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八丈島 移住 「とりわけ発着便の欠航が多いんです」と空港の担当者が言う島に、なぜ住むの? 直近1年に売れた土地は坪0.7万円です

目次

直近1年に売れた土地は坪0.7万円。同じ都に坪1,008万円の町がある

国が公表している不動産の取引価格から、直近1年に実際に売れた土地の坪単価を市区町村別に集計しました。同じ集計方法で東京都内を並べます。

市区町村実際に売れた土地中古戸建(土地の坪単価)
千代田区925.6万円/坪(11件)432.7万円/坪
小笠原村16.9万円/坪(3件)取引なし
大島町2.3万円/坪(5件)12.2万円/坪
三宅村1.0万円/坪(1件)12.7万円/坪
八丈町0.9万円/坪(10件)26.4万円/坪

八丈町の内訳は、大賀郷が7件で坪0.7万円、三根が3件で坪1.2万円です。30坪なら21万円から36万円。同じ東京都で、千代田区の神田佐久間町は4件が坪1,008.3万円で売れています。約1,440倍です。

もうひとつ、東京から24時間かかる小笠原村(父島は坪17.9万円)のほうが、羽田から55分の八丈島より土地が高い、という順番になっています。

私は、この表でいちばん重い数字は土地ではなく中古戸建のほうだと考えています。八丈町の中古戸建は坪26.4万円で、大島町・三宅村の約2倍。土地がほぼ値段のつかない島で、建物が乗ったとたんに値段が跳ね上がるのは、資材と職人を船で運ぶ場所だからです。土地代が浮いた分は、建てるときと直すときに戻ってきます。

移住支援金は、テレワークだと半額になる

八丈町の定住支援金は、就業の場合が単身60万円・2人以上の世帯100万円、テレワークの場合が単身30万円・2人以上50万円です。18歳未満の世帯員1人につき100万円が加算され、令和8年度からは親子留学での移住も対象になりました。

「今の仕事のままテレワークで移住する」と考えている人にとっては、金額が半分になる設計です。しかも就業の要件には「八丈町おしごと掲示板を通じて就業していること」が入っています。令和8年度の申請期限は令和9年1月29日ですが、予算の範囲内なので、達した時点で期限前に受付が終わります。

移住の相談で最後に出てくるのは、病院の話

町立八丈病院の診療科は内科・外科・産婦人科・小児科・人工透析室・リハビリテーション科。常勤医は院長を含む内科4名、外科1名です。

産科のページには「産科では島外での分娩に向けての妊婦健診(超音波検査・血液検査等)を行います」と書かれています。島内では産まない、という意味です。人工透析は総ベッド数8床で7床が満床。持病があって移住を考える場合、この2行が土地の値段より先に効いてきます。

人口は減っている

八丈町の人口は令和8年8月1日現在で6,541人、世帯数4,054世帯。前月より13人、6世帯減っています。「離島移住が流行している」という話は聞きますが、少なくとも八丈町の住民基本台帳の数字は減り続けています。

Yahoo!知恵袋には「同じ都内でありながら別環境であり、伊豆諸島への離島移住者は増えてるんでしょうか?」という質問が残っていて、回答のひとつはこうです。「いつ行っても移住したくなります。しかし旅から帰り、いつもの生活に戻ると、なかなか一歩を踏み出すことが出来ないのが、毎年続いております」。

生活・仕事にどう効くか

  • 住まいの値段:直近1年に実際に売れた土地は大賀郷が7件で坪0.7万円、三根が3件で坪1.2万円。30坪なら21万〜36万円。いっぽう中古戸建は坪26.4万円で、大島町(12.2万円)三宅村(12.7万円)の約2倍。
  • 島を出る手段:羽田便は片道約55分・1日3往復で就航率95%。竹芝からの船は片道約11時間・1日1往復。海況によって着く港が底土港から八重根港に変わる。
  • 出産・通院:町立八丈病院の産科は「島外での分娩に向けての妊婦健診」を行う体制で、島内では分娩しない。人工透析は総ベッド数8床のうち7床が満床。

結局どうすればよいか

  • 移住支援金は就業なら単身60万円・2人以上100万円だが、テレワークだと単身30万円・2人以上50万円と半額になる点を先に確認する
  • 支援金は「八丈町おしごと掲示板を通じて就業していること」が要件で、予算に達したら期限前に受付が終わることを前提に動く
  • 家を建てる・直す前提なら、土地の安さではなく建築費と修繕費で見積もる(中古戸建の坪単価が他の島の約2倍)

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公式出典

更新履歴

  • 2026年9月8日 初版を公開

※本記事は2026年9月8日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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    この記事を書いた人

    ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
    その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
    契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
    実務全般に携わってきました。

    特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
    反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
    自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

    現在は子育てのため一線を退いていますが、
    これまでの実務経験を活かし、
    フリーランスとして不動産会社様向けの
    バックオフィスサポート業務を開始しました。

    現場目線を大切にしながら、
    「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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