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秋田市 冠水 どこが危ないの? 市が名指しする地下道は17か所と、映像で見られる6か所

秋田市には、市が名指しで「冠水危険箇所」に指定している地下道とアンダーパスが17か所あります。外旭川アンパス、天徳寺地下道、八幡田地下道、牛島西アンパス——名前も箇所番号も、市のページに全部出ています。

ところが、雨の日にその様子を映像で確かめられるのは17か所のうち6か所だけです。残る11か所は、行ってみるまで分かりません。

2026年9月3日の大雨では、天徳寺地下道・八幡田地下道・牛島西アンパスの3か所が冠水しました。いずれもこの17か所の中にあります。

この記事でわかること

  •  水位表示ラインと緊急時通報板が無いのは外旭川アンパス・下北手横断農道・菅野地下道の3か所
  •  2026年9月3日に冠水した3か所は、全部このリストの中にあった
  •  2023年7月の豪雨で被害が多かったのは広面982棟・楢山970棟
目次

秋田市が名指ししている17か所

秋田市建設部道路維持課が公表している「秋田市管内冠水危険箇所位置図」に、17か所が箇所番号つきで載っています。市のページには、施設名称・箇所番号・管理者・路線名・交差物・場所まで書かれています。

箇所番号 施設名称 場所・くぐる相手
秋田市−1 外旭川アンパス 県管理
秋田市−2 下北手横断農道 県管理
秋田市−3 外旭川神田地下道 外旭川字神田(市道をくぐる)
秋田市−4 外旭川木崎地下道 外旭川字木崎(市道をくぐる)
秋田市−5 八幡田地下道 外旭川字八幡田(JR)
秋田市−6 菅野地下道
秋田市−7 天徳寺地下道 保戸野桜町(JR・市道)
秋田市−8 明田地下道 中通七丁目(JR・市道)
秋田市−9 楢山大元町地下道 楢山大元町(JR)
秋田市−10 牛島西アンパス 牛島西三丁目(JR)
秋田市−11 末戸松本地下道 四ツ小屋末戸松本字向田(JR・市道)
秋田市−12 松本地下道 四ツ小屋末戸松本字堂ノ前(JR)
秋田市−13 茱萸野架道橋 河辺北野田高屋字茱萸野(JR)
秋田市−14 上中野架道橋 河辺和田字上中野(JR)
秋田市−15 下河原架道橋 河辺和田字下夕川原(JR)
秋田市−16 式田簡易架道橋 河辺和田字下石川(JR)
秋田市−17 茨島・大住アンパス 茨島七丁目(JR)

17か所のうち15か所が市の管理で、外旭川アンパスと下北手横断農道の2か所が県の管理です。くぐっている相手は、ほとんどがJRの線路です。四ツ小屋、河辺と、市街地から離れた場所にも並んでいます。

冠水した道で車が動けなくなったときに要るもの

JAFのテストでは、セダンが走れなくなる水深と、ドアが開かなくなる水深がほぼ同じでした。つまり止まった時点で、窓を割る以外に外へ出る方法がなくなります。車に置いておくものから挙げます。

緊急脱出用ハンマー シートベルトカッター付(JIS規格適合品)

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水に浸かった車は、外からの水圧でドアが開かなくなります。割れるのは側面のガラスで、フロントガラスは合わせガラスなので割れません。グローブボックスの奥ではなく、座ったまま手が届く場所に置いてください。

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119番も家族への連絡も、スマホが生きていることが前提です。水に落とすと沈んで探しようがなくなるので、浮く型かどうかがそのまま連絡手段の有無になります。入れたまま操作できます。

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鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。

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高架をくぐる道路と、その脇に並ぶ住宅
秋田市の17か所は、その多くがJRの線路をくぐる道です(写真: Pexels)

映像で見られるのは6か所だけ

秋田市のページからライブ映像に入れるのは、八幡田地下道、天徳寺地下道、明田地下道、楢山大元町地下道、牛島西アンパス、茨島・大住アンパスの6か所です。

壁面の水位表示ラインと緊急時通報板が付いているのは14か所で、外旭川アンパス・下北手横断農道・菅野地下道の3か所には付いていません。17か所すべてに何かがあるわけではない、ということです。数の差はそのまま、確かめてから入れる道と、入ってみないと分からない道の差になります。

