🗨️「学童の申込みで「点数」が足りないと入れないと聞きました。うちは何点になるのでしょうか」
学童の点数は、親の働き方の点に、子どもの学年などの点を足して決まります。足立区では1年生に30点、2年生に25点が上乗せされ、1年生はパートでも優先されます。足立区の表で計算すると、人気の学童に2年生で入るには、両親とも9時から18時のフルタイムでぎりぎりの点数が必要でした。
[暮らし] この記事の要点
2026年10月4日 発表
- 来年4月から子どもを学童に入れたい共働きの家庭
- パート勤務で、点数が足りるか不安な人
- 2年生以上で学童の申込みをし直す家庭
点数は働き方と学年の足し算
学童の申込みが定員を超えると、市区町村は申込み順でも抽選でもなく、点数の高い順に入る子を決めます。さいたま市の案内は「入室を必要とする理由(就労時間、就労日数等)や世帯状況等を指数化して選考」と書いています。
点数は大きく2つでできています。親の働き方で付く基本の点と、学年やひとり親かどうかで足し引きする調整の点です。ただ、何を測るかは町ごとにばらばらです。
| 自治体 | 親の点を決めるもの | 両親の点 | 1年生の上乗せ |
|---|---|---|---|
| さいたま市 | 勤務の終わる時刻×週の日数(最高16) | 案内に記載なし | 9 |
| 足立区 | 月の就労時間(最高20)+午後1〜6時の週の就労時間(最高8) | 低いほう | 30 |
| 練馬区 | 月の就労日数(20日以上で10) | 低いほう | 2 |
| 墨田区 | 月の日数×1日の時間(最高67) | 低いほう | 20 |
| 越谷市 | 月の日数×1日の時間(最高15)、別に帰宅時刻×週の日数(最高30) | 帰宅時刻の点だけ低いほう | 20 |
| 藤沢市 | 月の就労時間(155時間以上で14) | 父と母を合計 | 20 |
足立区・練馬区・墨田区は、両親の点のうち低いほうを使います。片方がフルタイムでも、もう片方が短時間なら、短時間のほうの点で比べられます。藤沢市だけは父と母の点を足します。満点の大きさも違うので、町どうしで点数を比べても意味はありません。
子どもにかかるお金を通しで見るなら
給食費は子育ての費用のごく一部です。市町ごとの差を調べ始めた人ほど、助成金や学費の全体像が先に要ります。
給食費や医療費のような自治体の助成は、調べる場所がばらばらで全体像がつかめません。助成金・保険・進学費用をまとめて1冊で見渡せるので、市町ごとの差を調べる前の下地になります。
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足立区の表で計算してみる
足立区の基本の点は、①月の就労時間と②午後1時から6時までの週の就労時間の合計です。休憩時間は就労時間に含みます。
たとえば両親とも平日5日、9時から18時まで働くと、月の就労時間は155時間を超えるので①は20、午後1時から6時は週25時間なので②は8、合わせて28点です。一方、週3日、9時半から14時半のパートだと、月65時間ほどで①は11、午後の時間は週4時間半なので②は0、合わせて11点です。両親の低いほうを使うので、この家庭の基本の点は11点になります。
ここに学年の点が足されます。1年生は30点、2年生は25点、3年生は12点、4年生は6点です。そして1年生だけは、基本の点が10点以上なら優先して入れると案内に書かれています。

本当の勝負は2年生から
足立区は、2年生以上で入れた子のうち、いちばん低かった点数を学童ごとに公表しています(令和8年2月13日現在)。いちばん高いのはしまねっ子の56点、次が東綾瀬・足立・あおぞら・にじっこの53点で、51点の学童も7か所ありました。低いほうは新田の12点、亀田と新田学園の17点などで、空きがありました。
53点は、両親とも9時から18時のフルタイム(28点)に2年生の25点を足した数とちょうど同じです。人気の学童では、2年生はフルタイム共働きでも同点の争いか、届かないこともあります。同点のときは、区内に住んでいるか、第一希望か、待った期間の長さなどで決めます。
先ほどのパートの家庭は、1年生なら優先で入れますが、2年生では11点+25点の36点です。40点前後の学童には届きません。1年生で入れたから来年も大丈夫、とは限りません。4年生で上乗せがさらに減る話は学童 入れない/待機が最も多いのは小4で書きました。
祖父母・ひとり親・きょうだいの点
