🗨️「しまなみ海道は、風速何メートルで通行止めになるの?」
道路会社はその数字を公表していません。公式ページに書いてあるのは「風速によって、四輪車が通行止めにならなくても、二輪車は通行止めになることがあります」までで、何メートルで閉めるかは出てきません。8日朝の時点では、二輪車を含めて通行止めはありません。
[交通] この記事の要点
2026年9月8日 発表
- しまなみ海道を自転車で渡る予定の人
- 原付や二輪車で島へ通っている人
- 尾道市・今治市の島に住んでいる人、島の家を持っている人
この記事でわかること
- ✓ 8日6時19分の時点で、しまなみ海道は二輪車も含めて通行止めなし
- ✓ 閉める風速の数値は、本四高速の公式ページのどこにも書かれていない
- ✓ 自転車歩行者道は、四輪より先に閉まる側にいる
8日6時19分の時点では、二輪車も通れます
本州四国連絡高速道路(本四高速)が出している二輪車向けの情報は、8日6時19分の更新で、神戸淡路鳴門自動車道・瀬戸中央自動車道・西瀬戸自動車道(しまなみ海道)の3道路とも「通行止めなし」でした。四輪を含む通行止め情報のほうも、同じ朝の6時14分時点で通行止めはありません。
一方で、西日本高速道路は前日7日の18時に「9月8日(火曜)から、前線の影響により西日本の広い範囲で大雨のおそれがあります」と告知しています。気象庁が8日5時に出した愛媛県東予地方の予報は、8日が「くもり時々雨、所により夜は雷を伴い激しく降る」、9日が「雨、夕方からくもり」で、風は北東の風のちやや強く、波は1メートルの見込みです。
| 確認したもの | 時点 | 中身 |
|---|---|---|
| 二輪車の通行止め情報 | 9月8日 6時19分 | 3道路とも通行止めなし |
| 通行止め情報(四輪を含む) | 9月8日 6時14分 | 通行止めなし |
| 愛媛県東予地方の予報 | 9月8日 5時発表 | 8日は夜に雷を伴い激しい雨、9日は北東の風のちやや強く |
渋滞と通行止めで動けなくなったときに要るもの
迂回路を調べるにも、その場で待つにも、要るのはトイレと電源の2つです。車に積みっぱなしにできる小さいものだけ挙げます。
渋滞と通行止めで動けなくなったとき、いちばん先に困るのがトイレです。高速道路上ではパーキングまで降りられないので、車に積んでおくものの中では優先度が高い1つです。
渋滞中はナビと地図と渋滞情報でスマホを使い続けるので、電池は思ったより早く減ります。迂回路を調べる段になって充電が無いと、動けるのに動けません。
災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。
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公式に書いてあるのは「四輪が止まらなくても二輪は止まる」まで
本四高速の二輪車向けページには、こう書かれています。「風速によって、四輪車が通行止めにならなくても、二輪車は通行止めになることがあります」。四輪と二輪で線が別々に引かれている、という宣言です。
では、その線は何メートルなのか。同じページには書かれていません。もう一つの「異常気象等に伴う通行止めの関連情報」のページも開きましたが、載っているのは過去に閉めた日付と、そのときの区間を並べたPDFだけでした。6月24日から26日の大雨、5月1日の強風、といった実績の一覧です。これから閉める条件のほうは、どこにも数字で出ていません。
台風のたびに閉まるんだから、基準は決まっているはずでしょう?
