MENU
お役立ち記事
【近日公開】AIが物件資料からSUUMO・at homeの入稿文を作成「入稿メイト」|先行登録受付中(無料)

教員 働き方改革/調整額はもう上がっています

🗨️「教員の働き方改革って、結局いつから何が変わるの?」

もう始まっています。給特法の改正で、教職調整額は2026年1月1日から4%が5%になりました。ただし10%になるのは2031年1月で、毎年1ポイントずつの階段です。時間外在校等時間の上限は月45時間・年360時間のままで、ここは変わっていません。中学校の35人学級は2026年度の中学1年から始まり、2028年度に中学3年まで届きます。

[暮らし] この記事の要点

発表日・更新日

2026年9月12日 発表

影響を受ける人
  • 公立の小中学校・高校で働いている教員
  • これから教員を目指す学生と、その保護者
  • 学校に子どもを通わせている家庭
目次

教職調整額は、もう5%になっています

「これから上がる」と思われがちですが、上がったのは2026年1月1日です。4%から5%へ。改正給特法の附則にある読み替えの表で、年ごとの率が決まっています。

期間教職調整額
改正前4%
2026年1月1日〜12月31日5%(いまここ)
2027年1月1日〜6%
2028年1月1日〜7%
2029年1月1日〜8%
2030年1月1日〜9%
2031年1月1日〜10%(本則)

年度の区切りではなく、暦年の1月1日で切り替わります。給特法の本則(第3条第1項)は最初から「百分の十」と書いてあり、それを当分の間だけ低い率に読み替える、という形です。満額まで6段階、届くのは2031年1月。

幼稚園の教育職員は4%のまま据え置かれています。こちらは別の枠組みで措置されているためです。

4%改正前5%26年1月6%27年7%28年8%29年9%30年10%31年1月教職調整額は毎年1月に1ポイントずつ満額の10%に届くのは2031年1月です
給特法 附則第2項の読み替えの表を、そのまま図にしたものです。

子どもにかかるお金を通しで見るなら

給食費は子育ての費用のごく一部です。市町ごとの差を調べ始めた人ほど、助成金や学費の全体像が先に要ります。

NISA、保険、助成金もスッキリ分かる 子どもにかかるお金大全
NISA、保険、助成金もスッキリ分かる 子どもにかかるお金大全

給食費や医療費のような自治体の助成は、調べる場所がばらばらで全体像がつかめません。助成金・保険・進学費用をまとめて1冊で見渡せるので、市町ごとの差を調べる前の下地になります。

書けばわかる!わが家の家計にピッタリな子育て&教育費のかけ方
書けばわかる!わが家の家計にピッタリな子育て&教育費のかけ方

書き込みながら自分の家の数字を出す形式です。中学の給食費が年5万円かかる市とかからない市で、家計にどう響くかを手を動かして確かめられます。

教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール(日経DUALの本)
教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール(日経DUALの本)

共働き世帯を想定した配分の話が中心です。住む場所を変えると教育費だけでなく通勤費や保育の使い方も変わるので、引っ越しを含めて考えるときに読みやすい1冊です。

※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。

上限は45時間のまま。変わったのは「計画を出せ」のほう

時間外在校等時間の上限を定めた指針は、2025年9月25日に全部改正されました。ただし上限の数字そのものは動いていません。

区分上限
1か月45時間
1年間360時間
臨時的な特別の事情があるとき(1か月)100時間未満
同(1年間)720時間
同(45時間を超えてよい月数)6か月

今回の改正で新しく入ったのは、この指針を法律に位置づけたこと(給特法第7条)と、教育委員会に「業務量管理・健康確保措置実施計画」をつくって公表し、実施状況を総合教育会議に報告させること(同第8条)です。2026年4月1日から始まっています。

つまり「何時間まで」の線は据え置きで、「守るための段取りを文書にして外へ出せ」という部分が増えました。自分の市町村の計画は、学校ではなく教育委員会のサイトに載ります。

45時間を超えている教諭は、中学校で39.5%です

上限が45時間なのに、実際はどうか。文科省が毎年行っている取組状況調査(令和7年度・令和6年度の実績)に、月ごとの割合が出ています。

校種45時間以下45時間超〜80時間以下80時間超45時間超の合計
小学校等77.8%20.9%1.3%22.2%
中学校等60.5%32.1%7.4%39.5%
高等学校等72.6%21.8%5.6%27.4%

