チェーン規制が出ている区間では、スタッドレスタイヤを履いた車も、四輪駆動車もタイヤチェーンが必要です。冬用タイヤ規制とは条件が違います。雪が降る前にこの違いを知っておくと、旅行や帰省の準備で迷いにくくなります。
この記事でわかること
- ✓ スタッドレス・四輪駆動車にもチェーンが必要な場合
- ✓ 布製チェーンとスプレー式の違い
- ✓ 通行止め情報と出発前に確認すること
スタッドレスでも必要
「スタッドレスなら、そのまま通れる」とは限りません。国土交通省のチェーン規制Q&Aでは、チェーン規制中はスタッドレスタイヤの車にもチェーンの装着が必要としています。四輪駆動車も対象です。荷室に積んでいるだけでは通れません。

チェーン規制は、異例の大雪の際、急な坂など車が立ち往生しやすい特定の区間で実施する仕組みです。全国の雪道すべてで常にチェーンが必須という意味ではありません。対象区間でも、実施中かどうかはその日の道路情報で変わります。
渋滞と通行止めで動けなくなったときに要るもの
迂回路を調べるにも、その場で待つにも、要るのはトイレと電源の2つです。車に積みっぱなしにできる小さいものだけ挙げます。
渋滞と通行止めで動けなくなったとき、いちばん先に困るのがトイレです。高速道路上ではパーキングまで降りられないので、車に積んでおくものの中では優先度が高い1つです。
渋滞中はナビと地図と渋滞情報でスマホを使い続けるので、電池は思ったより早く減ります。迂回路を調べる段になって充電が無いと、動けるのに動けません。
災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。
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冬用タイヤ規制との違い
NEXCO中日本の冬の走行案内によると、冬用タイヤ規制では、全車輪に冬用タイヤを装着した車などが通行できます。これに対してチェーン規制は、冬用タイヤだけでは条件を満たしません。案内板の「冬用タイヤ」と「チェーン」を読み分けてください。
タイヤの装備が条件を満たしていても、道路の状況により走行できないことがあります。通行止めが別に出ていないか、目的地までの区間を続けて確認する必要があります。
関東地方整備局の予防的通行規制の説明では、大規模な立ち往生を防ぐため、集中的な除雪などに向けて早い段階から通行止めにする場合があるとしています。チェーンを装着していても、通行止めの区間には入れません。
布製とスプレー式
国土交通省は、タイヤチェーンの種類として金属の鎖・ワイヤー、ウレタンやゴム、布製のカバーなどを挙げています。布製も含まれますが、タイヤに薬剤を吹き付けるスプレー式はチェーン規制時に使えるものには含まれません。

買う前に確認したいのは、タイヤ側面のサイズと車の取扱説明書です。同じ車名でもタイヤサイズが違う場合があります。チェーンを使える車輪、車体とのすき間、装着方法は車種ごとの指定を優先してください。
装着する車輪は基本的に駆動輪ですが、四輪駆動車は前後のどちらに付けるかを自己判断しないでください。車とチェーン双方の取扱説明書を照らし合わせ、出発前の安全な場所で取り付け方を確かめておくと、現地で慌てずに済みます。
出発前に見る3点

まず目的地だけでなく、途中に通る山間部や峠の予報・道路情報を見ます。出発地が晴れていても、通過区間まで同じ天気とは限りません。次に冬用タイヤと適合するチェーンを確認。最後に、大雪予報なら出発を遅らせる、日を替える、中止する選択肢も考えてください。
国土交通省の冬用タイヤの注意点は、冬用タイヤを全輪に装着し、急な加速・急ブレーキ・急ハンドルを避けるよう案内しています。装備があっても速度を出せるわけではありません。十分に車間距離を取り、道路管理者の指示に従ってください。
予定外に車内で待つことも考え、充電手段や携帯トイレなども出発前に確認しておきたいところです。チェーンは通行の条件に対応する装備で、待ち時間の備えは別に必要です。
制度・案内は2026年10月2日に確認。写真は雪道のイメージで、国内の規制区間や現在の道路状況を撮影したものではありません。
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