🗨️「自衛隊の無人機が行方不明と聞きました。どんな機体ですか」
RQ-4B(アールキューよんビー)、通称グローバルホークです。航空自衛隊が持っているのは3機だけで、全部が青森県の三沢基地にあります。全幅39.9メートル、連続で約36時間飛べて、高度は約60,000フィート(約18キロ)まで上がります。9月15日の正午前、鳥取県沖の公海上空で通信が途絶えました。
[政治] この記事の要点
2026年9月15日 発表
- 日本海側の沿岸で漁業・海運に関わる人
- 三沢基地の周辺に住んでいる人
- 自衛隊の装備と防衛費の使われ方を知っておきたい人
鳥取県沖の公海上空で、正午前に途絶えた
発表されている事実はここまでです。9月15日の正午前、鳥取県沖の公海上空を飛んでいた航空自衛隊の無人偵察機RQ-4B(グローバルホーク)と、地上との通信が途絶えました。海上保安庁は鳥取県沖の海上で機体の一部とみられるものを確認しており、船舶の被害は報告されていません。
原因は発表されていません。飛行の目的についても明らかにされていません。空自のグローバルホークが行方不明になったのは、これが初めてです。
どんな機体か
航空自衛隊の装備ページに載っている諸元です。
| 項目 | RQ-4B(グローバルホーク) |
|---|---|
| 全幅 | 39.9m |
| 全長 | 14.5m |
| 全高 | 4.7m |
| 航続時間 | 約36時間 |
| 最大速度 | 約310kt(ノット) |
| 最大高度 | 約60,000ft(フィート) |
全幅39.9メートルというのは、旅客機のボーイング737(約35.8メートル)より広いということです。胴体は14.5メートルしかないのに、翼だけが40メートル近くあるという、ほかにあまりない形をしています。長い時間、高いところをゆっくり飛び続けるための形です。
最大高度の約60,000フィートは、メートルに直すと約18キロ。旅客機が飛ぶ高さのおよそ2倍です。
3機しかない
広域における常時監視能力の強化のために2015年度から取得を開始したRQ-4B(グローバルホーク)は、2023年6月に3機目が空自三沢基地(青森県)に到着し、当初計画の体制が完整しました(航空自衛隊の装備ページより)
取得を始めたのが2015年度、3機そろったのが2023年6月です。配備先は青森県の三沢基地の1か所だけで、3機すべてがここにあります。
「当初計画の体制が完整しました」という書き方が示すとおり、3機というのは予備を含めた上限ではなく、計画どおりの数です。1機が失われた場合、すぐに補充できるものではありません。
36時間飛べる、ということの意味
人が乗る偵察機は、乗員が持つ時間で飛行時間が決まります。無人機の航続時間約36時間は、丸1日半を1回の飛行でまかなえるということです。交代で飛ばせば、同じ海域をずっと見続けられます。
「広域における常時監視能力」と装備ページが書いているのは、この連続性のことです。日本の周りの海と空を切れ目なく見るための機体で、日本海側もその範囲に入ります。
いま分かっていないこと
- 通信が途絶えた原因
- その飛行が何のためのものだったか
- 機体が回収できるかどうか
この3つはいずれも発表されていません。推測が事実のように広がりやすい段階なので、防衛省・航空自衛隊の発表が出るまでは、確認された事実だけで見ておくのが安全です。
海上で機体の一部らしきものを見つけた場合は、近づかず海上保安庁の緊急通報用電話番号「118番」へ連絡してください
生活・仕事にどう効くか
- 運用:空自が持つグローバルホークは3機のみ。1機が失われれば、広域の常時監視にあてられる機数が3分の1減る。
- 安全:通信が途絶えた場所は公海上空。海上保安庁は船舶の被害は報告されていないとしている。
結局どうすればよいか
- 海上で機体の一部らしきものを見つけても、近づかず海上保安庁(118番)へ連絡する
- 原因は発表されていない。現時点で出ている推測を事実として扱わない
公式出典
- 航空自衛隊「RQ-4B(グローバルホーク)|装備」(2026年9月15日発表)
更新履歴
- 2026年9月15日 初版を公開。
※本記事は2026年9月15日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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