🗨️「泉佐野市と泉南市は合併するの?」
まだ決まっていません。共同通信が10月4日に伝えたのは、2市が来年1月にも合併を研究する場をつくる方針という段階です。時期・新しい市の名前・市役所の場所は何も示されていません。両市は阪南市・熊取町・大阪府と「泉州南未来像研究会」を2025年6月から開いていて、その会合が10月5日15時に泉南市役所であります。
[暮らし] この記事の要点
2026年10月4日 発表
- 泉佐野市・泉南市に住んでいる人
- 両市で家を買う・建てる・借りる予定の人
報じられた内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 泉佐野市と泉南市 |
| 報道 | 10月4日16時台(共同通信) |
| 次の段階 | 来年1月にも合併を研究する会を発足させる方針 |
| 理由 | 人口減少で、将来は単独での存続が難しくなると見込んだため |
| 府への働きかけ | 副首都をめざす大阪府に、合併が副首都の機能強化につながると訴え、財政支援を求める方針 |
| 決まっていないこと | 合併の時期、新しい市の名前、市役所の場所 |
大阪府の報道発表には、10月4日夜の時点で合併の文字はまだ出ていません。いま確定しているのは「検討に入る」までです。
2市の人口
府の推計人口(2026年8月1日現在)で並べると、2市の向きははっきり違います。同じ研究会に入っている阪南市と熊取町も並べました。
| 市町 | 人口 | 過去1年の増減 | 世帯数 |
|---|---|---|---|
| 泉佐野市 | 100,382人 | +91人 | 46,523 |
| 泉南市 | 55,431人 | −788人 | 23,050 |
| 阪南市 | 47,036人 | −687人 | 20,653 |
| 熊取町 | 42,101人 | −493人 | 17,326 |
2市を足すと155,813人です。4市町のうち1年で人口が増えたのは泉佐野市だけで、泉南市は1年で人口の1.4%にあたる788人が減りました。過去1年は2025年8月1日から2026年7月末までの集計です。
泉南市に住んでいたら、住所が泉佐野市になるの?
いまは何も決まっていません。名前も市役所の場所も、合併が決まってから話し合う中身です。研究会ができる段階で住所が変わることはありません。
すでにある3市1町の研究会
泉佐野市・泉南市・阪南市・熊取町は、大阪府の市町村局を事務局に「泉州南未来像研究会」を2025年6月12日に立ち上げています。初回は熊取町役場で開かれ、4人の首長と府の局長が出席しました。
府が公開している議事概要では、泉南市長が「消滅可能性都市」と位置づけられたことに触れ、阪南市長は人口減少の激しさから、このままでは市が単独で運営するのが難しくなるのではという危機感を語っています。
研究会は3つの部会に分かれて進んでいます。
- 地域ポイント(部会長は泉佐野市):4市町で使えるポイントの仕組みを、カード型とアプリ型で費用比較
- 公共施設のあり方(部会長は泉南市):共同で整備・相互利用できそうな施設として8施設を候補に選定
- 行政運営のあり方(部会長は大阪府):消費生活センターの共同処理、窓口業務の広域連携
ここまでは「一緒に使う・一緒に運営する」話で、議事概要と2026年2月の資料に合併という言葉は出てきません。今回の報道は、そのうち2市が一歩先の合併まで研究する、という話です。
10月5日の会合
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 10月5日(月)15時〜16時 |
| 場所 | 泉南市役所2階 大会議室(泉南市樽井1丁目1番1号) |
| 出席 | 泉佐野市、泉南市、阪南市、熊取町、大阪府総務部市町村局 |
| 議題 | 各検討部会の取組状況、その他 |
| 傍聴 | 公開・定員10名・開始30分前から先着順 |
| 資料 | 後日、府のページに掲載 |
| 問い合わせ | 大阪府総務部市町村局振興課 06-6944-9110 |
報道の翌日に4市町の首長がそろう場です。議題に合併は書かれていませんが、「その他」でどんな話が出たかは、後日載る資料で確かめられます。
合併までの手順
市の合併は、関係する市の申請にもとづいて、知事が府議会の議決を経て決め、総務大臣に届け出るという流れです(地方自治法7条)。その前に、両市の議会での議論や、合併後の名前・市役所の場所を詰める協議が入ります。研究会の発足は、その入口のさらに手前にあたります。
泉佐野市と泉南市は、どちらも関西空港の対岸にある市です。研究会の段階なので、どちらに住んでいても、当面のごみの出し方や窓口、住所の表記が変わることはありません。
生活・仕事にどう効くか
- 住所・手続き:合併には両市の申請、府議会の議決を経た知事の決定、総務大臣への届出が要る(地方自治法7条)。研究会の段階では住所も窓口も変わらない
- 人口の差:2026年8月1日の府の推計で泉佐野市は100,382人(過去1年で91人増)、泉南市は55,431人(788人減)。増えている市と減っている市の組み合わせになる
結局どうすればよいか
- 合併の話がどこまで進んだかは、府の報道発表と両市のお知らせで確かめる(報道の見出しだけで判断しない)
- 10月5日の泉州南未来像研究会は傍聴できる(先着10名・30分前から受付)。資料は後日、府のページに載る
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- 共同通信(Yahoo!ニュース トピックス「大阪の2市合併検討へ 副首都視野」)(2026年10月4日発表)
- 大阪府 報道発表「令和8年度第1回泉州南未来像研究会を開催します」(2026年10月4日発表)
- 大阪府「令和7年度第1回泉州南未来像研究会 議事概要」(2025年6月12日発表)
- 大阪府「令和7年度第3回研究会資料(各部会の検討状況)」(2026年2月13日発表)
- 大阪府「大阪府の推計人口(令和8年8月1日現在)市区町村別世帯数および人口」(2026年9月1日発表)
更新履歴
- 2026年10月4日 初版を公開
※本記事は2026年10月4日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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