沸かしたてのお湯を注ぐと、約2分で60〜65℃まで下がる湯呑みがあります。ドウシシャが2026年9月16日に発売した「白湯専科 白湯呑み」です。
ただ、この「2分」は、メーカーが決めた条件で測った数字です。公式サイトのグラフの注記を読むと、量は150ml、途中で5秒かき混ぜています。満水の200mlを注いで放っておいたときの時間は、公式の資料には載っていません。
この記事では、白湯以外の飲みものに使うときの決まり、測り方の条件、2杯目を続けて注ぐときの注意を、取扱説明書とニュースリリースから確かめます。運営者はこの商品を買っていません。使い心地は、実際に使った人の名前を添えて紹介します。
ドウシシャ
ONDOZONE(オンドゾーン) 白湯専科 白湯呑み 200ml アイボリー
熱湯を約2分で60〜65℃に(メーカー公表)約188gのステンレス製取っ手のない湯呑み型
ステンレス2枚の間に吸熱剤を入れた湯呑みです。真空構造ではありません。色はアイボリー・グリーン・チャコールの3色です。
画像:Amazon.co.jp の商品ページより(クリックでAmazonの商品ページが開きます)
先に結論
- ✓ 白湯以外にも使えます。取扱説明書は、ドライアイスと金属製の器具でかき混ぜることを禁じています。
- ✓ 「約2分」は、熱湯150mlを注ぎ、1分50秒後に5秒かき混ぜた試験の値です。
- ✓ 続けて使うときは、時間をあけるか水を入れて吸熱剤を冷やします。電子レンジと食器洗い乾燥機は使えません。
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アイボリーのページです。ほかの色はリンク先で選べます。
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白湯以外に使うときの決まり
白湯専科は白湯用とうたうシリーズですが、取扱説明書には「白湯以外の飲みものに使用する際は次の点を必ず守ってください」という項目があります。つまり、白湯以外に使うこと自体は想定されています。
- ドライアイスは入れない。
- 飲みものをかき混ぜるときに、金属製の器具を使わない。
- スープやスポーツドリンクなど塩分の多いものは、サビの原因になる。
- においの強いものを入れると、においが残る場合がある(品質上の問題はないと書かれています)。
緑茶やほうじ茶、コーヒーは、この決まりに当てはまりません。家電Watchの河原塚英信氏も、白湯ではなく夕飯後の熱い緑茶に使っていると書いています。かき混ぜるなら、金属のスプーンではなく木や樹脂のものを使うことになります。
「2分」はどう測った数字か
公式サイトには、白湯呑み・陶器のタンブラー・真空のタンブラーの3つを比べた温度のグラフがあります。その下の注記に、試験の条件が書かれています。
- 室温は20℃前後(±2℃)。
- 95℃前後の熱湯を150ml注ぐ。
- 1分50秒後に、ガラス棒で5秒かき混ぜる。
- 試験したのは一般社団法人ボーケン品質評価機構。
白湯呑みの容量は約200mlです。グラフの150mlは、満水より少ない量です。取扱説明書には水位線があり、それより上まで入れないよう書かれています。満水まで注いだときに何分で60℃台になるかは、公式の資料では確認できませんでした。
かき混ぜる手順も見落としやすい点です。グラフの値は、途中で一度かき混ぜた条件での数字です。注いで置いておくだけのときに、同じ2分で同じ温度になるかは、公式の資料では確認できませんでした。
読者
2分たったらすぐ飲んでいいの?
