがあります。
👉 実家を相続したけど住まない人におすすめの選択肢3選|賃貸・売却・解体どれがいい?
売ると決めた場合、次に迷うのが「リフォームしてから売るか」「解体して更地で売るか」です。
👉 実家を売る前にリフォームすべき?かけた費用は売却価格に乗るのかを整理
👉 実家の解体費用はいくら?更地にする前に知っておきたい固定資産税の落とし穴
なお、決められないまま放置するという選択には固有のリスクがあります。
👉 実家を空き家のまま放置するとどうなる?管理不全空家と固定資産税のリスク
ステップ5:家財を片付ける
一戸建てまるごとの片付けは、30〜80万円が目安です。買取と組み合わせると実質負担を減らせます。
👉 実家の片付け・残置物撤去はいくらかかる?費用相場と業者選びの注意点
ステップ6:売却手続きと確定申告
名義変更が済んでいれば、あとは通常の不動産売却とほぼ同じ流れです。売却益が出た場合は翌年に確定申告が必要になります。
👉 相続した不動産を売るときの流れ|名義変更から3,000万円特別控除まで
まず今日できること
実家じまいは、数か月から年単位でかかる作業です。一度にすべてを決めようとすると動けなくなります。
まずはかんたん相場検索で、その家がいくらくらいの価値なのかを確かめてみてください。数字がひとつ分かるだけで、次に何をすべきかが見えてきます。


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