🗨️「市原市の緊急安全確保は、どこが対象ですか?」
9月21日18時00分に出たのは、養老川の洪水浸水想定区域です。地区でいうと姉崎・市原・五井・三和・南総・加茂の6つで、29,669世帯55,562人。千葉県内でこの日に出た4市町のなかで、いちばん対象が大きい発令です。
[災害] この記事の要点
2026年9月21日 発表
- 市原市の姉崎・市原・五井・三和・南総・加茂の各地区で、養老川の洪水浸水想定区域に入っている人
- 養老川ぞいで、朝にいったん水が引いたのを見ている人
- 市内の土砂災害警戒区域に住んでいる人(気象庁の土砂災害の危険度はレベル4相当)
市が放送した文が、そのまま対象になっています
市原市の防災行政無線は、21日の夕方にこう放送しています。
「こちらは市原市役所です。養老川が増水し、既に氾濫が発生しているおそれがあるため、姉崎・市原・五井・三和・南総・加茂地区の養老川洪水浸水想定区域……」
ここに並んだ6つの地区名と「養老川洪水浸水想定区域」という言葉が、そのまま警戒レベル5の対象です。地区の中でも、養老川の浸水想定区域に入っていない場所は対象外です。同じ日、千葉県内で緊急安全確保が出たのは4市町でした。
| 市町 | 時刻 | 理由 | 世帯・人数 |
|---|---|---|---|
| 君津市 | 16時30分 | 小糸川 | 299世帯 668人 |
| 袖ケ浦市 | 17時35分 | 土砂災害(すでに発生) | 18,000世帯 40,363人 |
| 市原市 | 18時00分 | 養老川 | 29,669世帯 55,562人 |
| 大多喜町 | 18時18分 | 夷隅川 | 285世帯 545人 |
住まいのリスクに対する備え
土地の履歴やリスクを知ったら、次は「起きたときにどうするか」です。最低限そろえておくと動けるものを挙げます。
一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。
断水で最初に困るのがトイレです。備蓄で見落とされやすい一方、代用が効きません。
停電時は懐中電灯より、部屋全体を照らせるランタンの方が使えます。電池でも充電でも点くものだと、どちらが尽きても止まりません。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
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養老川は、朝のピークを夜が超えました
養老川には市原市牛久に国土交通省の水位観測所があります。21日の動きは、山が2つあります。
| 時刻 | 水位 | 動き |
|---|---|---|
| 21日0時 | 4.38m | 上がっている途中 |
| 21日4時 | 7.03m | 朝のピーク |
| 21日9時 | 5.25m | 下がってきた |
| 21日13時 | 3.81m | いちばん下がった |
| 21日16時 | 6.17m | 3時間で2.4m戻した |
| 21日19時 | 7.82m | 朝のピークを超えた |
朝4時に7.03メートルで頭を打ち、13時に3.81メートルまで3.22メートル下がり、そこから6時間で4.01メートル戻して朝より高くなりました。19時20分の水位は8.00メートル、直前1時間で54センチ上がっています。
越えていません。昼に見た水位は、朝より3メートル以上低いところでした。いま川にあるのは、朝のピークより高い水です。川が一度引く動きは、雨の合間が来ただけで終わりを意味しません。

40分で、2つの区分を飛ばしました
午後の上がり方は、階段を1段ずつ上がる形ではありませんでした。
- 15時30分 5.61メートル 水防団待機水位 → 氾濫注意水位
- 16時10分 6.32メートル 氾濫注意水位 → 氾濫危険水位
あいだにある避難判断水位を飛び越えて、40分で氾濫注意から氾濫危険まで到達しています。市の緊急安全確保はその1時間50分後、18時00分でした。
朝のピーク7.03メートルは、午後に氾濫危険水位を超えたときの6.32メートルより高い値です。つまり朝の時点でも、この観測所は氾濫危険水位に達していました。
この住所は浸水しやすい場所ですか?
住所を入れるだけ。ハザードマップの指定(浸水・土砂・津波)と地盤の強さが5秒で出ます。会員登録も電話番号も要りません。
雨は市原市牛久が千葉県内でいちばん多い
水位観測所と同じ市原市牛久に、気象庁のアメダスがあります。21日19時30分時点の24時間降水量は357.5ミリで、千葉県内18地点のうち最も多い数字です。
| 地点 | 24時間降水量 | 所在 |
|---|---|---|
| 牛久 | 357.5ミリ | 市原市 |
| 大多喜 | 353.5ミリ | 大多喜町 |
| 茂原 | 353.0ミリ | 茂原市 |
| 船橋 | 345.5ミリ | 船橋市 |
| 千葉 | 344.5ミリ | 千葉市 |
21日0時から19時までの積算は274.0ミリ、最大1時間雨量は19時30分までの46.0ミリでした。いちばん強い雨が、いちばん最後に降っています。
牛久のアメダスは1978年1月から観測しています。これまでの日降水量の記録は1996年9月22日の321ミリで、21日19時までの274.0ミリはそこにまだ届いていません。30年ぶりの記録に近い雨が、まだ降っている最中です。
生活・仕事にどう効くか
- 今夜の行動:対象区域では避難所へ歩くより、自宅の浸水しない上階へ移るほうが安全な段階です。
- 朝との違い:養老川の水位は朝4時にいったん頭を打ち、昼過ぎに3メートル以上下がりました。そのあと夜にかけて、朝より高いところまで戻っています。
- あすの朝:気象庁の土砂災害の警戒レベル4相当は「21日17時から22日6時まで」と示されています。夜のあいだは区分が下がらない前提です。
結局どうすればよいか
- 自分の住所が養老川の洪水浸水想定区域に入るかを、市のハザードマップで確かめる
- 対象区域なら外に出ず、浸水しない上階へ移る
- 昼に水が引いたのを見ていても、いまの水位は朝より高い。川を見に行かない
公式出典
- 市原市(防災行政無線の放送内容・市ウェブサイト掲載)(2026年9月21日発表)
- ウェザーニュース「千葉県君津市、袖ケ浦市、市原市、大多喜町の一部に『緊急安全確保』発令 警戒レベル5」(2026年9月21日発表)
- 国土交通省「川の防災情報」牛久(市原市牛久・養老川)水位観測所(2026年9月21日発表)
- 気象庁 アメダス 牛久(市原市)(2026年9月21日発表)
- 気象庁「過去の気象データ検索」牛久(観測開始1978年1月)(2026年9月21日発表)
更新履歴
- 2026年9月21日 初版を公開(21日19時30分時点の観測値で作成)
※本記事は2026年9月21日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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