🗨️「スーパーのコメ、今週はいくら? まだ下がってるの?」
9月14日から20日の全国平均は5kgで2,934円でした。前の週より37円安く、6週続けての値下がりです。2週続けて3,000円を下回りました。1年前の同じ週(4,246円)と比べると1,312円安くなっています。銘柄米は2,966円、ブレンド米などは2,783円です。
[経済] この記事の要点
2026年9月26日 発表
- 毎週スーパーでコメを買っている家庭
- 銘柄米とブレンド米のどちらを買うか迷っている人
- コメを作る農家、コメを扱う飲食店・小売店
6週でいくら下がったか
農林水産省が9月25日(金)に出した数字です。全国およそ1,000店のスーパーのレジの記録(POSデータ)を集計したもので、対象は9月14日から20日までの1週間です。
| 週(令和8年) | 5kgの平均 | 前の週との差 |
|---|---|---|
| 8月3日〜9日 | 3,220円 | +22円 |
| 8月10日〜16日 | 3,191円 | −29円 |
| 8月17日〜23日 | 3,156円 | −35円 |
| 8月24日〜30日 | 3,112円 | −44円 |
| 8月31日〜9月6日 | 3,003円 | −109円 |
| 9月7日〜13日 | 2,971円 | −32円 |
| 9月14日〜20日 | 2,934円 | −37円 |
平均価格については、(中略)令和8年1月以降下落基調に転じ、2週連続で3,000円を下回った。
出典:農林水産省「スーパーでの販売数量・価格の推移」令和8年9月25日公表
8月3日の週の3,220円から、6週間で286円下がりました。いちばん大きく動いたのは8月31日の週の109円で、そのあとは30円台の下げが2週続いています。「一気に下がって、そこで止まった」わけではありません。下げ幅は小さくなっても、下げそのものは続いています。
安いうちに買うなら、置き場所を先に決める
値段が下がると1回に買う量が増えます。袋のまま台所の床に置くと、気温と虫でせっかくの味が落ちます。移し替えずに閉められるものを選ぶと続きます。
買ってきた袋をそのまま入れて閉めるだけの形です。米を移し替える手間が無いので、5kgを続けて買う家では出し入れの回数が減ります。
冷蔵庫の野菜室に入る大きさです。気温が高い時期に常温で置いておくのが不安なら、保管場所ごと変えるほうが確実です。
引き出しの中に置かず、そのまま棚に載せて使う形です。前に傾けるだけで出せるので、重い袋を持ち上げる回数が減ります。
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銘柄米とブレンド米の差が広がった
| 区分 | 売れた量の割合 | 5kgの平均 | 前の週との差 |
|---|---|---|---|
| 銘柄米 | 82% | 2,966円 | −22円 |
| ブレンド米など(PB商品を含む) | 18% | 2,783円 | −83円 |
| 全体 | — | 2,934円 | −37円 |
今週はブレンド米などが83円と大きく下がり、銘柄米との差は前の週の122円から183円に広がりました。先週は「銘柄米も3,000円を割って、ブレンド米を選ぶ理由が薄くなってきた」という週でしたが、今週はその差がまた開いた形です。売れた量に占める銘柄米の割合は、前の週の85%から82%に下がっています。
1年前より1,312円安い ただし売れる勢いは落ちてきた
去年の同じ週(令和7年9月15日〜21日)の平均は4,246円でした。差は1,312円、率にして30.9%の値下がりです。
売れた量は前の年の同じ時期より13.3%多くなっています。ただ、この伸びは8月31日の週が32.0%、9月7日の週が27.6%で、3週続けて小さくなりました。安くなったので買い足した家庭が一巡してきた、と読める数字です。
コストの目安まで、あと118円
米穀安定供給確保支援機構(米穀機構)は今年4月、生産から小売までにかかる費用を積み上げた「米のコスト指標」を公表しています。精米5kgあたり2,816円です。店頭の平均との差は、3週前の296円から187円、155円と縮み、今週は118円になりました。
コスト指標は利益を含まない積み上げの数字で、値段を縛るものではありません。「2,816円で必ず下げ止まる」とは限りません。それでも、この先も下がり続けると、作る側のどこかでもうけが出なくなる水準に近づいていることは確かです。
農水大臣は「生産者も消費者も納得できる水準」を強調
9月18日に就任した簗和生(やな・かずお)農林水産大臣は、25日の記者会見で、前の週の2,971円が2年ぶりに3,000円を下回ったことについて触れました。発言の要点は次の3つです。
- 生産者が再生産・再投資できる水準で、コスト割れが起きないようにする
- 消費者にとっても納得できる水準であることが大切
- 値段は民間の取引で決まるものとしたうえで、需給の安定に対策を講じる
安くなって助かるという声と、作る側が続けられるのかという心配が、同じ週に並んでいます。買う側にできるのは、値段の数字を毎週見ながら、食べきれる量をその都度買うことです。
生活・仕事にどう効くか
- 毎月の食費:5kg袋1つあたり、1年前の同じ週より1,312円安い。月に2袋買う家庭なら、月2,600円ほどの違いになる。
- 銘柄とブレンドの選び方:銘柄米2,966円とブレンド米など2,783円の差は183円。前の週(122円)より差が広がった。
- 作る側:店頭の平均は、米穀機構が出したコストの目安(精米5kgで2,816円)まで118円に迫っている。
結局どうすればよいか
- 安いうちにと大袋をまとめ買いせず、1か月ほどで食べきれる量を買う(精米したコメは時間がたつほど味が落ちる)
- 銘柄にこだわらない日のごはんはブレンド米などに回すと、5kgで平均183円安い
- 値段の動きは農林水産省が毎週公表する「スーパーでの販売数量・価格の推移」で確かめる
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- 農林水産省「スーパーでの販売数量・価格の推移(POSデータに基づき作成、全国・週次)」令和8年9月25日公表(2026年9月25日発表)
- 農林水産省「米の価格に関する情報」(2026年9月25日発表)
- AGRI JOURNAL「簗農相 9月25日記者会見」(2026年9月25日発表)
更新履歴
- 2026年9月26日 初版を公開
※本記事は2026年9月26日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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