基準は当然あります。ただ、それを利用者が読める場所に置いていない、という話です。実際に検索している人は「瀬戸大橋は、風速何メートルぐらいで、通行止めになりますか?」と質問サイトで聞いています。公式で分かるなら、そこには行きません。
自転車と歩行者の道は、四輪より先に閉まる側にいる
しまなみ海道には、原付と自転車・歩行者が渡れる専用の道が付いています。渡れるのは因島大橋・生口橋・多々羅大橋・大三島橋・伯方大島大橋・来島海峡大橋の6橋で、新尾道大橋には付いていません。原付の料金は橋によって50円・100円・200円、自転車は「しまなみサイクリングフリー」で2028年3月31日まで無料、歩行者はもともと無料です。
この専用道について、本四高速の案内ページに書いてある注意は「海峡部は風が強いことがありますのでご注意ください」の一文です。何メートルで閉めるかは、ここにもありません。しまなみを走る人が書いている個人サイトも「自転車歩行者道に関しては、明確に○m/sという通行止めの条件となる数値は公開されていないようです」と書いています。
| 誰が | 閉まる順番 | 条件が公表されているか |
|---|---|---|
| 四輪 | いちばん最後 | 数値の記載なし |
| 二輪車 | 四輪より先 | 「四輪が止まらなくても止まることがある」とだけ |
| 原付・自転車・歩行者 | さらに手前 | 数値の記載なし(「海峡部は風が強い」の注意のみ) |
つまり「車が普通に走っているから自転車も渡れる」は成り立ちません。順番はむしろ逆で、風が上がっていく途中では、自転車と歩行者が最初に締め出されます。
渡ってから閉まると、帰り道がありません
しまなみ海道を自転車で渡る人の多くは片道です。尾道から今治へ向かう途中で風が上がれば、次の橋の手前で足止めになります。四輪なら車ごと待てますが、自転車は待っても風がやむ保証がなく、輪行袋に入れてバスや船を探すことになります。渡る前に「閉まったらどう帰るか」を決めておく必要があるのは、そのためです。
島に家がある人にとっては、これが年に何度かの日常です。当サイトが集計している実際の取引価格では、尾道市の坪単価の中央値は99,173円(71件・2024年10-12月〜2025年10-12月)。ところが同じ市の中で、因島の洲江町は坪11,240円、向島町は坪20,826円で、市街地の栗原町(坪330,578円)とは大きく開いています。今治市の中央値は坪102,479円で、大島・伯方島・大三島の地区がその中に混ざっています。
この開きが橋のせいだと言い切る材料は、こちらにはありません。私は、橋が閉まる日があること自体は、島の家を買うか売るかを決める材料の一つにはなると考えています。少なくとも「橋でつながっているから本州と同じ」ではない、という前提は要ります。
生活・仕事にどう効くか
- 自転車で渡る予定:四輪が普通に走っていても、自転車歩行者道だけが先に閉まることがある。しかもその線が何メートルなのかは公表されていないので、前日に自分で判定する材料がない。
- 原付・二輪で島へ通う:二輪車だけの通行止めは、四輪の通行止めとは別ページで出る。四輪の通行止め情報を見て「出ていない」と判断すると、現地で引き返すことになる。
- 島の家:橋が閉まる日は本州側との行き来が絶たれる。尾道市の実取引では、市全体の坪単価中央値99,173円に対し、因島洲江町は11,240円。同じ市の中で約9倍ひらいている。
結局どうすればよいか
- 四輪の通行止め情報とは別に、本四高速の「二輪車の通行止め情報」のページを見る
- 自転車で渡るなら、当日朝の風の予報(波の高さも一緒に出る)を見てから出発する
- 渡ったあとに閉まったときの帰り道を、渡る前に決めておく
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
ほかに使える無料ツール
公式出典
- JB本四高速「二輪車の通行止め情報」(2026年9月8日発表)
- JB本四高速「異常気象等に伴う通行止めの関連情報」(2026年9月8日発表)
- JB本四高速「原付道・自転車歩行者道」(2026年9月8日発表)
- 気象庁 愛媛県 府県天気予報(8日5時発表)(2026年9月8日発表)
- NEXCO西日本「大雨の影響により通行止めの可能性があります」(2026年9月7日発表)
更新履歴
- 2026年9月8日 初版を公開
※本記事は2026年9月8日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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