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ZEH水準住宅の補助金は9月30日で締切。予算は25%しか使っていないのに、注文住宅だけ先に閉まります

🗨️「住宅省エネの補助金って、予算がなくなるまでは申し込めるんじゃないの?」

注文住宅でZEH(ゼッチ)水準住宅を建てる場合だけ違います。予算がまだ25%しか使われていなくても、交付申請の受付は2026年9月30日で終わります。

[税制・補助金] この記事の要点

何が起きたか

住宅省エネ2026キャンペーンの公式サイトが2026年8月25日時点の予算執行状況を公表した。長期優良住宅・ZEH水準住宅の枠は予算1,450億円に対して申請額25%。一方で公式サイトの注記には、注文住宅の新築(ZEH水準住宅に限る)の第2期の交付申請受付期間は2026年5月13日〜9月30日までと書かれている。第2期そのものは12月31日までなので、この枠だけ3か月早く閉まる。

発表日・更新日

2026年8月25日 発表

影響を受ける人
  • 注文住宅でZEH水準住宅を建てようとしている子育て世帯・若者夫婦世帯
  • いま基礎工事の前後にいて、交付申請がまだの人
  • 実家を壊して同じ敷地に建て替えようとしている人
  • 注文住宅の建築事業者(住宅省エネ支援事業者)
目次

この記事でわかること

  • 9月30日で閉まるのはどの枠か(GX志向型と長期優良住宅は12月31日まで)
  • 2026年8月25日時点で、6つの補助事業がどこまで予算を使ったか
  • 申請するのは自分ではなく建築事業者で、基礎工事が終わらないと申請できないこと

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閉まるのは注文住宅の「ZEH水準住宅」だけ

住宅省エネ2026キャンペーンの新築枠は、みらいエコ住宅2026事業という名前でまとまっています。この事業の交付申請は2期に分かれていて、第2期は2026年5月13日から12月31日までです。

ところが公式サイトの注記には、こう書かれています。

! 注文住宅の新築(ZEH水準住宅に限る)における第2期の交付申請の受付期間は、2026年5月13日〜2026年9月30日までです。(上限に達し次第、交付申請(予約を含む)の受付を終了します。)

ZEH水準住宅は、断熱と省エネ設備で一次エネルギー消費量を2割減らす水準の家です。同じ第2期でも、この組み合わせのときだけ3か月早く閉まります。GX志向型住宅も長期優良住宅も、分譲住宅の購入も賃貸住宅の新築も、12月31日までのままです。

読者

予算が足りなくなったから前倒しになった、ということですか?

おかあさん

それが違うんです。この枠の予算はまだ25%しか使われていません

2026年8月25日時点で、予算はどこまで減ったか

公式サイトは毎日午前0時時点の申請額を、当日の午前中に公表しています。8月25日時点の数字がこれです。

事業・区分予算に対する申請額
新築 みらいエコ住宅2026事業/GX志向型住宅51%
新築 みらいエコ住宅2026事業/長期優良住宅・ZEH水準住宅25%
リフォーム みらいエコ住宅2026事業4%
先進的窓リノベ2026事業19%
給湯省エネ2026事業39%
賃貸集合給湯省エネ2026事業34%

長期優良住宅・ZEH水準住宅の枠は、第1期の400億円とあわせて1,450億円が上限です。8月末で25%ということは、残りは1,000億円を超えています。予算切れで閉まるわけではありません。日付で閉まります。

いちばん減っているのはGX志向型住宅の51%です。GXはグリーントランスフォーメーションの略で、断熱・省エネ設備に加えて太陽光などの再生可能エネルギーまで求められる、いちばん上の性能区分です。こちらは第1期の200億円と合わせて750億円が上限で、半分が埋まりました。ただし締切は12月31日のままです。速いほうが期限に余裕があり、遅いほうが先に閉まるという、直感と逆の並びになっています。

ZEH水準住宅はいくらもらえるのか

注文住宅の新築で受け取れる基本額は、性能と地域区分で分かれます。地域区分は建築物省エネ法で決まっている1〜8地域の区分で、北へ行くほど数字が小さくなります。

性能1〜4地域5〜8地域対象締切
GX志向型住宅125万円/戸110万円/戸すべての世帯12月31日
長期優良住宅80万円/戸75万円/戸子育て世帯・若者夫婦世帯12月31日
ZEH水準住宅40万円/戸35万円/戸子育て世帯・若者夫婦世帯9月30日

