🗨️「車の盗難って、どんな車が狙われているんですか」
日本損害保険協会が2026年3月4日に公表した調査では、2025年の車両本体盗難は2,746件・支払保険金は約82億円で、車名別のワースト1はランドクルーザーでした。5年連続です。都道府県でも偏っていて、愛知県が1位、2位の埼玉県のおよそ2倍。車種と地域の両方で集中しています。
[事件・事故] この記事の要点
2026年9月16日 発表
- 屋外の駐車場に車を停めている人
- 人気の車種に乗っている人
- 戸建てで駐車場が道路から見えにくい人
2025年は2,746件、支払保険金は約82億円
日本損害保険協会が2026年3月4日に公表した第26回自動車盗難事故実態調査によると、2025年の車両本体盗難の支払件数は2,746件でした。前年の2,499件から増えています。支払保険金は約82億円。
1件あたりに直すとおよそ300万円。盗まれたら車が1台まるごと消えるので、当たり前ですが金額が大きい種類の犯罪です。
警察庁の犯罪統計では、2025年の自動車盗の認知件数は6,386件でした。保険の支払件数のほうが少ないのは、車両保険に入っていない車や、保険を使わなかったケースが含まれないためです。
住まいのリスクに対する備え
土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。
5年連続でランドクルーザーが1位
この調査でいちばん動かないのが、車名別のワースト1です。
2025年もランドクルーザーが車両本体盗難のワースト1で、これで5年連続。さらに、車内の物を盗む「車上ねらい」でもランドクルーザーがワースト1でした。車ごと持っていかれるのも、中身を取られるのも同じ車種です。
理由ははっきりしています。海外での需要が高く、輸出先が確立していること。国内でも中古が高値で流通していること。要するに、盗んだあとに確実に換金できる車が狙われているということです。
私はこれを「防犯意識の低い人が狙われている」という話ではないと見ています。個人の不注意ではなく、換金ルートが成立しているかどうかで決まっているからです。だから同じ持ち主でも、乗り換えた車種によって危険度が変わります。

愛知県が1位、2位のおよそ2倍
地域の偏りも同じくらい強く出ています。
| 区分 | 2025年のワースト1 | 特徴 |
|---|---|---|
| 車両本体盗難 | 愛知県 | 2位の埼玉県の約2倍 |
| 車上ねらい | 愛知県 | 2年連続でワースト1 |
| 車名別(本体・車上ねらい) | ランドクルーザー | 本体盗難は5年連続 |
愛知県が突出しているのは以前からで、この調査でも変わっていません。港が近く、広い平面駐車場が多いことが背景にあると言われますが、協会の発表はそこまで断定していないので、ここでは事実だけにしておきます。
いま増えている手口は、鍵をこじ開けない
昔のイメージだと、窓を割って配線をつなぐという手口です。いまはそうではありません。
- リレーアタック 玄関などに置かれたスマートキーの電波を拾って中継し、車のそばで「鍵が近くにある」と錯覚させる
- CAN(キャン)インベーダー 車の配線に直接つないで、車載ネットワークへ偽の信号を流す。ヘッドライトの裏やバンパーの内側から入られる
- コードグラバー 鍵の信号そのものを記録して再送する
どれも共通しているのは、音を立てず、短時間で終わることです。夜のあいだに静かに消えているので、翌朝まで気づきません。
家でできるのは「時間をかけさせる」こと
完全に防ぐ道具はありません。実際に効くのは、盗む側にとって面倒な条件を増やすことです。
- 暗がりを作らない。人感センサーライトを駐車場に向ける。作業しているところが見えれば、選ばれにくくなる
- スマートキーを玄関に置かない。ドアや窓のそばは電波が外へ漏れる。金属の缶や電波を通さないポーチに入れて、家の奥に置く
- 物理ロックを足す。ハンドルロック、タイヤロック、ペダルロック。電子的な手口では外せないので、時間がかかる
- 車両保険の内容を確認しておく。盗難が補償の対象になっているか、免責金額はいくらか。1件あたり約300万円の世界なので、ここが家計の分かれ目になる
集合住宅の駐車場なら、防犯カメラの位置と録画期間を管理組合に確認しておくと、万一のときに話が早くなります。
生活・仕事にどう効くか
- 暮らし:盗難は車種と地域に強く偏っている。愛知県が1位で、2位の埼玉県のおよそ2倍。全国どこでも同じ確率で起きているわけではない。
- お金:2025年の車両本体盗難の支払保険金は約82億円、支払件数は2,746件。1件あたりに直すと約300万円で、車両保険の有無が家計に直接効く。
結局どうすればよいか
- 駐車場に人感センサーライトを付け、夜間に暗がりを作らない
- スマートキーを玄関やドアの近くに置かない(電波が外へ漏れる)
- ハンドルロックやタイヤロックなど、時間をかけさせる物理的な道具を足す
公式出典
- 日本損害保険協会 第26回自動車盗難事故実態調査結果(2026年3月4日)(2026年3月4日発表)
- 日本損害保険協会(2026年9月16日発表)
更新履歴
- 2026年9月16日 初版を公開。日本損害保険協会の第26回自動車盗難事故実態調査の数値を記載。
※本記事は2026年9月16日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する
災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。










コメント