読者

水位表示ラインって、何センチで危ないんですか。

おかあさん

市の説明では、赤が0.2メートルで車の走行が著しく困難、橙が0.5メートルでドアの開閉が困難、黄が1.0メートルで車が流れ出す水位です。しかも0.3メートルでエンジンが止まるとされています。

赤いラインが見えている時点で、走り抜けるかどうかを判断する場面ではありません。橙まで来ると、内側からドアを押し開けられなくなります。

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秋田市で浸水被害が多かった地域 広面982棟・楢山970棟(2023年7月豪雨)

「冠水するのは大きな川のそば」と考えている人は多いはずです。秋田市の実績は、そう単純ではありません。

市がまとめた令和5年7月豪雨の住家被害(令和6年3月末時点)は、76地区で合計6,108棟。床上浸水が3,039棟、床下浸水が3,038棟です。地区別に多い順に並べると、こうなります。

地区 住家被害(棟)
広面 982
楢山 970
東通 660
南通 522
横森 475
牛島南 309
令和5年7月豪雨の秋田市の住家被害。広面982棟、楢山970棟、東通660棟、南通522棟、横森475棟、牛島南309棟
令和5年7月豪雨の住家被害(出典:秋田市「7月豪雨による住家被害」令和6年3月末時点)

広面は秋田駅の東側、楢山と南通は南西側です。いずれも雄物川からは3キロ以上離れています。ただし太平川と旭川はすぐそばを流れているので、「大きな川から遠い=安全」とは言えません。市の資料は地区ごとの棟数を出しているだけで、原因までは区分していません。内訳は全壊11棟、大規模半壊168棟、中規模半壊926棟、半壊1,364棟です。全壊11棟のうち5棟は山手台で、こちらは冠水ではなく土砂によるものでした。

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秋田市の内水浸水想定区域図は、まだ市の全域を対象にしていません。仁井田・御野場・大住・牛島・中通・南通・楢山・手形・東通・千秋・広面・横森・桜・旭川・土崎・将軍野・山王・新屋の各一部が対象で、市自身が水防法に基づくものではないと注記しています。

9月3日に冠水した3か所は、全部この17か所の中にあった

2026年9月3日の大雨で、秋田市では地下道が冠水し車が動けなくなりました。市が通行止めにしたのは天徳寺地下道、八幡田地下道、牛島西アンパスの3か所です。いずれも17か所のリストに最初から入っています。

ここからは私の見方です。冠水した場所が事前の名簿と一致するのは、名簿が当たっているということです。ただし当たっていても、その日にそこを通る人がリストを見ていなければ意味がありません。雨が降ってから調べる場所ではなく、平常時に自分の通勤路が17か所に入っているかを一度見ておく種類の情報です。

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よくある質問

秋田市で冠水しやすい場所はどこですか?

市が冠水危険箇所として位置図に載せているのは17か所です。天徳寺地下道(保戸野桜町)、八幡田地下道(外旭川字八幡田)、牛島西アンパス(牛島西三丁目)、明田地下道(中通七丁目)、茨島・大住アンパス(茨島七丁目)などで、多くがJRの線路をくぐる道です。

ライブカメラはどこで見られますか?

秋田市のページから、八幡田・天徳寺・明田・楢山大元町・牛島西・茨島大住の6か所の映像に入れます。残る11か所には映像がありません。

秋田市で浸水被害が多いのはどの地区ですか?

令和5年7月豪雨の住家被害では、広面982棟、楢山970棟、東通660棟、南通522棟、横森475棟の順でした。76地区の合計は6,108棟で、床上3,039棟・床下3,038棟とほぼ半々です。

出典

  • 秋田市 建設部道路維持課「地下道(アンダーパス)」(更新日 令和6年4月2日。水位表示ライン・緊急時通報板14か所・ライブカメラ) https://www.city.akita.lg.jp/kurashi/doro-koen/1007317.html
  • 秋田市「秋田市管内冠水危険箇所位置図」(17か所の位置図) https://www.city.akita.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/007/317/zentaizu.pdf
  • 秋田市「7月豪雨による住家被害」令和6年3月末時点(79地区・合計6,108棟) https://www.city.akita.lg.jp/bosai-kinkyu/bosai/1002188/1022484/1042071.html
  • 秋田市「秋田市内水浸水想定区域図」 https://www.city.akita.lg.jp/suido/1011432/1034477.html
  • 秋田市「地下道(アンダーパス)ライブカメラ」 https://www.city.akita.lg.jp/kurashi/doro-koen/1007154/1034493/1041503.html

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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