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東京 中古マンション 価格/28か月ぶりに下落

🗨️「東京の中古マンション、もう値下がりが始まったの?」

東京都の平均(70㎡換算の売り出し価格)は8月、前月より0.2%下がって1億1,274万円でした。下がったのは28か月ぶりです。ただし1年前と比べるとまだ24.1%高く、下がり始めたのは都心から。周辺の県や千葉市・さいたま市は、8月もまだ上がっています。

[地価・住宅市場] この記事の要点

発表日・更新日

2026年9月24日 発表

影響を受ける人
  • 東京23区、とくに都心6区でマンションを売り出している人・売ろうとしている人
  • 都内でマンションを買おうとして、値下がりを待つか迷っている人
  • 神奈川・埼玉・千葉で、都内から住み替えて買おうとしている人
目次

8月の東京の数字

東京カンテイが9月24日に出した8月分です。東京都全体が下がったのは28か月ぶり(2年4か月ぶり)で、都心では春から下げが続いていました。

地域8月(70㎡換算)前月比1年前比流れ
東京都1億1,274万円−0.2%+24.1%28か月ぶりの下落
東京23区1億2,677万円−0.4%+18.2%3か月連続の下落
都心6区1億8,068万円−0.7%+6.1%4か月連続の下落
城南・城西6区1億891万円+0.2%+20.7%上昇幅が縮小
城北・城東11区8,541万円+0.5%+23.1%上昇
首都圏(1都3県)7,606万円+0.8%+29.2%25か月連続の上昇
i 都心6区=千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷。城南・城西6区=品川・目黒・大田・世田谷・中野・杉並。城北・城東11区はそれ以外の11区です(東京カンテイの区分)。

下げ幅は小さく、1億1,274万円の0.2%は約27万円。1年前より24.1%高いという水準は変わっていません。「安くなった」というより、上がり続けていたものが止まった、という段階です。

下げは都心6区から、23区全体へ

先に崩れたのは都心6区でした。6月から3か月の前月比は−1.3%、−1.7%、−0.7%。1年前との比較も、6月の+12.8%から8月は+6.1%まで縮んでいます。

その外側の城南・城西6区はまだプラスですが、前月比は+1.1%、+0.7%、+0.2%と3か月続けて小さくなっています。東京カンテイは高い水準での価格調整が「都心部からその周辺へと徐々に拡がりつつある」と書いています。

読者

23区は下がってるのに、首都圏全体はなんで上がってるの?

おかあさん

周辺の3県がまだ上がっているからです。8月は神奈川県が+0.7%、埼玉県が+1.4%、千葉県が+2.3%。首都圏の数字は1都3県をまとめた平均なので、東京の小さな下げを周りの上げが打ち消しています。

青空の下に建つ東京のマンション
東京のマンションのイメージ。写真はフリー素材で、記事の集計対象の物件ではありません。

千葉市・さいたま市は4か月続けて上昇

主要都市で見ると、都心と周辺ではっきり向きが分かれました。

都市8月(70㎡換算)前月比1年前比
東京23区1億2,677万円−0.4%+18.2%
さいたま市4,536万円+3.1%+19.5%
千葉市2,941万円+1.8%+11.5%
横浜市4,750万円+0.1%+9.3%

さいたま市・千葉市・横浜市はいずれも4か月連続のプラスです。東京カンテイは、割安な地域ではふつうの購入層の実需に支えられて堅調だと説明しています。都心の価格についていけなくなった買い手が、外へ動いている形です。

この数字は「売り出し価格」

東京カンテイの数字は、売りに出ている中古マンションの売り希望価格を集め、70㎡に直したものです。30㎡未満の部屋と事務所・店舗は外したファミリータイプだけで、8月の首都圏は3万9,383件が集計されています。

つまり、実際にその値段で売れたかどうかは含みません。7月の首都圏では、売り出し中の平均と実際に売れた平均に1,600万円近い差がありました(関連記事)。売り出し価格が下がり始めたということは、売る側が値段を下げ始めた、ということでもあります。

今後どうなるか

東京カンテイは、都心6区について値動きの先行指標が「引き続きネガティブな方向に振れている」と書いています。見ているのは、売り出し戸数、価格を下げた物件の割合、値下げ幅の3つです。都心の下げがすぐに止まる材料は、8月分の資料には出ていません。

一方で、周辺エリアの上昇は「徐々に縮小しつつある」とも書かれています。9月分(10月に発表)で城南・城西6区が前月比マイナスに転じるかが、下げが23区の外側まで広がったかどうかの分かれ目になります。

生活・仕事にどう効くか

  • 売る:都心6区は4か月続けて下がり、東京カンテイは値下げの先行指標(売り出し戸数・価格を下げた物件の割合・値下げ幅)が「引き続きネガティブ」と書いている。売り出した値段のまま待つ時間は長くなりやすい。
  • 買う:東京都は1年前より24.1%、23区は18.2%高いまま。前月比0.2%の下げは、1億1,274万円なら約27万円分で、1年分の値上がりにはまったく届いていない。
  • 住み替え:埼玉県は前年比10.2%、神奈川県は10.5%の上昇。都内から外へ出る買い手が増えている地域ほど、8月も値上がりが続いている。

結局どうすればよいか

  • 自分の区が、都心6区・城南城西6区・城北城東11区のどれに入るかを先に確かめる(下がっているのは都心6区と23区全体)
  • 売るなら、同じマンションや近くの物件が売り出し価格を下げていないかを、ポータルサイトの価格変更で確かめる
  • 売り出し価格ではなく、実際に売れた値段(成約・取引価格)で自分の地域の相場を見ておく

\動く前に地域の相場だけ見ておく/

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公式出典

更新履歴

  • 2026年9月24日 初版を公開

※本記事は2026年9月24日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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