長期優良住宅とZEH水準住宅には、もうひとつ加算があります。注文住宅の新築にともなって古家を壊した場合の+20万円です。建築主か、その親族が解体工事を発注し、2025年11月28日から完了報告までに解体が終わっているものに限られます。古家の場所は、新築する家の場所と同じでなくてもかまいません。壊した家が複数あっても、加算は20万円が上限です。

つまりZEH水準住宅は、5〜8地域なら35万円、古家を壊していれば55万円。1〜4地域なら最大60万円になります。9月30日を過ぎると、この額が0円になります。

申請するのは自分ではない。だから「間に合うか」は工事の速さで決まる

ここが締切を難しくしている部分です。公式サイトにはこう書かれています。

読者

9月30日までに自分で申し込めばいいんですよね?

おかあさん

いいえ。交付申請の手続きは、注文住宅の建築事業者が行います。建築主が自分で行うことはできません。

しかも、みらいエコ住宅2026事業で交付申請ができるようになるのは「基礎工事完了以降」です。契約が春に済んでいても、基礎工事が9月末までに終わらなければ申請できません。逆に、いま基礎工事の最中なら、間に合う可能性があります。

8月末にこれから着工という段取りの家で、基礎工事の完了が10月上旬にずれ込むとします。この家はZEH水準では申請できません。ただし性能をGX志向型まで上げられるなら、締切は12月31日ですし、金額も110万〜125万円に上がります。締切に間に合わないと分かった時点で、性能の選び直しが選択肢になるということです。

私はこの9月30日という日付を、読者側ではなく事務処理の都合で引かれた線だと見ています。予算が25%しか減っていないのに閉じる理由は、申請を年内に処理しきるための逆算以外に考えにくいからです。だとすれば、9月30日に近づくほど駆け込みが増えて、書類の不備で落ちる余地も増えます。動くなら早いほうが有利です。

リフォーム側は、まだ余裕がある

同じキャンペーンでも、リフォーム側の消化は緩やかです。みらいエコ住宅2026事業のリフォームが4%、先進的窓リノベ2026事業が19%、給湯省エネ2026事業が39%。給湯省エネの内訳では、電気蓄熱暖房機と電気温水器の撤去が19%です。

ただし、こちらは日付ではなく予算で閉まります。公式サイトの言葉では「各事業の予算ごとに、それぞれ補助金申請額が予算上限(100%)に達し次第、交付申請(予約含む)の受付を終了します」。給湯省エネが今のペースで進むと、年内のどこかで上限に届く計算になります。数字は毎日更新されるので、リフォームを考えているなら月に一度は見ておくと動きが読めます。

i この記事は2026年8月25日時点の公表値で書いています。予算執行状況は毎日午前中に更新されるため、最新の割合は公式サイトで確認してください。

生活・仕事にどう効くか

  • 受け取れる金額:ZEH水準住宅は1戸あたり35万〜40万円(地域区分で変わる)。注文住宅の新築にともなって古家を壊す場合は+20万円で、最大60万円。間に合わなければ0円になる。
  • 工事の段取り:みらいエコ住宅2026事業の交付申請ができるのは基礎工事の完了以降。9月30日に間に合うかどうかは契約日ではなく基礎工事の進み方で決まる。
  • 設計の選び直し:同じ注文住宅でも、GX志向型住宅なら110万〜125万円で、締切は12月31日。性能を上げれば金額も期限も変わる。

結局どうすればよいか

  • 自分の家がGX志向型・長期優良・ZEH水準のどれで申請予定なのかを、建築事業者に確認する
  • ZEH水準なら、基礎工事の完了予定日と交付申請の予定日を9月30日から逆算して聞く
  • 古家を壊して建てるなら、解体が2025年11月28日以降に完了しているか確認する(+20万円の条件)
  • 公式サイトの予算執行状況を月に一度見る(毎日午前中に更新される)

あわせて読む・調べる

くわしく知る(保存版の記事)

ほかに使える無料ツール

公式出典

更新履歴

  • 2026年8月25日 初版を公開

※本記事は2026年8月25日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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