🗨️「バッテリー上がりって、そんなによくあることなんですか」
一般道路でのJAFの出動理由の1位です。2025年度は過放電バッテリーが769,024件で35.73%。劣化・破損バッテリーの195,717件(9.09%)を足すと、一般道の救援のおよそ45%がバッテリーがらみになります。JAFの救援要請は年間230万件以上、約13.7秒に1件のペースです。
[交通] この記事の要点
2026年9月16日 発表
- 週末しか車に乗らない人
- 連休前に久しぶりに車を動かす人
- 納車から3年以上バッテリーを替えていない人
一般道の救援、いちばん多い理由がこれ
JAFが公表している2025年度(2025年4月〜2026年3月)の救援データで、一般道路の四輪の出動理由の1位は過放電バッテリーでした。769,024件、全体の35.73%です。
| 順位 | 一般道路での出動理由 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 1 | 過放電バッテリー | 769,024件 | 35.73% |
| 2 | タイヤのパンク・バースト・空気圧不足 | 442,300件 | 20.55% |
| 3 | 劣化/破損バッテリー | 195,717件 | 9.09% |
1位と3位は、どちらもバッテリーの話です。足すと一般道の救援のおよそ45%がバッテリーがらみということになります。JAFの年間救援件数は230万件以上、約13.7秒に1件のペースです。
渋滞と通行止めで動けなくなったときに要るもの
迂回路を調べるにも、その場で待つにも、要るのはトイレと電源の2つです。車に積みっぱなしにできる小さいものだけ挙げます。
渋滞と通行止めで動けなくなったとき、いちばん先に困るのがトイレです。高速道路上ではパーキングまで降りられないので、車に積んでおくものの中では優先度が高い1つです。
渋滞中はナビと地図と渋滞情報でスマホを使い続けるので、電池は思ったより早く減ります。迂回路を調べる段になって充電が無いと、動けるのに動けません。
災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。
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「過放電」と「劣化」は別のもの
JAFが2つに分けているのには理由があります。直し方が違うからです。
- 過放電バッテリー 電気を使いすぎて空になった状態。ライトの消し忘れ、半ドア、短距離の乗り方の積み重ねで起きる。ジャンピングでエンジンがかかれば、そのまま走り続けられることが多い
- 劣化/破損バッテリー バッテリー自体が寿命。ジャンピングでかかっても、翌朝また上がる。交換しないと直らない
朝つながらなかったときに「一度かかったから大丈夫」と判断して出かけると、出先でもう一度同じことが起きます。

高速道路では順位が入れ替わる
おもしろいのは、同じ年度の高速道路のデータでは、バッテリーが上位3つから消えることです。
| 順位 | 高速道路での出動理由 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 1 | タイヤのパンク・バースト・空気圧不足 | 26,985件 | 44.02% |
| 2 | 燃料切れ | 5,285件 | 8.62% |
| 3 | 事故 | 4,777件 | 7.79% |
理由は考えれば当たり前で、バッテリーが上がった車は高速道路まで来られないからです。バッテリーのトラブルは自宅の駐車場と近所で起きる。だから一般道の統計にだけ大きく出ます。
裏を返すと、連休の朝にバッテリーが上がるのは「運が悪い」のではなく、統計上いちばんありふれた出来事だということです。
上がる前にできること
バッテリーは走らせていない期間に弱っていきます。週末しか乗らない使い方だと、充電が追いつかないまま少しずつ減ります。
- 遠出の3日前に一度動かす。20分以上走らせると充電が進む。エンジンをかけてアイドリングさせるだけでは足りない
- 電気を食っているものを探す。室内灯のつけっぱなし、半ドア、ドライブレコーダーの駐車監視機能。駐車監視は便利だが、乗らない期間が長いと確実に減る
- 3年以上替えていないなら点検に出す。寿命なら出発前に替えるほうが安い
ジャンピングは順番を間違えない
救援の車をつなぐときは、つなぐ順番が決まっています。
- 赤いケーブルを、上がった車のプラス端子へ
- 赤いケーブルの反対側を、救援車のプラス端子へ
- 黒いケーブルを、救援車のマイナス端子へ
- 黒いケーブルの反対側を、上がった車の金属部分(エンジンの金具など)へ。マイナス端子ではない
最後を端子ではなく車体の金属につなぐのは、火花がバッテリーのそばで散るのを避けるためです。バッテリーは水素を出すので、端子の真上で火花が出ると危険があります。
ハイブリッド車や電気自動車を救援車として使うことはできません。取扱説明書で禁止されている車種が多いので、自分の車が救援する側になれるかどうかは事前に確認しておきます。
生活・仕事にどう効くか
- 暮らし:一般道の救援の約45%がバッテリー関連。出かける当日の朝に発覚するので、予定がそのまま潰れる。
- お金:JAF会員でない場合、一般道の路上作業は入会金・年会費より高くつくことがある。バッテリー自体の交換費用も別にかかる。
結局どうすればよいか
- 連休や遠出の3日前に一度エンジンをかけ、20分以上走らせる
- 室内灯・ドアの半ドア・ドライブレコーダーの駐車監視を確認する
- 3年以上替えていないなら、出発前に点検を受ける
公式出典
- JAF よくあるロードサービス出動理由(2025年4月〜2026年3月)(2026年9月16日発表)
- JAF ロードサービス救援データ(2026年9月16日発表)
更新履歴
- 2026年9月16日 初版を公開。JAFの2025年度ロードサービス出動理由を記載。
※本記事は2026年9月16日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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