メーカーの目安は60〜65℃です。熱いのが苦手な人は、ひと混ぜしてから少しだけ口に含んで確かめると安心です。
ニュースリリースは比較の数字も出しています。一般的なステンレス真空二重のマグカップは2分後でも約88℃、陶器のマグカップは約78℃でした。
2杯目は冷めにくい
この湯呑みが熱を下げるのは、内側と外側のステンレスの間にある吸熱剤が、お湯の熱を吸い取るからです。吸った熱は、すぐには逃げません。
取扱説明書には「続けて使用する際は、しばらく時間をあけるか水を入れて吸熱剤を冷やしてください」とあります。理由は「吸熱剤が常温に戻らないと吸熱性が弱くなります」です。
朝に1杯、すぐにおかわりを注ぐと、1杯目ほどは早く冷めません。続けて飲みたいときは、一度水を入れて捨ててから熱湯を注ぐ、という手順を挟むことになります。
反対に、飲み頃になったあとは温かさが続きます。リリースは、吸熱剤と蓄熱性の高いステンレスの効果で、飲みやすい温度を約30分保つと書いています。
取り上げたきっかけ
河原塚英信氏は、2分たってもごくごく飲めるほど冷めるわけではない、と書いています。そのうえで、味や香りを感じるのにちょうど良い温度になる、という書き方です。
器の外側は、熱くはなるものの持てなくなるほどではなく、湯呑みを両手で包むように持てば、カイロのように手を温められる。
底のリング状のラバーで、机に置くときにカツンという音がしない点にも触れています。白湯専用とうたう商品ですが、緑茶にも使える例として読めます。
どんな商品か
白湯専科は、2023年に320mlのマグカップから始まったシリーズです。ドウシシャによると、2025年5月にシリーズ累計出荷数が30万個を超えました。白湯呑みはシリーズで初めての湯呑み型で、マグカップより飲み口を薄くしたと説明されています。
画像:Amazon.co.jp の商品ページより
保温のためのふたは付いていません。熱を逃がさない真空構造もあえて使わず、温度を下げやすくしたと、リリースは説明しています。
主な仕様
| 商品名 | ONDOZONE 白湯専科 白湯呑み |
|---|---|
| 型番 | OZSY200IV(アイボリー)、OZSY200GR(グリーン)、OZSY200CH(チャコール) |
| 容量 | 約200ml |
| サイズ | 約W70×D70×H90mm |
| 重さ | 約188g |
| 構造 | ステンレス2枚の間に吸熱剤(真空構造ではない)、底カバー付き |
| 温度の目安 | 熱湯を約2分で60〜65℃に、その後約30分保つ(メーカー公表) |
| 希望小売価格 | 2,728円(税込) |
| 材質の詳細 | 公式資料では確認できませんでした |
出典:ドウシシャ ニュースリリース(2026年9月16日)、取扱説明書 OZSY200、公式サイト
同じシリーズのマグカップは320ml(約W90×D130×H90mm)と230ml(約W85×D117×H82mm)です。白湯呑みはそれより少ない200mlで、取っ手がないぶん幅が70mmに収まっています。
注意点
取扱説明書で、使えない・してはいけないとされていることをまとめます。
- 電子レンジでの加熱はできません。火花が飛ぶおそれがあると書かれています。
- 食器洗い乾燥機と、本体のつけ置き洗いはできません。どちらも吸熱不良の原因になります。
- 熱い飲みものを入れると外側も熱くなります。低温やけどに注意するよう書かれています。
- 乳幼児の手の届くところには置かないよう、警告があります。
- スープやスポーツドリンクのように塩分の多いものは、サビの原因になります。冷凍庫にも入れられません。
家電Watchの記事で、河原塚氏は子供や猫舌の人にもすすめたいと書いています。ただ、メーカーの取扱説明書は、乳幼児の手の届くところに置かないよう警告しています。小さな子どもがいる家庭では、この点を先に確かめておくと安心です。
ここまでの点を確かめたうえで、商品ページを見られます。
こんな人は見てもよさそう
- 朝に白湯を飲みたいが、冷めるまで待つ時間がない人。
- 熱い緑茶やほうじ茶を、香りが残る温度で早く飲みたい人。
- 陶器の湯呑みを割った経験があり、割れにくい器を探している人。
反対に、電子レンジで温め直したい人や、食器洗い乾燥機でまとめて洗いたい人には向きません。何杯も続けて熱湯を注ぐ使い方にも合いません。
この記事で確認した情報源
- ・ドウシシャ ニュースリリース「ONDOZONE『白湯専科』シリーズから初の湯呑みが発売」2026年9月16日(仕様・価格・2分後の比較温度を確認しました。)
- ・ドウシシャ 公式サイト「白湯専科」(温度グラフと試験条件の注記、シリーズの容量とサイズです。)
- ・ドウシシャ 白湯専科 白湯呑み 取扱説明書(OZSY200)(使用上の注意とお手入れの決まりです。)
- ・家電Watch 河原塚英信「熱い緑茶を2分で飲み頃まで冷ます湯呑みがお気に入り!」2026年10月1日(実際に使った人の感想です。)
3色のうちアイボリーの商品ページは、こちらのボタンから開けます。
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