MENU
お役立ち記事
【近日公開】AIが物件資料からSUUMO・at homeの入稿文を作成「入稿メイト」|先行登録受付中(無料)

ヒスタミン食中毒 魚/焼いても消えない

ヒスタミン食中毒は、マグロやカツオ、サバ、イワシ、ブリといった赤身の魚で起きる食中毒です。いちばんの特徴は、原因のヒスタミンが熱に強く、焼いても煮ても消えないこと。しっかり火を通した照り焼きや煮つけでも起きます。

2026年10月には、島根県松江市の学校給食で出たハマチの料理を原因とするヒスタミン食中毒が起き、4つの小中学校で計307人が体調を崩しました(松江市 給食 食中毒/ハマチで307人)。この記事では、厚生労働省と島根県の資料から、どんな魚で起きるのか、どう防ぐのかをまとめます。

目次

原因になる魚

厚生労働省は、主な原因食品としてマグロ、カジキ、カツオ、サバ、イワシ、サンマ、ブリ、アジなどの赤身魚と、その加工品を挙げています。干物や照り焼き、みりん干しのような加工品でも起きます。ハマチはブリの若い魚なので、同じ仲間です。

魚市場に並んだブリ
氷見の魚市場に並んだブリ。ブリやハマチも原因になる赤身魚の一つ(Photo: くろふね / CC BY 4.0、Wikimedia Commons)

しくみはこうです。赤身の魚には「ヒスチジン」というアミノ酸が多く含まれています。魚を常温に置いておくと、魚についた細菌の働きでヒスチジンがヒスタミンに変わります。このヒスタミンを多く含んだ魚を食べると、食中毒が起きます。

下痢や吐き気が出たときに、家に置いておくもの

下痢や嘔吐で気をつけたいのが脱水です。症状を止めるものではなく、失った水分と塩分を補うためのものです。

大塚製薬工場 経口補水液 オーエスワン 500ml×24本

大塚製薬工場 経口補水液 オーエスワン 500ml×24本

下痢や嘔吐が続くと、水分と塩分が一緒に失われます。経口補水液は、軽い脱水のときの水分と塩分の補給用です。水も飲めないほど吐く、血便が出るといったときは、飲んで様子を見るより受診が先です。

※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。

焼いても煮ても消えない

多くの食中毒菌は、加熱すれば死にます。ところがヒスタミンは菌ではなく、菌が作った物質です。厚生労働省は「熱に安定」で「調理加工でも除去できない」としています。一度できてしまったヒスタミンは、あとから火を通しても減りません。

「よく焼いたから大丈夫」とは判断できない食中毒です。防げるのは、ヒスタミンができる前の段階、つまり買ってから調理するまでの温度の管理だけです。

症状と出るまでの時間

島根県の資料によると、症状は食べてから数分から数時間で出ます。ほかの食中毒より早いのが特徴です。

よく出る症状 ほかに出ることがある症状
顔や口のまわりが赤くなる、かゆみ、じんま疹 吐き気、嘔吐(おうと)、頭痛

顔が赤くなったりじんま疹が出たりと、食物アレルギーに似た症状になるため「アレルギー様(よう)食中毒」とも呼ばれます。魚アレルギーがない人でも起きます。

食べたときにくちびるや舌先がピリピリすることがあります。厚生労働省は、口に入れて普段と違う刺激を感じたら食べずに捨てるよう呼びかけています。食べたあとに顔が赤くなる、息苦しいといった症状が出たら、医療機関を受診してください。

家庭でできる防ぎ方

厚生労働省と島根県が挙げている対策は、どれも「魚を温かい場所に置かない」に集約されます。

  • 買った魚は常温に置かず、すぐに冷蔵庫へ入れる
  • 丸ごと買った魚は、エラや内臓をできるだけ早く取る
  • 冷凍の魚は室温で解凍しない
  • 冷蔵でも長く置かない(10℃でも長く置くとヒスタミンは増える)
  • 鮮度が落ちたかもしれない魚は食べない

買い物のあと、車の中や台所に魚を置いたまま別の用事を済ませるのは、ヒスタミンが増える典型的な場面です。夏場だけでなく、暖房の効いた室内も注意が必要です。

毎年どれくらい起きている?

厚生労働省の集計では、ヒスタミン食中毒は毎年起きています。

年 件数 患者数
令和3年(2021年) 4件 81人
令和4年(2022年) 2件 148人
令和5年(2023年) 4件 77人
令和6年(2024年) 8件 135人
令和7年(2025年) 13件 431人

件数のわりに患者数が多いのは、学校や保育園の給食、仕出し弁当のように、一度に大勢が同じ魚を食べる場面で起きやすいからです。厚生労働省も、保育園や学校が関係する大規模な食中毒が起きていると注意を呼びかけています。

症状が出るまでの時間は、食中毒の種類でかなり違います。ほかの食中毒との見分け方は食中毒 何時間後/早いと3時間以内、遅いと数日にまとめています。

出典:厚生労働省「ヒスタミンによる食中毒について」、島根県「ヒスタミンによる食中毒」(いずれも2026年10月31日確認)

Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する

災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。

くらしとお金の新着

もっと見る
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

コメント

コメントする

目次