🗨️「沖縄の基準地価は今年どうなりましたか」
県全体の住宅地は+5.3%で、東京都の+5.8%に次ぐ全国2位です。ただし去年の+5.7%からは伸びが落ちました。そのなかで那覇市だけが+4.9%から+5.3%へ上がっています。県が減速して、県庁所在地が加速した形です。宮古島市の1地点は+18.8%で全国7位に入りました。
[地価・住宅市場] この記事の要点
2026年9月16日 発表
- 那覇市とその周辺で家や土地を売ろうとしている人
- 沖縄県内で住宅の購入を検討している人
- 宮古島・離島に土地を持っている人
住宅地は全国2位。ただし県は減速している
令和8年の基準地価で、沖縄県の住宅地は+5.3%でした。全国平均が+1.0%ですから、5倍以上の伸びです。都道府県の順位では東京都の+5.8%に次ぐ2位になります。
ただし、去年と比べると勢いは落ちています。
| 年 | 沖縄県 住宅地 | 那覇市 住宅地 |
|---|---|---|
| 令和4年 | +2.7% | +1.1% |
| 令和5年 | +4.9% | +3.3% |
| 令和6年 | +5.8% | +4.3% |
| 令和7年 | +5.7% | +4.9% |
| 令和8年 | +5.3% | +5.3% |
県は2年続けて伸びが落ちているのに、那覇市は4年続けて上がり、今年ついに県の数字に追いつきました。

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県と県庁所在地が逆を向いている
これは他の県ではあまり見ない動きです。県が減速するときは県庁所在地も減速するのが普通で、実際こうなっています。
| 県 | 県の住宅地(R7→R8) | 県庁所在地(R7→R8) |
|---|---|---|
| 福岡県 | +2.7% → +2.1% | 福岡市 +7.2% → +5.5% |
| 宮城県 | +0.9% → 0.0% | 仙台市 +5.1% → +2.5% |
| 北海道 | ▲0.2% → ▲0.3% | 札幌市 +1.4% → +0.7% |
| 沖縄県 | +5.7% → +5.3% | 那覇市 +4.9% → +5.3% |
福岡も宮城も北海道も、県と市が同じ向きに減速しています。沖縄だけが逆です。
県が落ちて市が上がるということは、県内のそれ以外の場所で伸びが鈍っているということになります。数年前まで県全体を押し上げていた勢いが、那覇市に寄ってきていると読めます。
商業地は県も那覇も小幅に縮んだ
商業地はこうなっています。
| 年 | 沖縄県 商業地 | 那覇市 商業地 |
|---|---|---|
| 令和5年 | +4.8% | +4.5% |
| 令和6年 | +6.1% | +5.6% |
| 令和7年 | +7.1% | +6.8% |
| 令和8年 | +6.9% | +6.7% |
どちらも0.1〜0.2ポイントの縮小で、住宅地ほどの変化ではありません。全国の商業地が+2.8%から+2.9%へ広がったのと比べると、沖縄は高い水準のまま横ばい、という位置づけです。
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宮古島の1地点が、住宅地の全国7位に入った
もうひとつ、沖縄から全国の上位順位表に入った地点があります。
宮古島市下地字上地ツーガ家502番6。1平方メートル28,500円で、変動率は+18.8%。住宅地の全国7位です。東京都品川区の北品川五丁目(+18.8%)と同率で並んでいます。
ただし価格のほうは、品川区が1,960,000円、宮古島が28,500円。上昇率は同じでも、1平方メートルの値段は69倍の差があります。
上昇率は、去年からどれだけ動いたかを見る数字です。出発点が安ければ率は大きくなります。順位表の数字を「その土地がいくらか」と読むと、方向を間違えます。
県平均で自宅の値段は分からない
沖縄県の住宅地+5.3%というのは、県内の基準地の変動率を平均した数字です。那覇市の+5.3%と、離島や本島北部の数字が混ざっています。
「沖縄は全国2位だった」から「うちの土地も5%上がった」は導けません。那覇市内なら平均に近い可能性が高く、地点によっては大きく上下しています。
個別の地点の価格は、9月16日から国土交通省の不動産情報ライブラリで見られるようになります。自宅に近い基準地を探して、その地点の価格と変動率を見るほうが、県の平均より役に立ちます。
生活・仕事にどう効くか
- お金:県が減速しても那覇市は加速している。県平均で自宅の価格を判断すると読み違える。
- 住まい:沖縄の住宅地は5年連続で全国上位の伸び。買う側から見ると、待てば安くなるという前提は立ちにくい。
結局どうすればよいか
- 自宅の相場は県平均ではなく、市町村・地点の数字で見る
- 9月16日から不動産情報ライブラリで個別地点のデータが見られるので、近い地点を探す
- 離島の土地は地点による差が大きいため、順位表ではなく近い基準地を確認する
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- 国土交通省 令和8年都道府県地価調査の概要(2026年9月16日発表)
- 国土交通省 報道発表 全国の地価動向は全用途平均で5年連続上昇~令和8年都道府県地価調査~(2026年9月15日発表)
更新履歴
- 2026年9月16日 初版を公開。令和8年都道府県地価調査の概要から沖縄県の数値を記載。
※本記事は2026年9月16日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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