中学校の教諭は、5人に2人が月45時間を超えています。80時間を超える人も7.4%。副校長・教頭はさらに厳しく、45時間以下に収まっているのは小学校で40.8%、中学校で41.0%です。

改正法の附則第3条には、政府が2029年度までに月平均30時間程度まで減らすことを目標とする、と書かれました。いまの45時間超が中学校で4割という数字からの距離が、そのまま残りの宿題です。

1日の在校等時間は、小学校10時間45分

令和4年度の教員勤務実態調査(確定値)では、平日1日あたりの在校等時間はこうなっています。

職種小学校・平日中学校・平日
教諭10時間45分11時間01分
副校長・教頭11時間45分11時間42分
校長10時間23分10時間09分

1週間の正規の勤務時間は38時間45分、1日あたり7時間45分です。教諭は平日で3時間前後、それを超えています。土日は小学校の教諭で36分、中学校で2時間18分。中学校の差は部活動によるところが大きい部分です。

平成28年度の同じ調査と比べると、教諭の平日は小学校で30分、中学校で31分減っています。減ってはいるものの、上限の45時間に収まる水準にはまだ届いていません。

学級の人数は、中学校で35人に向かっています

義務標準法の改正で、中学校の学級編制の標準が40人から35人になりました。ただし一度に全学年ではなく、学年ごとに順に切り替わります。

年度35人になる学年
2026年度中学1年
2027年度中学2年
2028年度中学3年

小学校のほうは2025年度に全学年で完成しています。ほかに、養護教諭を2人置く基準が小学校851人→801人、中学校801人→751人に下がり、共同学校事務室の事務職員の算定基準も新設されました。いずれも2026年4月1日の施行です。

採用倍率は全体で2.9倍、小学校は2.0倍

令和7年度(令和6年度実施)の公立学校教員採用選考試験の結果です。

区分受験者採用者倍率
小学校34,43417,0782.0倍
中学校36,62110,1683.6倍
高等学校19,7055,1523.8倍
養護教諭9,4991,1648.2倍
全体109,12337,3752.9倍

全体の2.9倍は過去最低です。小学校の2.0倍は、受験した2人に1人が採用されている計算になります。一方で養護教諭は8.2倍、栄養教諭は9.9倍。同じ「教員採用」でも、校種と職種で倍率は4倍以上開いています。

まだ決まっていないもの

ここまでは成立した法律と告示の話です。一方で、中教審で検討中のまま確定していないものもあります。教員免許制度と教職課程の見直し、採用・研修の改革、学習指導要領の改訂。それに、改正法の附則に「調査のうえ検討する」と書かれた勤務条件のさらなる改善。

部活動の地域展開も、2026〜2028年度が前期、2029〜2031年度が後期という工程の途中です。休日の全面的な地域展開は後期の目標なので、まだ完了していません。

教職調整額の引き上げ時期を前倒しすべき、という話も出ていますが、これは参議院の附帯決議で「検討すること」とされた段階で、制度としては決まっていません。

生活・仕事にどう効くか

  • 給与:教職調整額は2026年1月にすでに4%→5%。10%になるのは2031年1月で、毎年1ポイントずつの階段。
  • 労働時間の上限:月45時間・年360時間は改正後も変わらず。ただし政府目標として「2029年度までに月平均30時間程度」が改正法附則第3条に入った。
  • 学級の人数:中学校の35人学級は2026年度の中1から。2027年度に中2、2028年度に中3へ。小学校は2025年度に全学年で完成済み。

結局どうすればよいか

  • 自分の自治体の「業務量管理・健康確保措置実施計画」は2026年4月から公表が義務。学校ではなく教育委員会のサイトに出る
  • 教員を目指すなら、採用倍率は全体2.9倍・小学校2.0倍が最新(令和7年度実施分)。校種で倍率が倍以上違う
  • 上限45時間は「守るべき目安」ではなく指針の原則値。超えた月が続くなら記録を残す

公式出典

更新履歴

  • 2026年9月12日 初版を公開。教職調整額の率と時期は給特法本則および附則第2項の表、上限時間は令和7年文部科学省告示第114号、勤務実態と採用倍率は文部科学省の公表資料による。

※本記事は2026年9月12日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する

災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

コメント

コメントする

目次