台所の引き出しから、久しぶりにキッチンタイマーを出してみたら、裏の電池の蓋が少し浮いている。体温計やおもちゃ、車のキーでも、ボタン電池の入ったものは家のあちこちにあります。2026年10月28日には、東京ディズニーリゾートで売られたキッチンタイマーが「アルカリボタン電池がふくらんで蓋が浮く」として回収になりました。
先に結論
- ✓ 蓋が浮くほどふくらんだら、使うのをやめる。無理に蓋を開けたり、押し込んだりしない
- ✓ 回収やリコールの対象なら、メーカーの窓口の指示に従う(自分で電池を外さない)
- ✓ 液や白い粉にさわったら、すぐ水で洗い流す。目に入ったら水でよく洗ってすぐ病院へ
- ✓ 捨てるときは電極にビニールテープを貼って絶縁する。LR(エルアール)・SR(エスアール)・PR(ピーアール)はお店の回収缶、CR(シーアール)・BR(ビーアール)は市町村の出し方で
ふくらんだら、まず使うのをやめる
ボタン電池の中には、液(電解液)が入っています。アルカリボタン電池の液は強いアルカリ性で、ふくらんだ電池に衝撃が加わると、液がもれたり電池がこわれたりするおそれがあります。ディズニーのキッチンタイマーの回収のお知らせでも、持っている人へのお願いは「使うのをやめる」「電池の蓋を開けない」の2つでした。
読者
蓋が浮いているだけなら、電池を新しいのに替えればまた使えるんじゃない?
回収の対象になっている品なら、開けずに窓口に連絡するのが先よ。開けた拍子に液がもれることもあるし、引き取ってもらうときも開けていないほうが話が早いわ。対象でない古い家電なら、メーカーか買ったお店に相談してから扱いましょう。
停電でスマホを生かすための電源
設定で節約しても、数日の停電では足りません。充電の出どころを2系統以上にするのが現実的です。
災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。
停電下で扇風機とスマホを動かせるかどうかが、夏の避難生活の体感を大きく変えます。大型より、避難所や車まで持ち運べる重さのほうが実際に使えます。
手回しは常用の充電手段にはなりません。電源が尽きたあとに情報を得る最後の一手として、そしてスマホの電池を情報収集で使い切らないための道具として持ちます。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
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液や白い粉にさわったとき
パナソニック エナジーは、電池の安全についての案内で、もれた液の扱いを次のように書いています。
| こんなとき | どうするか |
|---|---|
| 液が手や服についた | すぐに水で洗い流す(皮膚の障害を起こすことがある) |
| 液が目に入った | きれいな水でよく洗い、すぐ医師に診せる |
| 機器の中に液がもれていた | 綿棒などでふき取る。中まで流れこんでいたら販売店に相談 |
| ふき取りが終わった | 必ず手を水で洗う。液がもれた電池はもう使わない |
| 子どもが電池を飲みこんだ | 無理に吐かせず、すぐ病院へ。一緒に使っていた電池を持っていく |
出典:パナソニック エナジー「安全のために」。液が乾いて白い粉になっていても、素手でさわらないほうが安心です。
捨てるときは記号を見て、絶縁してから
ボタン電池は、表面か包装に「LR44」「CR2032」のような記号が書いてあります。頭の2文字で、出し先が変わります。

| 記号の頭 | 電池の種類 | 家電量販店などの回収缶 |
|---|---|---|
| LR | アルカリボタン電池 | 入れられる |
| SR | 酸化銀電池 | 入れられる |
| PR | 空気電池(補聴器など) | 入れられる |
| CR・BR | リチウムコイン電池 | 入れられない(市町村の出し方に従う) |
出典:北九州市「電池の分別・リサイクル」(2026年9月29日更新)。ボタン電池の回収缶は電池工業会が置いているもので、北九州市はCR・BRを区役所などの回収ボックスで集めています。CR・BRの出し方は市町村によってちがうので、住んでいるまちの分別のページを見てください。
どの電池も、機器から外したら+と-の電極にビニールテープなどを貼って絶縁します。電池どうしや金属がふれるとショートして、熱をもったり火が出たりするからです。パナソニック エナジーも、ネックレスなどの金属と一緒にカバンに入れないよう呼びかけています。ふくらんだ電池は、絶縁したうえで、ぶつけたり押しつぶしたりしないように運びます。
ふくらませないための使い方
- 使い終わった電池は機器に入れっぱなしにしない
- 長く使わない機器は、電池を外して保管する(外せるものだけ)
- スイッチの切り忘れに気をつける(液もれの原因になりやすい)
- 新しい電池と古い電池、種類のちがう電池をまぜない
引き出しにしまったままのタイマーや体温計は、年に一度、季節の変わり目に電池の具合を見ておくと安心です。リチウムイオン電池の入ったモバイルバッテリーがふくらんだときの扱いは、モバイルバッテリーが電車で発火したときの記事にまとめています。きっかけになった回収の中身は、ディズニーのキッチンタイマー回収の記事をどうぞ。
※この記事は2026年10月28日時点の、東京ディズニーリゾートの回収のお知らせ、パナソニック エナジー「安全のために」、北九州市の電池の分別のページにもとづきます。出し方は市町村によってちがうので、くわしくは住んでいるまちの案内を確かめてください。
アイキャッチ写真の出典
リチウムコイン電池CR2032のパッケージ(イメージ・記事の回収品とは関係ありません)。撮影 ケーケーピーシーダブリュー(KKPCW・コモンズの利用者名)/クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0(ウィキメディア・コモンズ)。
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