調整の点にも、町ごとの違いがあります。とくに祖父母と同居している家庭は、町によって点が逆に動きます。
- 祖父母と同居:さいたま市は65歳未満の常時在宅の親族がいると−6、練馬区は70歳未満の同居の祖父母1人につき−0.5、越谷市は20歳以上70歳未満の同居の親族が「保育にあたれない」証明を出さないと−5。反対に藤沢市は、65歳以上の祖父母などが親に代わって子を見ていると+12
- ひとり親:藤沢市+16、墨田区10、さいたま市5、足立区+3、練馬区+2
- きょうだい:上乗せがあるのは墨田区(同じ学童を希望すると2)と藤沢市(+1)だけ。足立区と練馬区は、同点のときに考える項目に入っています
私は、点数表を見るときは満点の大きさより、「両親の低いほうか、合計か」と「祖父母が減点か加点か」の2行を先に見るのがよいと考えています。この2つで、同じ働き方の家庭でも結果が大きく変わるからです。
よくある質問
Q. 令和9年4月から入る一次申込みはいつですか。
A. 練馬区は令和8年10月19日〜11月13日、越谷市は10月19日〜11月20日、さいたま市は11月13日〜11月30日です。足立区と墨田区は10月4日時点で未発表で、前年はどちらも11月上旬に始まりました。藤沢市はクラブを運営する事業者ごとに募集します。
Q. 育休中でも申し込めますか。
A. さいたま市は原則対象外で、4月入室に限り4月30日までに復帰する条件で申し込めます。藤沢市も、育休中は原則として「昼間家庭にいない状況」に当たらないとしています。
Q. 求職中は何点ですか。
A. さいたま市は基本の点が1、藤沢市と越谷市は2です。働いている家庭より大幅に低くなります。
Q. 来春に引っ越す場合はどうなりますか。
A. 足立区は区外に住む人を10点減らしますが、転入予定の人は除きます。転居先での申込みの順番は学童 引っ越し/申し込みにまとめました。
生活・仕事にどう効くか
- 1年生:どの町も学年の上乗せがいちばん大きい。足立区は1年生なら親の点が10点以上で優先して入れる
- 2年生以上:上乗せが減り、親の働き方の差がそのまま出る。足立区の人気の学童は最低51〜56点で、フルタイム共働きの2年生(53点)と並ぶか上回る
- 祖父母と同居:さいたま市は65歳未満の常時在宅の親族がいると6点減る。藤沢市は65歳以上の祖父母が子を見ていると12点増える
結局どうすればよいか
- 住んでいる市区町村の申込み案内で、点数表(入所選考基準)を開く
- 両親それぞれの勤務日数・時間・終わる時刻を書き出し、低いほうの点か合計かを確かめる
- 一次申込みの期間を確かめ、勤務証明書を早めに勤め先へ頼む
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- 足立区「令和8年度学童保育室入室申請案内」(基準指数・補正指数 p.20〜21)(2026-10-04取得発表)
- 足立区「区立学童保育室一斉受付対象者の入室承認最小指数一覧」(令和8年2月13日現在)(2026-10-04取得発表)
- さいたま市「【令和9年度入室用】放課後児童クラブ入室審査選考基準表」(2026-10-04取得発表)
- さいたま市「令和9年度放課後児童クラブへの入室について」(2026-10-04取得発表)
- 練馬区「令和8年度入会 学童クラブ・ねりっこ学童クラブ案内」(入会選考基準 p.8〜10)(2026-10-04取得発表)
- 練馬区「令和9年度入会 学童クラブ・ねりっこ学童クラブ」(2026-10-04取得発表)
- 墨田区「学童クラブ利用選考基準(令和8年度)」(2026-10-04取得発表)
- 藤沢市「放課後児童クラブ入所事務取扱基準」(令和7年9月1日改正)(2026-10-04取得発表)
- 越谷市「令和9年度学童保育室利用のご案内」(2026-10-04取得発表)
- こども家庭庁「令和7年(2025年)放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況」(2025-12-23公表発表)
更新履歴
- 2026年10月4日 初版を公開(各自治体の申込み案内・選考基準表で確認)
※本記事は2026年10月4日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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