🗨️「台風25号、岩手はどこが危ないの?」
盛岡地方気象台が20日5時46分に出した解説情報では、雨は内陸も沿岸北部も沿岸南部も24時間80ミリで同じです。分かれたのは風で、陸上の最大瞬間風速は内陸が25メートル、沿岸が20メートル。海から遠い内陸のほうが強く見積もられています。
[災害] この記事の要点
2026年9月20日 発表
- 21日昼前から22日にかけて岩手県内で移動する予定がある人
- 内陸(盛岡・花巻・北上・奥州など)で屋外に物を置いている人
- 21日・22日に船を出す予定の人、沿岸の施設を管理している人
雨は3つの区域で同じ数字だった
岩手県の予報区は内陸・沿岸北部・沿岸南部の3つです。南北に190キロ以上あり、北上山地と奥羽山脈をまたぐ広い県なので、ふだんは区域ごとに数字が違います。今回は3つとも横並びになりました。
| 項目 | 内陸 | 沿岸北部 | 沿岸南部 |
|---|---|---|---|
| 21日の1時間降水量 | 30ミリ | 30ミリ | 30ミリ |
| 21日6時〜22日6時の24時間降水量 | 80ミリ | 80ミリ | 80ミリ |
雨に関しては、県内のどこに住んでいても見るべき数字が同じということです。土砂災害・低い土地の浸水・河川の増水への注意も、区域を分けずに県全体へ出されています。
台風シーズンが始まる前に、家へ置いておくもの
風で割れるのは窓、家に入ってくるのは水です。この2つは、進路が決まってから買いに走っても店の棚から消えています。
窓が割れるのを防ぐ道具ではありません。割れたあとの破片を膜で押さえるものです。飛散率を約1%まで落とせるのは防災安全合わせガラスですが、そちらは発注から施工まで日数がかかって台風の前には間に合いません。今日のうちに手を動かせるのはこちらです。貼るのは室内側です。
土のうは砂を詰める前提の道具ですが、住宅街ではその砂が手に入りません。水で膨らむ型なら平たいまま棚にしまえて、玄関の段差にも、下水が逆流してくる風呂・トイレの排水口の上にも置けます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
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陸の上では内陸のほうが風が強い
意外なのは風のほうです。台風というと海側が荒れる印象がありますが、今回の予想は逆でした。
| 場所 | 最大風速 | 最大瞬間風速 |
|---|---|---|
| 内陸 | 11メートル | 25メートル |
| 沿岸北部・沿岸南部の陸上 | 10メートル | 20メートル |
| 沿岸北部・沿岸南部の海上 | 18メートル | 30メートル |
海の上は18メートル(瞬間30メートル)と別格ですが、陸の上だけで見ると内陸のほうが5メートル上です。沿岸部は北上山地が壁になって風が落ちるのに対し、内陸の北上盆地は南北に開いていて風が通りやすい地形です。
気象台が強風への注意を書いているのも「海上では」という限定つきで、陸上の建物被害には触れていません。とはいえ瞬間25メートルは、屋根がわらがはがれたり、物置が動いたりする水準です。盛岡や花巻で「内陸だから大丈夫」と考えて外置きのものをそのままにすると、いちばん飛ぶのがそこになります。
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